「ママ先生✖️ライフコーチ✖️ファシリテーター」の徒然日記

ライフコーチであり、ファシリテーターであるママ先生の、思いついた徒然を不定期で綴っていきます!

「単元計画・プログラムデザイン」ってどんな感じ?Q&A 〜ご質問いただきました!〜

最近、このブログを読んでお問い合わせくださった方から、
「単元計画」と「自立学習予定表」を見たいと言うリクエストをいただき、
お送りしたところ、
「単元計画・プログラムデザイン」について
ご質問をいただきました!
「真剣に読んでいただいているんだなあ〜!」
と感激しています。
そして、そのご質問について答えようと考えていたら、
「自分自身もとても勉強になるなあ!」
と思いました。
ステキなきっかけをいただき、ありがとうございます!!
 
そんなわけで、Q&A形式で、書いてみたいと思います。
 
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Q
① 単元プログラムですが、これは、子どもには配らないですか?
  以前、信頼ベースの学級ファシリテーションの取り組みで、わたしも
  作ったことがあるのですが、そのときは、配っていました。
  そして、少し違和感を覚え始めました。めあてが、もう分かっている
  ということはレールに乗っている?めあてって子どもがつくり出すもの?
  でも、見通しはぜったい持てた方がいい。結局、納得解が見つからず
  やめてしまいました。
 
②あと、なかなか予定通りに進まない笑
  進みますか?
 
単元プログラムについて、この2点、教えてください!
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 A
単元計画ですが、私が作っているものは、完全に教師用で、自分用に作ってあります。
まさしく、指導案、指導書がわりに、完全オリジナルなもの、という感じです。
なので、子どもには配っていません。
 
単元計画に近いものを、子どもに配るとしたら、
 
○子ども向けの言葉で
○活動計画・活動の流れ・活動のゴールを明確にした
○個人のペースメーカー的なもの
 
などが考えられるかなと思います。
 
また、
○評価規準を入れたもの
つまり、いわゆるルーブリックにもできるかなとも思います。
 
さらに、
○進捗状況を子ども自身が把握できるようなもの
振り返りや各自の進み具合をメモしておけるような欄を設けることも
考えられます。
 
その辺は、目的・内容によって
様々にアレンジするかと思うので一概には言えないかなとも思います。
 
めあてについてですが、
扱い方は、学年、教科、内容にもよると思います。
例えば、今やっている生活科の
「明日へジャンプ」では、
めあて・単元目標としては
「自分の成長を振り返り、表現する」
ですが、これをいきなり子どもたちに「デーン!」と提示しても、
ポカーン
となっちゃって、受け身になっちゃうかと思います。
2年生ということもあり、ゴールをイメージすることがまだ難しいですし、
子どもたちが主体的に学び、ゴールへ向かうことが最も重要なので、
第1時では、活動の見通しをもたせることからスタートしました。
その中で、「こんなことをしたい!」というめあてが、子どもの言葉で生まれてきました。
具体的には、
自分の成長を発表することで、
「今まで一緒に過ごしてきた友達に、ありがとうの気持ちを伝えたい」
「お世話になった人たちのおかげで成長することができた。
 その人たちにありがとうを伝えたい」
というようなものです。
自然と、これがめあてになりました。
そして、それは、こちらがあらかじめ設定した単元目標から離れたものではなく、
むしろより良いものになったと思いました。
 
また、国語の「お手紙」では、
「読み方」の様々な方法を教える単元にしたので、
毎時間、めあてはバッチリこちらから先に提示しました。
図工なんかでも、大抵こちらから提示します。
例えば、
始めの時間は「カッターナイフの安全な使い方を知り、約束を守って使う」だよ。
次の時間は「窓の形や開き方、色の組み合わせなどを工夫して自分だけのオリジナルタワーを作る」だよ。
といった具合です。
算数ではあまり毎時間めあてを掲げるということはしません。
単元の最初ぐらいでしょうか。
 
という感じで、結構バラバラです。
もちろん、いろんなやり方があると思いますので、
話半分で聞いてくださいね(笑)
 
めあての捉え方にもよるような気もします。
例えば、さっき挙げた図工のカッターナイフのめあてですが、
こちらで提示した内容は、最低限おさえるべき活動環境やルーブリックです。
そして、これは、指導書などに出てくる、評価規準に基づいたもの。
 
でも、本来のめあては、例えば、
「魚が立体的に飛び出してくる壁の、カラフルで楽しい水族館を作る!」
かもしれません。これ、いいと思いません??
そして、これは、一人ひとり違いますよね。
こういうめあては、子ども自身が作り出すものじゃないでしょうか。
 
なんだか、長々と書いてしまいましたが、なんとなく伝われば嬉しいです。
 
予定通りに・・・・
前はぜんっぜん、進まなかったです!!!
進むようになったのは、ここ2〜3年でしょうか(笑)
私は今年で教員11年目です。お恥ずかしながらそんな感じです。
 
予定通りに進むようになった時期は、
クラスの子どもたちに合った計画を立てるようになってからです。
一人ひとりの顔を思い浮かべながら授業をデザインするようになってからは、
大抵予定通りに進みます。
コツは、「こちらが設定した道を歩かせる」ということをやめることです。
伝わりますか??
 
 
書きながら、自分の実践をすごくすごく振り返ることができました。
やっぱり、学びは、人とのかかわりから生まれますね。
ありがとうございました!
またぜひ、質問お待ちしています☆
 
沖縄の本部で見た、明け方のスーパームーン!これ、月なんですよ!!太陽みたいですよね〜

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