「ママ先生✖️ライフコーチ✖️ファシリテーター」の徒然日記

ライフコーチであり、ファシリテーターであるママ先生の、思いついた徒然を不定期で綴っていきます!

今を大事に、1日1日積み重ねていこう!

あれから7年経つのですね。

皆さんの3.11はどんな様子だったのでしょうか。

私は初任校で初めて一般級を担任した年の年度末処理中でした。

子どもたちを帰し、職員室に降りたところだったと思います。

とても長い揺れに驚きました。校内に残っている児童を外に出し、

校庭で引き渡したり、帰宅する児童たちを送って行ったり・・・

保護者の勤務先が遠い児童は、お迎えを待って学校に止めおかれました。

途方にくれながら、クラス替え処理のカードを書いていた覚えがあります。

同僚の先生が家まで車で送ってくれました。

途中の鎌倉市内の踏切や交差点では、警察官だけでなく、地元の方々がいたるところに立ち、誘導してくださっていました。

感動した覚えがあります。

幸運にも自宅は無事、電気も通っていました。

テレビから次々と知らせる惨状に言葉もありませんでした。

私は東北出身なので、津波の被害には身近な人々がかかわっており、

テレビに映る場所は知ったところばかり。

2年後、両親と津波の被災地を訪れました。思い出の地が一瞬にして姿を変えてしまった現状を目の当たりにしました。

「私にできることはなんだろう?」

 考え、悩み、出した結論は、

「教師として、これからの未来を担っていける創造力・行動力・協働力を備えた自立した人材を育てること」

目の前の子どもたちにしっかり向き合い、育てていくことだと

思った記憶があります。

 

3.11の今日、そんなことを思い出しました。

7年後の今、自分はどうだろうか?

自分にできること、しっかりやっているだろうか?

 

気持ちを新たに、また進んでいきたいと思います。

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1 1年間のプログラムデザイン

2 リフレクション

3 実践の実際 

 ①登校時〜朝休み ②朝の会 ③国語(文字の習得)④国語・算数の教科書授業

 ⑤生活科でのスキル習得〜探求学習 ⑥体育・音楽・図工ワークショップ 

 ⑦日常的生活(⇦イマココ) ⑧自立学習 ⑨作家の時間

4 まとめ!(成果と課題)

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 ⑦日常的生活

ピッカピカで入学してからの、低学年の2年間。

 

○とにかく、自分のことは自分で

まず何をおいても大事なのは、言わずもがな、これですよね。

これを何より重視して、2年間きたと思います。

そして2年経った今、思うのは、

「できる子は初めからできる。できない子は2年経っても、難しい。」

という現状。

できない子は、もちろん少数派ではあります。が、

1〜2割ほど、いるという事実。

 

毎日、毎日、叱ってもしょうがない、と感じました。

毎日毎日、個別に声をかける。

すると、稀にできる日も出てくる。

どうしてできない日が多いのか、観察する。

すると、個別の事情が見えてきたりして。

「この子は、こういうところが難しい子なんだな。」

児童理解の大事な視点にもなります。

 

もちろん個別に声をかけることはするけれど、

「その子を思い通りに変えようとは、しないことだな。その子をまずは理解することだな。」

と思っています。その子独自の成長を見守る。そんな気持ちでいたいです。

そして、その子の見るべきポイントは、実はそこではなかったりもします。

別の場面で思わぬ良さを発見することもたくさん!

 

○自分の役割を果たすこと

 ・掃除・給食・当番・係活動などなど・・・

 自分の役割を自覚し、しっかりそれを果たそうとする。

それって、とても大事なことだなあと今改めて感じます。

そして、

「きちんとやる」

 ことを徹底すると、

本当に気持ちよく毎日が過ごせる。

教室はいつもキレイ。

掃除用具入れも常に整理整頓されている。

本棚も、ロッカーの上も、廊下のフックも、教室の床も、黒板も。

その気持ち良さを、子どもたち自身が実感し、大切にしていこうとしています。

「きちんとやる」

これを低学年のうちに当たり前のこととして身につけておくと、

その後もだいぶ違うのではないかと思います。

なんだって、よりよくするための技がある。

配膳台の拭き方ひとつとっても。

それをしっかり初めのうちに教える。練習する。そして、できるようになる。

 

この経験が下地にあるから、

中学年、高学年で自主的に掃除当番を決めたり、掃除の仕方をさらに工夫したり、

さらに教室が気持ちよく過ごせる場所になるためのアイディアを生み出したりすることができる。と、思っています。

 

○休み時間トラブル→解決→繰り返し

 

 2年間、休み時間中のトラブルは、断続的にたくさんありました。

実態的に、ちょっと多い感じだったのですが、

このことが、良い学びの機会になりました。

 

「ルールを守る」ことの大切さ

 

これに尽きるかな〜と思います。

怪我やそれにつながる危険なこと、心を傷つけること、

は基本的に私が間に入ってよく話をしましたが、

それ以外の様々なトラブルに関しては、

 ほとんど、子どもたち同士で話し合わせました。

当事者同士で、または全体のサークル対話で。

 

そして、その積み重ねにより、

すご〜く、変わっていきました。

 

休み時間に限り、ジャイアンみたいに横暴な振る舞いをしていた子が

劇的に変わったのも、みんなでの話し合いの積み重ねによるもの。

 

この2年の3学期になって、面白いな〜と思ったのは、

1年から2年の前半まで、トラブルメーカー的存在だった子たち複数人は、

今では、とても正義感の強い、しっかりした頼れる子たちに変わったこと。

 

その子たちは、ほかの子たちに比べてとても多く話し合いの機会を持ってきたためか、

誰よりも学んだ様子。

 

う〜ん、面白い!!

トラブルは、学びのタネがぎっしり詰まっています。

 

今を大事に生きることの尊さを、

3.11のこの日に改めて感じました。