「ママ先生✖️ライフコーチ✖️ファシリテーター」の徒然日記

ライフコーチであり、ファシリテーターであるママ先生の、思いついた徒然を不定期で綴っていきます!

対話の時間(道徳)「学校に来て学ぶのはなんのため?」

「学校に来て学ぶのは何のため?」で久しぶり!!に、対話の時間を行ないました。

 

「学ぶ」ことは一人でも、家でもできる。通信教育もあるし、家庭教師というものもあるし、近年はeラーニングでも個に合った学びができる。では、わざわざ学校に来て学ぶのは何のためだろうね?

こんなふうに始め投げかけました。

 

昨日の帰りにちょっと予告しておいたこともあり、子どもたちはハリキッて自分の考えを書き始めました。

授業開始前から椅子でクラス全員がサークルになり、サークル対話の場を作っていました。

 

その後「対話力をつける」カード(自作)で対話の評価規準を確認。進行表に沿って対話をスタート。

「多くの人と触れ合える」

「多くの人と学びあえる」

「ルールを学べる」

「いろいろな意見が聞ける」

「コミュニケーション能力が身につく」

「将来の役に立つ」

始めの伝え合いタイムでは以上のような意見が出されました。その後、さらにそこを深掘りしていきます。

 

しかし、深掘りするのに私の「質問」とか「問い返し」は必要ありませんでした。

子どもたちが次々と

「〇〇さんの意見に少し似ていて〜」とか

「〇〇さんの意見と少し違って〜」とか

「今思いついたんだけど、〇〇さんの〜という意見と繋がりがあるのですが〜」とか

「〇〇さんの言っていた〜に関連して〜」とか

「〇〇さんの〜という意見を聞いて、〜と思いました」とか

「話を聞いていて思ったことなんだけど〜」とか

もっと様々なバリエーションがあるけれど、そう言った発言が次々に出て、

どんどん深まりを見せていったから。(特に話型はありません)

私が立ち入る必要はほとんどなかった!

 

途中、少し整理したり、私が聞き逃した話をもう一度言ってもらうようお願いしたり。

詰まった時にペアトークを促したり。そのくらい。

 

そして、話は自然と、

「将来、社会に出て人と協力する力をつける。自立し、一人でも生きていけるようにするために、多くの人と一緒に学ぶ」

「下学年のお手本となるような6年生になるために、自分たちでルールの意味を考え、守れるようになりたい」

という方向に進み、収束していった。

・・・かに思えましたが、授業終了の時間が過ぎても、話したいという子が後を絶たず。

ある子が最後に、「なぜ友達を作るのか?」という問いをみんなに投げかけ、場がどよめいた!

それに応えたい子らが延々と話し続けそうだったので、半ば強制終了。次は「友達」についての哲学対話かな。

すごい勢いでその後、振り返りを書いていました。

 

 

それにしても。対話の時間は楽しい!

子どもたちがその場で考え、意見と意見をかけ算してつないでいく。

「ひらめいた!」という表情・声・空気。

似た意見でも、個々の使う語彙によって、様々に肉付けされていく。

厚みが増す。

発展する。

面白い。可能性を感じる。子どもが解き放たれる、という感じ?

一斉授業とは根本的に違う、対話の授業。

ワクワクします。

やはり、自分はファシリテーターをやりたいのかなあ・・・f:id:hiwahiwa3:20200124055038j:plain