「ママ先生✖️ライフコーチ✖️ファシリテーター」の徒然日記

ライフコーチであり、ファシリテーターであるママ先生の、思いついた徒然を不定期で綴っていきます!

わくわく☆自由学習 (探究学習)盛り上がってます

自由学習(探究学習)のギャラリーウォークをしました!


自由学習(探究学習)をスタートさせて2週間。

子どもたちは、自主学習ノートにそれぞれの個性あふれる自由学習をまとめてきています。

毎日見るのが楽しいです!


天気に興味を持ち、様々な追究を継続する子、

料理に挑戦し、レシピや家族の反応、イラストを交えた料理の紹介、作ってみての振り返りなどをまとめてくる子、

動物シリーズで、様々な小動物の種類を調べ、イラストで図解しながらまとめる子、

4年生の時の実験キットからモーターや豆電球を取り出して、電気の実験を行う子、

3年生の実験キットにあった磁石を持ってきて、校庭の砂から砂鉄を取り出す子・・・。

はたまた、4年生の時から習慣づいている、授業の予習復習をずーっと途切れずに継続し、プラス好きな動物の調べ学習を行い、3週間にしてノートが1冊なくなる子・・・。

のってきたなーと感じていました。

 

ここらがいいタイミングかな、と思い、

しかもゴールデンウィーク直前だし、

互いの自主学習ノートをギャラリーウォークすることにしました。


今までと同様、こちらで付箋を用意し、

子どもたちは自分のノートで特にみて欲しいページを開いて机上に置き、自由に見て回る。

「これ、いいな、すごいなあ、真似したいな」と思うものに「いいねメッセージ」を書いて、机に貼る。


元、担任していたクラスの子達はもう慣れっこで、お手の物。たくさん積極的に見て回っては、真剣にメッセージを書いている。さすがだな〜、と思いました!


周りで鈍い動きを見せていた他の子達も、徐々に活動に集中していき、フローを思わせる雰囲気に。
数分後には、たくさんの付箋がみんなの机に貼られていきました。


ギャラリーウォーク後、すぐにジャーナルを書いてもらいました。
「友達の自由学習を見て、いいなと思ったこと」
「これからやってみたいこと」
の2項目で。
多くの子が、友達の自由学習を興味深く読み、自分の今後の自由学習への展望を書いていました。
面白いなーと思ったのは、大人気だったものづくり系を選んで活動している子達が、こぞって、

「研究レポートもいいなーと思った。」

「授業の予習や復習もやってみたい。」

と書いていたこと。
みんなが興味のあることを、互いに知り合うことの楽しさ!

そして自分もやってみたいという意欲につながることが実感されました。


うまくのってきた自由学習(探究学習)を継続性のあるものにするために、タイミングを見計らってギャラリーウォークをすることの価値を感じました。


最も大切なのは、活動の時間を取ること、そしてその次に大切なのが、やはり交流だなーと思いました。
好奇心を刺激し、学びたいという意欲につながるみたいです。

「いいねメッセージ」を書いたりもらったりすることで、発信者、受信者としての自覚が芽生えるのでしょう。

アウトプットの場があるということは、本当に大切だなーと思いました。


このゴールデンウィークまでの期間が、第1段階かなと思います。


次は連休明けの5月、作家の時間をスタートさせます。様々な本の読み聞かせも合わせて。

作家と読書家の連動を、今年度は今までよりもっとちゃんと行いたいと思っています。 


そして、夏休みまでやる気の火を灯し続けたい!

2学期は、一人立ちしていけるよう。
楽しみです〜

「アイランド型&ぽっかぽかコーナー」で先生も子どももハッピー☆

今年度の教室配置は、常にアイランド型(グループ)を周囲に配置し、中央にマットをひいてちゃぶ台を置いています。

・基本が、子どもたちの活動中心の授業である
・動けるスペースと機会を作る
・多目的スペースの確保
・集中的にミニレッスン(一斉指導)をする


というような意味合いがあります。


ここ2年間は、1〜2学期はアイランド型で、3学期は講義型にしていました。

他のクラスはほとんどが常に講義型(オール前向き座席)なため、

子どもたちが進級した時に困惑しないようにするためです。

 

昨年度もそのようにしていたのですが、講義型に戻した3学期、

実は私自身がけっこう、戸惑いました。
具体的には、教師主導の授業をしてしまう、ということです。

自分自身が、そんなに影響を受けるとは思っていませんでした!

