忙しすぎる子どもたち
昨日、中学校の家庭科の先生とお話しする機会がありました。
小学校での家庭科の学習内容と実習内容が知りたいということから始まった会話ですが、行き着いた先は、子供たちの多忙さが深刻であるということでした。
お味噌汁を作らせたら、味噌を溶かずにそのまま入れたとか。小学校でやってないの?!と思ったそうで、、。もちろん5年生で味噌汁は作ります。でも、そんなに何度も作るわけではなく、生活経験として乏しいのではないかと思います。
私は、子供たちの放課後が忙しいということを話しました。保護者や子どもたちの話しを聞いていると、習いごとや塾に複数通う子が珍しくなく、そこから帰ってきてから宿題をやって、、、ということから、、子どもたちが忙しくて、家での手伝いなどをやる時間はあまりないのではないでしょうか、と伝えました。だから、小学校で一度だけ実習したことを中学校では覚えていない、ということがあるのではないかなと思ったのです。
すると、中学校の実態をお話ししていただき、衝撃でした!
中学生はもっと忙しい!!
中学生は、部活で遅い時は18:30までやっている部活もあるそう。
その後帰宅し、塾へ。
塾から、遅い子は22:00ごろに帰宅し、入浴やらなんやら。
プラス学校の宿題に塾の宿題。
就寝は深夜になる子も多いとか。
ある中1の子が、その先生に、
「先生、もう無理だよ、、、」
と言ったそう。
市教委が家庭学習を推進していることから、中学にも宿題を出すよう御達しがあったとかで、さらに子どもの首を締めているのだとか。
もちろん、家の手伝いどころではありません。
聞いていて、胸が締め付けられるような思いがしました。
日本の子どもたちはなんて忙しいんだろう。
疲弊してしまう。それで幸せなんだろうか?
聞けば、ほとんどの子が塾に行っているとか。
そんなに塾に行く必要があるんだろうか。
私は一度も塾というものに自分が行ったことがないので、わからないです。
でもウチの夫からすると、みんなが行っているから、行くのが当たり前なんだそうで。
でもでも。
それでは、家族の団欒や、家族で語り合う時間は?
読書に没頭する時間は?
ボーっと考え事をする時間は?
友達とお菓子食べながらおしゃべりする時間は?
好きな芸能人が出るテレビを見る時間は?
自分の時間は?自分のやりたいことをやる時間は?
中学生という多感な時代に、自己形成における大切な成長の段階に、その時間がないというのは、大きな問題なのでは、、、?
少なくとも、娘ちゃんには、そんな時間を思う存分味わって欲しいし、ともに時間を過ごしたい。
余裕のない子ども時代を作ってしまっているのは、私たち大人なのでは、、、?
深刻さを感じます。どう思われますか?!