リフレクションをリフレクションする!
新しいチャレンジがあり、慌ただしい春休み・・・
3月の平日最終日である昨日は、元町でリフレクションについてのグループインタビューに参加してきました。
以前から書いているように、日々のリフレクションは、東北福祉大学の上條先生をメンターに、仲間と3人で一緒に書いています。
昨年7月から開始した「書くリフレクション」について、昨日はとってもオシャレな街、元町でオフ会して、お話してきました。
上條先生のインタビューを受けて話したり、仲間二人の話を聞いたりすることで、改めて考えたり、発見したりすることがあったので、書いておきたいと思います。
「書くリフレクション」を継続してみて・・・
①授業づくりの準備や生活についての考えと実際
○家では、スッパリ、自分の子どもの前で仕事はしない。
理由は、片手間では仕事に集中できないことと、子どもに寂しい思いをさせたく
ないから。子どもが寝ている時のみ、家で仕事や自分の学びの時間をとる。このメ
リハリがはっきりついた。
これにより、必然的に教室で子どもたちがいる時間に、休み時間に限らず、授業
中でも、仕事をしている。そして、7:40頃の出勤、定時退勤を死守している。
○その場その場で子どもたちの実態に合わせて授業づくり
以上からもわかるように、じっくり時間をとって授業づくりや準備を行うことは
できない。その授業の中で、目の前の子どもたちの実際から、次時はこうしよう、
とその場で教材づくりをしたり、授業構想のメモを取ったりする。また、子どもた
ちの自立学習の間に、次の単元の構想を作ったりする。
その単元の目標、身につけさせたい力を参考に、教科書の扱い方や、クラスの子
どもたちの実態を踏まえて単元の流しかたの大枠を作る。あとの細かい内容は、そ
の場その場で子どもたちに合わせながら作っていく。
リフレクションを書くようになってから、より、その場その場で即興的に動くこ
とが多くなってきたように感じる。リフレクションでは、良い面を見つけて振り返
ることから、その瞬間瞬間の子どもたちの表情や様子をよく見るようになり、それ
に合わせて授業づくりをしていくようになっていったと思う。そしてそれにより、
確実に子どもたちが成長していったことを実感する。
②「書くリフレクション」の良さ
○地に足のついた実践を一歩一歩、積み重ねていくことができた
「良さ」に焦点を当てることで、子どもたちの「今、ここ」に集中するように
なった。それにより、自然に、「今、ここ」をベースにして着実に一歩一歩進ん
でいく、地に足のついた実践を行い、積み重ねることができた。今年度ほど、子
どもたちの成長を実感できたことはなかったかもしれない。
○メンタルの安定に
どんなにうまくいかなくても悩んでも停滞しても、「良さ」にこだわってリフ
レクションをしてきたことで、ネガティブにはまることがとても少なかったよう
に思う。「まあ、いっか。なんとかなるさ。」「じゃあ、ひとまず、次はこうし
てみようっかな。」「こういうことも、あるさ。」「停滞するのは、当たり前の
こと。」という風に、考えられるようになった。
ネガティブな現象を、ポジティブな発見のきっかけとして書くことも!
どんなに小さな「良さ」でも、深掘りしていくと、発見がある。「良さ」から
学ぶことで、ポジティブになれる。精神的に安定することを実感した。
③「価値観の違い」に触れることの面白さ
○仲間から学ぶ・仲間の貴重さ
同じ方向に価値を感じている仲間との励まし合いながらのリフレクション。共
通項もあるけれど、突き詰めていくと、やはり価値観には違いがある。そこがと
ても面白い。それぞれが目指すもの☆(ホシ)をもっており、常にそれを据え
て、ブレずに実践を行っている。
「書くリフレクション」を継続するのには、仲間とメンターの存在は欠かせな
かったと思う。その存在がとても大きな励みになった。
○独りよがりにならない、客観性
一人で「書くリフレクション」を行うと、自己満足ループに陥ってしまう恐れ
があると思う。仲間やメンターに発信し、読み合うことが前提であるので、「読
まれる」ことを意識して書くこと自体、既に一歩客観的な視点を持てるし、さら
に仲間からのフィードバックやメンターからの質問を受けて自分では気づかなか
ったことを発見する機会にも恵まれる。
○自分の☆(ホシ)を再確認
自分の☆(ホシ)である、大切にしたいこと、目指したいもの、実践の根底に
常にあるもの、を再確認した。それも、3人3様!
私の☆(ホシ)は、やっぱり、「自立した学び手を育てること」みんなが、学
び方を身につけ、自分なりの学びを自分で進めることができるようになること。
そして、自分の「好き」を追究していけるようになること。それにより、学びの
楽しさを感じて欲しい。そのための、「場づくり」にやはりこだわっていきた
い。
新年度も、リフレクションを継続し、新たな「行為の選択肢の拡大」をねらっていきます!