しかし、そうなんです・・・

なんか、こちらががんばらないといけない、というような気持ちになってしまうんです。

常に子どもたちがこちらを向いている。何かを待っている!

教師が期待されている!・・・当たり前と言えば当たり前なのでしょうけど・・・

 

講義型の配置は、やはり、教師主導で何かを伝える際にとても効果的です。
しかし、座っている子どもたちから何か動き出したり、子供達中心で何かをやると言うときは、向かないとも思います。
雰囲気にも、大きな違いが出ると思いました。

講義型だと、どうしても子どもたちが受け身になる気がするんです。

なので、教師がムードメーカーにならざるを得ない(←苦手・・・)気がする。

 

そんなこともあり、今年度もやはり、アイランド型にしました。

始業式初日のリフォームプロジェクトで子どもたちにこの形を作ってもらってから、ずっとこの配置でやっています。

 

今までと違うのは、ぽっかぽかコーナー(マットにちゃぶ台)を教室中央にデーンと持ってきたこと。

朝のサークルタイムでは、ちゃぶ台を囲んでサークルになります。そこではペアくじ置き場になってます。

そうそう、いちいち机を動かさなくても、サークルになれるスペースがあったらいいなーと思って、やってみました。実際は、やっぱり5年生には狭くて、少しだけ動かしますが。

授業では、このぽっかぽかコーナーも含めてミニレッスン広場になります。この時はコーナーを黒板前に引っ張り、集合します。おかげで黒板前の、どセンターのちゃぶ台周りが、そこに座りたい子でひしめき合います。人気スポットです!

視力の弱い子にも最適!おかげで視力によっても座席を気にせず、誰でもどの席でもオッケーです。

 

このセンターちゃぶ台がクラスの雰囲気を和らげていることは間違い無いです。

 

先日、初めての委員会活動がこの教室で行われました。

もちろん、机の配置は変えず、アイランド型のままやってみました。
「自由席だよ〜」というと、思いおもいに座る子供達。
初め、座ったグループごとに自己紹介とこの委員会でやってみたいこと。

それぞれで、和やかに話が進んでました。その後、全体に向けても、同じ話をしてもららいました。
活動目標を決める際、「2分間、グループで話してみてください。」と委員長が言うと、シーンとなっちゃう子どもたち。

すかさず私が、「じゃあ、グループみんなでじゃんけんするよ、せーの」「じゃあ、勝った人から時計回りに言ってみよう〜」と言ってみました。

子どもたちから「ええ〜」と言う声が。そこで委員長の子が、「キーワードでもいいですよ〜」と声をかける。ナイスフォロー、委員長!

するとワイワイ各所で話が始まりました。


そんな感じで、決めることいっぱいの大忙しスケジュールでしたが、とてもスムーズに和やかに、時間通りに全部の話が終了できました。
お互いに話をしたり、意見を出し合ったり・・・という活動が、アイランド型だとなんてやりやすいんだ!と思いました。

 

良さを改めて実感しています。

 

黒板に注目してほしいときや、板書を写してほしい時などは、

机を動かして向きを変えます。

ぽっかぽかコーナーに来る子もいます。

例えば、

集中して個人作業をしたい時、動かしてもいいよ、と言います。

誰かと一緒に同じ本を見たい時、動かしていいよと言います。

 

だから、基本がアイランドで、必要に応じて講義型だったり、自由型だったり。

という感じです。

 

先生も子どもも少しだけハッピーに。

おすすめです。

 

 

 

探究学習スタート!題して「わくわく☆自由学習」盛り上がってます♩

今年度の自立学習の柱は、探究学習です!

