算数は子どもに授業をしてもらっちゃおう!
次は、二つ目の、「算数子ども先生」についてです。
「自分たちで授業を進めるという意識をもつ」
というのが、校内研で目指す姿の一つとして挙げられています。
夏休み中に、「そこがなかなか難しいよねえ〜」という話になりました。
そこで、ふと思いついたのがこれ。
「子どもが授業をやっちゃえばいいのでは?」
算数などは、学習することは全て教科書にバッチリまとめられている。
これまでも、子どもたち同士の学び合いは重視してやってきて、そのスキルもしっかり身についてきている。
ということは、もう、授業もお任せできちゃうんじゃないの?
そういう実践は、これまで、様々な場面で目にしたり、耳にしたりしてきました。
そうだ、うちもやってみよう〜!
というわけで、2学期早々に、「算数子ども先生」、スタートさせました。
いきなり、全部できるわけではないので、
これまで私がやっていたミニレッスンを、希望する子にやってもらう、
ということからスタート。
「1億より大きな数」というはじめの単元で、第1〜2時くらいまではこれまで通り私がミニレッスンをし、
第3時からは「先生の代わりにミニレッスンしてくれる人大募集!」と言って、
まずは例題ごとに募ってやってもらっています。
はじめのうちは、これまで通り自分の考えを説明する、という感じだったので、
あまり1学期とぱっと見は変わりがありませんでしたが、
最近、少し変化が生まれてきました!
先日、ある子が、
「みなさん、この中で一番大きな数はどれだかわかりますか?」
という感じでみんなに問いかけ、みんなが参加できるポイントを作ったのです!
教師の、基本中の基本技ですよね!
ミニレッスンでは、必ず最後にみんなに「わかりますか?」や、「質問はありませんか?」と問うようにお願いしています。
その子のミニレッスンでも、終わりに
「質問はありますか?」
とみんなに聞きました。
すると、はじめ全く反応がなかったので、私が
「最後の1と0の数字を入れ替えたら、ダメなんですか?」
と質問してみました。
すると、その後から、次々と質問が出てきました。
しかも、この問題の解き方だけではない、関連する興味関心を子どもたちが話し出しました。
「0000000001ではダメなんですか?」
や、
「一つの数字を2回使っていいとしたら、どうなるんですか?」
などなど・・・
おお!?面白いな〜、と感じました。
子どもたちも、その出される問いに、興味をもって考えているのが見て取れました。
こういう問いは、ただ説明させるだけだったら、出てこなかったんじゃないかな?
とぼんやり考えました・・・。
そして、子どもたちに委ねると、自然な探究が生まれやすいのかな?と思いました。
さらにチャレンジを続けてみます!
これからどんな風に他の子のミニレッスンが変化していくかと〜っても楽しみです🎵