KP法で、まちたんけん発表会☆ 面白かったです!
昨日、KP法で、まちたんけんの発表会をしました!
いやあ、面白かったです!!
子どもたちの発表会、学校では学習活動の一環としてたくさん行われます。
発表会ではこれまでの学びの集大成、成果を見ることができます!
言いかえれば、そんな発表にする必要があります。
発表の仕方、表現の仕方というのは、実に多様であり、
その発表の形態、目的、相手によって、
発表の方法を変える必要があります。
今回、7〜10人ずつ、4箇所に分かれて、まちたんけんに行きました。
本来、発表する人数は、2〜4人にしたいところです。
しかし、今回は7〜10人。どうしようかと悩みました。1箇所の人数を2グループに分けるという手もあります。しかし、聴く側からすると、同じような発表を二度聴くことになり、目的からはずれてしまいます。
この人数でも効果的に、一人ひとりが生き生きと発表する方法はないか。
そこで、割とすぐに、KP法がピンときました。
そして、昨日、発表会を行いましたが、すごく良かった!!ので、
ご紹介します。
(これは、小学校2年生での実践です。中学年や高学年ではもっと上のレベルを目指すことができるでしょう!)
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<KP法での発表会のいいところ4つ!>
①とにかく、分かりやすい!
②個性豊かな発表になる!
③一人ひとりが、自信をもって発表できる!
④<ココが一番ステキ!!>発表後の、やりとりが活発になる!
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①とにかく、分かりやすい!
一人ひとり、自分の作った紙芝居風フリップを掲げて発表します。
フリップの表面には、「それぞれの場所で学んできたことベスト10」の1つを、
自分の担当項目として、短く、簡潔に、大きな文字で描きました。
さらに、関係する挿絵も一緒に描いています。
特に注目してほしい言葉には、色ペンで下線を引いたり、四角で囲んだり、
強調しました。
そんな感じなので、とても見やすい!そして、一目で伝えたいことがわかります。
発表者は、表面に描いたことについての詳細な説明を裏面に原稿としてつけており、
フリップを見せながら、しっかり前を向いて、堂々と説明することができました。
一人ひとり並んで順に発表していくのですが、発表し終わった子も、そのフリップはしっかりみんなに向けたままにしておきます。
とにかく、この表現方法は、低学年の子たちにもすごくわかりやすく、良かった!です。
②個性豊かな発表になる!
フリップの文字、挿絵など、完全に一人で描きますので、すべての子がその子独自のフリップを作りました。
文字や絵の得意な子が描く、というのではなく、完全に自分の作品になります。
これは、とても見ごたえがありました。面白かったです。
さらに、最も良いなあと感じたのは、個人個人の発表内容です。
裏面に貼った発表原稿も、それぞれが一人ひとり、自分が見てきたこと、忘れちゃった時は同じ場所に行った友達に聞きながら、でもしっかり自分の文章で書きました。
詳細に見てきたことを語る子、そこで聞いたこと、感じたこともしっかり文章にして語る子、短く、簡潔に話す子、実に様々でした。
そしてその内容がとても面白かったです。
どんな視点でそのことを見てきたのか、聞いてきたのか、そしてそれぞれが何を感じたのか・・・・
そんなことまで、垣間見られるような内容でした。
かつ、そんな個性豊かな発表を、聴く人が分かりやすいと思われる順番にして、
発表しました。
協働学習でありながら、個性が強く反映され、そしてそれがしっかり一つの作品(発表)として、統合する。
KP法ならではだなあと、思いました。
(もちろん、もっと様々なやり方ができます)
③一人ひとりが、自信をもって発表できる!
自分の発表するパートを、自分の思い通りにカスタマイズし、
バッチリ発表原稿も貼っているので、しっかり前を向き、聴く人に向かって
堂々と、とても上手に発表できました。
確実に、どれもみんな、自分で考えた自分の言葉・文章なので、
噛むこともほぼありませんでした。
笑顔で、自信をもって発表していました。
④<ココが一番ステキ!!>発表後の、やりとりが活発になる!
①で述べたように、とても分かりやすい、
発表後も一目で要点がわかる発表になったので、
発表後の質疑応答・感想のやりとりがとても活発でした。
4箇所の発表で、初めの2箇所は、みんなにとって初めてのKP法の発表会だったので、様子見な感じも少しあったのですが、
後半の2箇所の発表については、子どもたちも慣れてきて、
「質疑応答が終わらない!!」
という現象が起こりました。
私自身も、後ろで聞いていて、
そんな子どもたちの様子にびっくりしたのと、
どんどん様々な質問に答えていく中で、
どんどんその場所について詳しくわかっていく、その過程がとても面白かったです。
言うなれば、
「発表でバーンと興味を引き、その後のやりとりでさらに明確になっていく」
という感じです。
KP法での発表は、聞いている子たちの興味関心をビシバシ喚起していました。
以上、いいなポイント4つでした。
プラス、時短・効率の面でも、
今回の発表形態は、完全に全員で公平に役割分担することができ、
かつやることも明確で分かりやすかったので、
とても短時間で準備ができました。
正味3時間と言ったところ。
とてもいい発表方法を見つけた〜!!と思いました。
うちの子も、保育園で発表会!ぞうさんをやりました。