題して、「ワクワク☆自由学習」。

自立学習(設定された時間に、学校でもやれるし、家庭学習でもやれる学習)では、昨年度までは国語・算数の補充的な宿題プリントも出していました。

これは、学年で「毎日宿題を必ず出す」という風に決めていたため、それに合わせるため、というのと、子どもたちの実態から、必要かな、と思ったからです。

 

今年度はそれをついにやめました〜。

そして、探究型の自由学習を自立学習の中心に位置付けました。

 

プラス、漢字学習の最低限のペースをこちらが決め、子どもたちがスキル・ノート練習を進める学習とで構成しています。

漢字は自由進度で、早速もう、1学期のスキルを全部やっちゃう子が現れました。

昨年度もってたクラスの子ですが(笑)

彼は、文字も丁寧で、昨年度一気に言語の力をぐぐーーーんと伸ばしたスーパー男子。

漢字テストは、昨年度の後半は常に100点。さすがとしか言いようがない。


さて。自由学習(探究学習)については、以下のように毎週配布する計画表に明記してみました。

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〜わくわく☆自由学習  のやり方(だんだんレベルアップさせていこう!)〜

「じゅ業の予習・復習」!
「わたしの研究レポート」(レポートのレベル)
本やインターネット・TV・インタビュー・・・などで調べたことを
(レベル1)そのままノートに書き写す
(レベル2)ビビッと来た部分を短くまとめて書き写す(要約)
(レベル3)要約し、自分で考えたこと、思ったことも一緒に書く
(レベル4)3に、図やグラフ、イラストなどを一緒にかく

「ものづくり・実験レポート」(手順・やり方・レポートの書き方)
① やってみたいこと・作りたいものの計画を立てる(やること・いつやるか・使う物は?)
② 設計図やアイデアスケッチをえがき、言葉で説明を付け加える
③ 実際にやってみる!(作ってみる!)写真などをとってノートにはってもいいね!
④ 完成したものをもとに、振り返りを書く(下の3つ)
 1うまくできたこと  2むずかしかったこと  3感想

「作家の時間」(やり方) (ノートの後ろから使う)
① 自分で好きな文章を書く・・・下書き
(日記でも、物語でも、読書感想文でも、手紙でも、なんでもOK)
② 下書きを自分で読み返し、まちがいを赤えんぴつで直したり、文章をもっといい表現に変えたりする
③ 友達3人に読んでもらい、ファンレター(感想)をもらう・直してもらう(赤で)
④ 清書用紙に清書し、完成原こうてい出箱に入れる
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「作家の時間」については、これからゆっくりスタートさせていきますが、

「私の研究レポート」と「ものづくり・実験レポート」については、今週1週間で結構盛り上がってきました。

各々が、自分のやりたいことを選び、生き生きとスタートさせている姿がなんとも印象的!


「研究レポート」では、

動物の種類や飼い方を調べてまとめる子、塩の役割や大切さを調べる子、気象に興味を持ち、調べてまとめる子・・・実に多様!

さらにどんどんいろんな方面に興味をもってもらえるよう、今、続々と学級文庫に資料をそろえています。

ブックオフオンラインで、雑誌の「子供の科学」や「週刊そーなんだ!」が100円くらいで買えるので、ちょっとずつ教室に持ってってます。

子どもたち興味津々!いい感じです。

 

この子たちは個人で黙々とひたすらわかったことをノートにまとめていきます。すごい集中力。


「ものづくり・実験レポート」の方は、大人気で、全体の2/3の子たちが選んでいます。

様々な工作や手芸、料理などの本を図書室から借りてきては、作りたいものを真剣に選び、決めたことをノートに書いていきます。

とっても楽しそうなのが、いい感じ!

工作は、ゼロから作るのも悪くないけれど、イメージする力が弱い子にとっては難しい。工作の本を参考にすると、一気にバリエーションが豊かになり、クオリティも上がるなぁ〜と感じました。


そんな中、工作で潜水艦を作ろうと二人で本を見ながらあ〜でもないこ〜でもないと話している子達が。

何だろうと思って聞いてみると、工作本に乗っていない、「方向転換させるには」を二人で考えているのでした。

「へえ!」とびっくり。

牛乳パックを利用してプロペラを作るところまでは本にのっていたのですが、方向転換をさせたいと考え、牛乳パックでさらに仕掛けを付け足そうと言ってる。


「本当に探究が始まっているじゃないか〜」

とびっくりしました!


