教室をフリーアドレスに
最近、職場で聞かれたのでふと気がついたのですが、
そう言われてみたら、今年度はほとんど、教室の座席はフリーアドレスにしています。
基本はグループの形(アイランド型)なのですが、
黒板を使って何かを話すときや、色々な学習活動を行うときは、
「見えやすい場所、集中できる場所に移動して良いよ」
と話しています。
決まった形ではもちろんなくて、子どもたちのその日の気分によってもいろいろ座席位置は変わります。
これにはもちろん意味があって・・・・見やすい位置・集中できる場所に、というだけではなく、
「子どもたちに座席配置を選択させている」という大きな意味があります。
主体的に学ぶ子どもたちを育てたいのなら、主体的に行動できる場を提供するのが基本的な教師の仕事だと考えています。
子どもたちが選択できる機会を与える場面は、「主体的に行動」できる、最も簡単でわかりやすい場面です。
「見やすく、集中できる位置に移動していいよ」と声をかけ、自由に移動させます。
子どもたちは、だんだん仲の良い友達と近くになり始めます。自然な流れです。
それ自体は悪いことではないと思っています。
ただし、それによって、授業に集中できなくなっては、本末転倒になります。
それがわかっているので、子どもたちは無駄なおしゃべりをせず、授業に一生懸命に取り組みます。
「自由」と「責任」のとてもわかりやすい場面だと思っています。
自由に座席位置を選ぶ。それと同時に、授業にしっかり取り組むという、「責任」も生じるんです。
子どもたちは、そこからしっかり学んでいます。
もしも責任を果たせなくなってきたなら・・・「自由」と「責任」の話をします。
大切なことを学ぶ、とても良い機会だと思います。
あんまり特別なことに感じてなかったのですが、質問されて、そう言われてみれば、
と思って、まとめてみました。
休み時間に子どもたちをいろんな場所で観察などしなくても、
一目で人間関係もわかりますよ!
コミュニケーション力も・・・
フリーアドレス、結構オススメです。