「ママ先生✖️ライフコーチ✖️ファシリテーター」の徒然日記

ライフコーチであり、ファシリテーターであるママ先生の、思いついた徒然を不定期で綴っていきます!

ミニ・レッスンは最適なタイミングで最適なものを〜ライティング・ワークショップをやって感じたこと③

ミニ・レッスン(一斉指導)について書きます。

それから、「5 しっかり、本音で、今後の課題と、展望!!」を付け足そうと思います。

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1 言語事項の獲得に最適!!

  あんなに困難を極めていたのに、一気に習得が進みました。

2 子どもたちの鉛筆が止まらない。

  書き方を知り、書きたいことがはっきりすると、フロー状態に入りました。

3 ミニ・レッスンは、その時の子どもたちの状態から、最適なものを、最適なタイミングで。一気に変貌しました。

4 とはいえ、先生ががんばりすぎない。それこそが、持続可能性のカギ。

5 しっかり、本音で、今後の課題と、展望!!

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3 ミニ・レッスンは、その時の子どもたちの状態から、最適なものを、最適なタイミングで。一気に変貌しました。

 

今回やってみて、とてもよく感じたのは、

「ミニ・レッスンは変幻自在なもの。打てば響く、魔法のアイテム!」

ということです!

 

そして、これは、今回、物語しばりだったからこそ、具体的に、かつ効果的に

できたと思います。

 

物語の構想から、文章化まで。目の前の子どもたちの実態に合わせて進めていくことができました。

途中、様々なアクシデント(つまづき・課題)が生まれ、そしてそれに応じて

臨機応変に、ミニ・レッスンを組み立て、実施していきました。

具体的には、こんな感じです。

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1 みんながお話のさくしゃになることを伝え、具体的な評価基準を示す

 ○「はじめ」「中」「おわり」に分けて、お話を書く

 ○読む人に分かりやすい、読みやすい文章を書く(校正)

 ○読み合い、ファンレターを送り合う(交流)

 

2 スケジュール&学習の進め方 の確認

 ・構想① 「はじめ」登場人物と場所の紹介・・・イメージマップで

 ・構想② 「中」事件を考える!・・・3ステップメモで

 ・構想③ 「おわり」どんなめでたしめでたしが待っている?

 ・下書き・・・書き終えたら、自分で3回読み返して直す→友達3人と交換し読み合う&校正し合う。ファンレター

 ・清書・・・再び自分で読み返して直す。

 ・提出 → 2作目へ

 

3 『ももたろう』で構想メモの書き方を知る①

 ・『ももたろう』読み聞かせ

 ・『ももたろう』の「はじめ」登場人物と場所の紹介イメージマップを描いてみる

 ・自分の作品のイメージマップ作成作業へ

 

4 『ももたろう』で構想メモの書き方を知る②

 ・『ももたろう』の「中」事件を考え、3ステップメモに書いてみる

 ・自分の作品の3ステップメモ作成作業へ

 

5 『ももたろう』で構想メモの書き方を知る③

 ・『ももたろう』の「おわり」めでたしめでたしの場面はどんな感じ?

 ・自分の作品の「おわり」を考える

 

6 盛り上がりの場面を作ろう!

 ・『お手紙』の学習で学んだ、感情曲線を思い出し、盛り上がる場面について考える

 ・自分のお話の、盛り上がりポイントはどこ?どんなふうに詳しく書こう?

 ・実際に盛り上がりの場面を書いてみる

 

☆ここで、問題発生。多くの子が、物語の文体ではなく、あらすじ説明的な文体になってしまい、残念な文章に・・・!

そこで、

 

7 お話の文の書き方

 ・お話の文って、どんな文?たくさん文例をリストアップする

 ・リストアップした文例で、自分で即興で文を作ってみる(ペア)

 ・シェア

 ・下書き開始!

 

☆すると、なななんと、ほとんどの子の文体が一気に変貌!とても魅力的なお話の文章がズラリ!めちゃくちゃ嬉しい変化でした。

 

8 校正のポイントを復習

 ・作家の技ブック(これまで書きためてきたもの)を振り返る

 ・自分で・・・友達同士で・・・しっかり校正しよう

 

☆子どもたちの文章を読むと、誤字脱字が多いことに気がついた・・・ので、

 

9 校正ポイント「誤字脱字」

 ・誤字脱字って何?(新たに、作家の技ブックに書き足しながら)

 ・例文で、「誤字脱字」発見ゲーム

 

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こんな感じです。

 

教科書単元の通りにやれば、

「はじめ」ミツバチのピコたんが出かける(イラストあり)

「中」何か事件が起こる(イラストなし。自分で描くよう空欄になっている)

「おわり」ミツバチのピコたんが帰ってくる(イラストあり)

というワークシート(1枚)の、イラスト欄の下にある罫線欄に、文章を書く、

というのが最も簡単な流れ。

 

この通りにやる人もいれば、やらない人もいるだろう、割と自由裁量な単元。

実は、約6年ほど前に、初めて二年生をもってこの単元を教科書通り、絵を描かせただけで文章を書かせたところ、ひどい目にあいました・・・(もちろん、子どもがね!ああ、申し訳ないことをしたなあ・・・あの子たち・・・ごめんなさい。)

 

今回、以上の流れで進めたところ、今、ほとんどの子が清書していますが、

33様の、個性豊かな、面白いお話が続々誕生しました!!

 

目の前の子どもたちに合わせた、ミニレッスンの構成・実施・修正・実施・・・・

は、とても効果的でした。

 

教室後方の学級文庫には、「2−2作家の時間」という大きなファイルがあります。

そして、作家の時間の完成原稿を入れて、自由に読書で読めるようにしています。

子どもたちに大人気&大好評。

今回のお話も、全部ファイルする予定です。それが、このクラスの、「出版」です。

子どもたちは、今からもうワクワク、それはそれは楽しみにしています。

取り合いになること、間違いなしでしょう。

 

 

ツリー、今年は一緒に飾りました!感無量でした・・・。

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