昨年度から思っていたけど・・・やっぱりものづくりには、何とも言えない魅力があるなあ〜。
子供達も大好きだし、大人にとっても面白い。
2人の子たちは、さらに出来上がりをイメージしたうえで、アレンジまで加えようとしていた・・・そこから試行錯誤が生まれていくんだなあと思いました。

これって・・「遊び」だよなあ〜と思います。「遊び」の要素が探究学習には不可欠だよなあ。


「自由学習」が、「遊び」の要素のある、夢中になれる活動であるよう、継続して時間を取り、サポートしていく必要があるな、と思っています。

それに、授業の時間に「遊び」的なことができる、ということにも価値がある気がする・・・。

 

そんなわけで、昨日は、計画を立てたことを実行に移すため、材料を調達し、作り始めました! 子どもたちのわくわく感が伝わってくるようでした。

 

そして、こちらの手を離れても動き続けるようになれば・・・

きっと家庭学習などで一人でもできるようになるんだろうな〜。
大事に、つなげていきたいです。

自分が「大切にしたいこと」に気がついた、スタートの一週間!

あっという間の一週間が過ぎました。

皆さんは、どんな一週間でしたか?


クラスは、柔らかい雰囲気で、穏やかに人間関係も入り混じり始めている感じです。

リフォームプロジェクトからスタートし、その後、アイスブレイクの遊びをたくさん行いながら、全ての教科の学習をスタートさせてきました。

 

アイスブレイク系は、この一週間でやったのは、

・サークルをマーカーを使って作る
・クッシュボールを1つ出して、ネームトス
・ハブユーエバーで好きなこと、やったことがあること
・「名前・呼ばれたい名前、好きなこと」ネームトスの要領で。 クッシュボールを増やしていく
・背の順ならび(机高さ交換)
・名前順ならび

・マーカーなしでサークルになる(前年度違うクラスだった人と隣り合う)

・キャッチ

・パタパタ→タイムチャレンジ

・パタパタ手交差バージョン

・ビート

・カテゴリー

・シャベリカ でわくわくトーク

 

こんな感じだったかな〜と思います。

 

ペアくじもリフォームプロジェクトの一つとして、子どもたちに考案してもらい

作ったものが出来上がりました。

こちらは、以前やっていたペアくじ。

hiwahiwa3.hatenablog.com

今年は、子どもたちにどうしたいか考えて、作ってもらいました。

使い始めて2日間。

くじだと当然のように男女のペアになります。ネームトスであれだけ男女が交流できなかった子たちが・・・、面白いです!

 

朝のサークルタイムも開始しました。

シャベリカ でのわくわくトークもスタート。こちらは以前の記事。

hiwahiwa3.hatenablog.com

昨日の金曜には、「質問することの価値」を伝え、

楽しいおしゃべりをしながら、

考えながら聞くこと、

そして質問することの練習を始めました。

 

自立学習では、漢字学習のやり方を丁寧に一斉で行い、

各自のペースで進め始めました。

隙間時間を漢字学習や係活動を自分から行い、時間を有効に使い始めるなど、

主体的に動き始めました。

 

授業では、ミニレッスン→個&グループでのミニ先生 と言うパターンに少しずつ慣れてきて、自然な教え合いが生まれてきました。
『学び合い』ではなく、自分の作業をしながら、近くの子が困っていたら教える、というものです。
こちらも始めぎこちなかったですが、少しずつ動き始めました。

自分の作業に熱中する子、友達を気にかけ、教える子、様々・・・
「他のグループに教えに行っても良いですか?」などという声も出てきて、動き出したなーという感じです。


この一週間で、

固い表情だった子どもたちが、どんどん氷を溶かしてきて、笑顔がいっぱいになってきたんじゃないかな〜と思います。

今年も、カラフルな個性あふれる、様々な子がいます!

全体的に、温かい、柔らかい、と言う表現がぴったりくる感じの空気が流れています。
スタートから数日は、ぎこちなく、硬かったのが・・・女子も男子も、私に自然な笑顔をニコって見せてくれるようになりました。

リラックスした空気感が、すごく良い感じ。


意識的に、場を作ることが、集団に与える影響は大きいと感じています。

教師が作ってグイグイ枠にはめていくというのではなく、主体的に動くことがこのクラスでは当たり前だよ、という・・・なんというのだろう、システム?を少しずつ運用していく・・・という感じ。

教師が枠を作ってそこに子どもを乗せていく・・・ではなく、

「枠を取り払い、個々がそれぞれの学びを自分のペースで実行していける場」

を作りたいと、自分は思っているのだな〜。

確信にも近いものを感じます。

一つ一つの活動は、それを実現するためのもの・・・自分で自分を知った感じがする・・・そんな一週間でした!

 

今年度は、自立学習のやり方を、大幅にリニューアルしてスタートしてます。

こちらはもう少し様子を見て、また書きたいと思います〜。

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ママ先生流、教室リフォームプロジェクト31年度バージョンでFUNFUN3DAYSスタート!

昨日、無事に始業式・学級開きをすませました〜

この3学期は、ブログを更新できない日々が続き・・・、あっという間に

新年度を迎えました。

このブログ空白の期間は、自分的に色々と考えていた期間でもありました。

そして、新年度は、その思考期間を経ての、リニューアルママ先生スタートになりました!

 

今年度は、実は、初めての5年担任!そして学年主任です。

5年は・・・総合もすぐにスタートするし、

キャンプもすぐ・・・!!

てなわけで、春は激務!!

ようやっとブログを書くことができました。

 

嬉しいのが、一緒に組む若い先生たちが、私の実践に興味を示してくれているところ。

少しずつ、少しずつ。一番身近なところから、発信していけたらと思っています。

 

今年度のママ先生の目標は・・・

「やりたいことがやれる教室をみんなでつくる!」

です。

 

そんなこんなで、昨日は始業式&学級開き。

今年は、色々考えたけど、また教室リフォームプロジェクトからスタート。

hiwahiwa3.hatenablog.com

こちら、昨年度の4年生での取り組み。

そして、今年度の5年生では、バージョンアップ、31年度バージョンです☆

自己紹介やPA系ゲームよりも先にやったのには意味があります。


まずは特別な支援が必要な子が複数いること。

いきなりメンバーを混ぜるゲームや自己紹介は控えようと思いました。

プラス、クラス替え早々、子どもたちのフリーな作業の様子を観察したいと思ったからです。

どの作業を好んで選ぶか。

誰と一緒に活動しているか。

リーダーシップを自然と取っているのは誰か。

仲間に入れなくなる子は誰か。
もともと別クラスの子同士、どんな風に関わるのか、関わらないのか。

などなど・・・

 

作業にも、単純作業系とクリエイティブ系を作ってみました。

また、座席レイアウトは、今年度は周りに6グループ、中央にちゃぶ台のぽっかぽかコーナーという形にしてみました。

いきなり始業式後の教室がこれではびっくりさせちゃうので、

こちらのレイアウトも、教室リフォームの時間で、

子どもたちに図面を渡して作ってもらいました。

 

今年度のチームはこんな感じです。

①教科書運び・配布チーム

②教室レイアウトチーム

③本だなチーム

④名前マグネットづくりチーム

⑤机・椅子名前シールチーム

⑥たんけんバッグ入れデコチーム

⑦ロッカー・フックの名前シール貼りチーム

⑧ペアくじ作りチーム

⑨クラス看板づくりチーム

⑩習字ホルダー掲示チーム

です!

 

単純作業チームとクリエイティブ作業チームをバランスよく設定してみました。

これで、子どもたちの興味関心・タイプなんかもなんとなく見えます。

 

面白いです。

対教師の全体的な反応を見てアセスメントする初日も大切ですが、

子ども同士の関わりや個々の動きを見る初日も、とてもいいです。

個がよりよく見える気がしています。

 

「自分で選択し、動く」という基本的な活動を初日からやることで、

このクラスではこういうことを大切にするんだな、ということの

メッセージにもなるんじゃないかな〜とも思います。

 

それから・・・

新年度準備をしていて気がついたのは、

とにかく先生たちがたくさん物を作っていること。

大変だな〜と思います。

 

5年生なら、もういろんなことを任せられます。

そして、任せて一緒にやることで、

自分たちでクラスをつくる、という意識も芽生えるんじゃないかな〜と思います。

全部先生がやると思っていると、やはり、連日21:00過ぎまで残ることに・・・

ママにはまず無理ですね。

 

ちょっとずつ、ちょっとずつ・・・

クラスの子どもたちの姿を通して、一緒に組む若い先生たちに伝えていけたらいいな〜と思います。

 

 

 

 

 

「公平な対話」そして「ダイナミックマインドセット」!〜オープニングマインドから生まれた変化〜2

久々投稿です・・時間が空いちゃってすみません。。

 

○子どもたちが、自分たちで対話を活用し始めた

これも、象徴的なエピソード。

私が体調不良で休んだ日、補てんの先生が入ってくださったのですが、

子どもたちが、話し合いたいことがあるから、

この時間を使わせてほしい、と願い出たそうです。

 

いつものように自由起立で話し始めた子どもたち、

クラス遊びでうまくいかなかったことの原因を突き止めようと

みんなで話していたようですが、

そこに入ってくださった先生に、

「話が先に進まないから、次につながることを話しなさい」

と言われたようで・・・

 

一転、

「クラス遊びをやめたほうが良い」

という結論に至ったよう。

 

慌てたその先生が、夕方私に連絡をくださり、

その顛末を教えてもらったのですが。

 

次の日、私が行って事情を聞いたところ、

「もうやめよう」という派と、

「いや、本当はもっと話したかった、解決できるならクラス遊びを続けたい」

という派がやはり混在。

 

その後様子を見ていたら、

なんと、またクラス遊びをスタートさせようという動きが出始め、再度話し合い、再開してました(笑)

 

おんもしろいな〜

 

子どもたちの、自発的な、対等な対話で様々なことを決めていく、

4年生ならもうすっかり、そんなことができますね。

 

 

 

 

○子どもたちが、公平さを意識し、みんなの考えを聴きたがるようになった

ある、自習の時間の後。

ルールを守らず、友達の注意も聞かずに迷惑をかけた人がいて、

喧嘩みたいになったというので、

みんなでサークル対話。

 

自由起立で話していたところ、発言する子が偏ってきていました。

すると、ある男子が、すっと立ち、

「同じ人ばかりが話しているので、もっと他のみんなの意見も聞きたいです」

と発言。

その後、じゃあ、順番に話していこう、となり、

サークルで座っている順にみんなが思うことを話していった。

 

すると、ルールを破ってお騒がせした張本人たちが、

次々と立ち上がり、みんなに謝罪。

 

センセイのお説教より、

ずっとずっといい振り返りの場になったようでした。

 

 

 

○子どもたちのマインドセットがダイナミックマインドセットに変化し始めた

 

時折、TTで入ってくださる先生に、

「このクラスは、みんな一生懸命にやるのね。」

と言われてハッとしました。

 

毎日、見ているので、そんな風に考えたことなかった、というか、それが当たり前のように感じていましたが、

 

客観的な立場の大ベテランの先生にそう言われて、

そうなのか〜、それって、

まさしく、「ダイナミックマインドセット」じゃないか。

と思いました。

 

それに。

2学期の子どもたちの振り返りを読んでいても感じたこと。

苦手なことにも、あきらめずに立ち向かっていこうとする子の多いこと。

 

授業やテストなんかの様子を見ていると、なかなか、困難を抱えていて、苦しんでいるんじゃないかなぁ、と思える子でも、

「もっと頑張りたい」

「できるようになりたい」

「そのために冬休みはこんなことをやってみよう」

 

というような記述がたくさんで、

諦めている子は一人もいなかったのです。

 

すごいな・・・と

本当に感心しました。

「ダイナミックマインドセット」は、子どもたち自身を支える、

一番大切なものなんじゃないか。

 

 

この1年間を振り返りながら・・・

新年度に向けて、そろそろ、新しいチャレンジを具体化していきたいと思い始めています。

 

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本音で語り合うこと 『オープニングマインド 子どもの心をひらく授業』から生まれた変化1

何よりも大きい変化だと感じるのは、

「子どもたちが本音で語り合うようになった」

ということです。

 

もちろん、常に、全員が、というわけではありません。

でも、徐々に、その時間や人数は増えてきています。

 

以前、「ごんぎつね」のサークル対話について書いたときに触れたのですが、

hiwahiwa3.hatenablog.com

 

「教師の用意した答えを、教師が期待する答えを探して言おうとするのではなく、

 本当に自分たちの考えたことを、表出するようになった。

 その結果、教師の想定を子どもたちが軽々と超えていく学びの場が生まれた。」

 

という感じです。

 

そこに至るプロセスでどのようにオープニングマインドを活用したかというと、

 「教師の介入をとことん無くし、子どもたちが自分たちだけで話し合いをすることができるように場を整え、対話の仕方を教え、練習を積んだ。」

ということです。

 

具体的には、まずサークル対話の場の設定としては、

○椅子でクラス全員がサークルになる

○くじで決めたペアと隣り合うように座る(朝の会と同じ)

 という感じです。これは、春から朝の会で行っていたことの椅子ありバージョンなだけなので、そんなに変わりありません。

 

そして対話の指導は、オープニングマインドに出てくる先生方の実践をとても参考にしました。

4年生向けに簡単に要旨をまとめたものが以下の内容になります。

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☆対話とは

みんなで本音の話し合いをして、新しい価値を生み出すもの

  • 答えはない。みんなでつくる。
  • ちがった考えをもっていい。それが価値かち。
  • 話し合いをうまく進めるのはみんなの責任せきにん。
  • 発言しない人がいたら、話してもらう

(みんなが参加し、協力する責任せきにん)

  • 先生を見ない。みんなを見る
  • さんせい・反対どちらも、必ず理由を言う

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これに加え、「違い」の価値についても教えました。

これも、オープニングマインドからです。

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☆「違い」がないと創造性そうぞうせい(生み出す力)が落ちる

  • 「ちがい」があるからこそ、学ぶことができる。
  • 対立は、価値がある!そこから、多くを学べる。
  • 思いやりと共感性が、力をのばす。

共感性…「うんうん、なるほど。」

           「分かるなぁ。」

  • 「ちがい」を面白がる。

 「ヘェ〜!そういう考えもあるのか。なるほど!」

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さらに、同じように

 

☆傾聴

☆対話によって頭脳は育てられる

☆こんな話し方をしよう

 

なども、オープニングマインドから要旨をまとめ、子どもたちのアセスメントを行いながら、タイミングを見計らって教えました。

 

初めのミニレッスンで対話について教え、

その後実際に「ごんぎつね」でサークル対話を行いました。

回数を重ねるごとに、子どもたちの対話はレベルアップしていきました。

 

初めにも書きましたが、

それによって大きく変化していったのは、

「子どもたちが本音で語り合うようになっていった」ということです。

そして、「みんなの考えを聞くことで、自分と違う考えから学ぶ」ということを

楽しむようになっていきました。

 

子どもたちの様子を見ていれば、それが一目瞭然でした。

ごんぎつねのサークル対話を楽しみにするようになり、

話を聞くときの姿勢が前のめりに変わり、

表情が生き生きとしたものに変わりました。

そしてそこで話し合われる内容は、教師の想定を超えていきました。

 

見ているこちらもワクワクしました。

子どもたちは、ごんぎつねの振り返りに、

「ごんぎつねが終わってしまうなんて寂しい」

「ああ、サークル対話楽しかった」

「ごん、兵十ありがとう!」

などと書いており、しばらくごんロス状態が続いていました。

 

最後の問いである、

「ごんの人生は幸せだったのだろうか?」

の話し合いの後には、子どもたちはしばらくハイテンション状態

でちょっと落ち着かないくらいでした。

 

そんな学びを、自分は子どもの頃経験したことがあっただろうか?

いや、なかった気がするな〜・・。

 

対話の可能性を感じました。