「ママ先生✖️ライフコーチ✖️ファシリテーター」の徒然日記

ライフコーチであり、ファシリテーターであるママ先生の、思いついた徒然を不定期で綴っていきます!

「先生が、やりたいことをやっちゃおう!!」〜先生の元気を応援したい!②〜

前回の、
「先生の元気を応援したい!」〜私がライフシフトを決意したわけ〜
では、昨年度からもっているモヤモヤ(問題意識)から、私なりに、
「こうしたら、先生が元気になるのでは!?」
という考えを書いてみました。
 
前回の最後に書いたのは、
 
☆先生が、やりたいことをやる!
1 「やりたいこと(理想・夢)」「ワクワク!(原動力)」をもつ
2 リフレクション(自分の成長を促進する!)
3 自分自身の価値観を知る
4 先生自身が学びを楽しむ
5 プライベートを楽しむ
 
です。
「先生が、やりたいことをやる!」
というのは、何をおいても、とっても大事だと思うのです。
 
先生の元気のためには、
他にも・・・
☆仕事の効率化をし、時短で仕事を終わらせる
☆仕事を学校経営の視点から削減していく
 
等々、もちろん、あると思いますが、
今回は「先生が、やりたいことをやる!」にフォーカスを当てます。
 
☆「学年の先生たちが生き生きと、元気になる!!学年経営」
な〜んていうのも、いいですね!
こちらは、私自身の経験から、後日、別で書いてみたいと思います。
 
 
再び話を戻して、
「先生が、やりたいことをやる!」
です。
 
どうして、これにしたかと言いますと、
私自身が、
「仕事がめっちゃめちゃ楽しい!!!」
と思えていた時間は、
何がポイントだったかというと、
 
「自分のやりたい実践に思い切り打ち込み、徐々に子どもたちの姿として、結果が現れてきた」
 
ということだったと思うのです。
どう考えてもそうです。
このブログに綴ってきたのも、結局のところ、こういうことだったと思うのです。
 
実際に、複数年間、「この仕事がめっちゃくちゃ楽しい!!最高に楽しい!!充実!!」という期間を目一杯経験してきました。
「やりたいことをやる」そしてそれが、「実を結ぶ」。
教育の世界じゃなくても、誰にとっても、これは、すごく楽しいことで、充実した時間を過ごせるものです。
 
誰だってそうですよね。「やりたいことができる」っていうだけで、幸せです。
自分自身、本当に楽しい日々を過ごしてきました。
 
そんな中、何度か思ったものです。
「周りの先生たちも、やりたいことを思いっきりやれているんだろうか?」
 
少し前に、同僚と一緒に受けたある研修で、講師の先生に、
「今のストレスレベルを1〜10(MAX)で表すといくつ?」
と聞かれたことがあります。
私は、「2」と答えたのですが、他の先生方はみんな「10」でした。
すごく場違い感を感じてしまったのを覚えています。
 
 
私自身は、自分のこれまでの人生を振り返ってみると、
「自分のやりたいことに向かって直感的に突き進んできた」人生だったと思います。
興味関心の赴くままに。よく、人から「変わってるよね」と言われてきました。
だから、みんなが私のように、生きているわけではないと、なんとなくわかっていました。
 
教員養成系の大学を卒業はしたものの、
教育実習に行ってみて、
「ああ、自分に教師は向いていない。」
と感じ、教師の道を一度断念、
当時、最も打ち込んでいた、演劇を続けるという道を選びました。
 
「演劇をやるなら東京だろう」という安直な気持ちで上京。
約5年間、フリーターをやりながら演劇を続けました。
貧乏役者生活は、お金はなかったけど、とても豊かで。様々な出会いと経験をもたらしてくれました。
 
アルバイトは、
「興味のある仕事を片っ端からやってみよう」
と思い、飲食、営業、販売、事務、屋形船、イベント等々なんでもやりました。
特に飲食の接客で「人の話を聞く」という仕事がとても楽しく、
最も多くやった仕事でした。
 
・・・・というように、
もともとそんな性格なので、教師になってからも、あまり周りを気にせずに
「これ、やってみたい!これ、いい!」
と思った実践、セミナー、学校にバンバン足を運び、
自分でもやってみる、ということを臆せずにやりました。
 
もちろんはじめは、そんな付け焼き刃ではうまくいくわけもなく、、
なんども失敗しました。
でもめげずに続けるとそのうちに、子どもたちの姿が変化し、結果として現れてくるようになりました。
すると、周囲の先生たちも、ひょんなことから興味をもってくれて、
一緒に授業を見合ったり、真似してくれたり、普段から挑戦していることを語り合ったりするようになりました。
すごく楽しくて、充実した時間が過ごせたと思います。
この、少しずつ、うまくいくようになって、結果が現れるようになった、というのには、
自分なりに編み出したコツがあります!
 
そんな自分自身の経験から、今、様々に悩んで、元気が無くなってしまっている先生たちの元気を取り戻すお手伝いができるんじゃないかな、と思いました。
 
 
またまた話を戻します。
 
だからこそ、
「先生が、やりたいことをやる!」
がいいと思ったのです。
 
「先生の仕事って、面白い!!楽しい!!」
それを、多くの先生に、日々、実感して、過ごしてほしい。
そして、
「一人ひとりの先生方が、やりたいことがあり、その人らしく、生き生きとしてほしい。」
と心から、思いました。
だって・・・
そんな学校で学べる子どもたちは、幸せです!!

 
「先生が、やりたいことをやる!!」
のために、私が考えたのが、以下の5つです。
 
1 「やりたいこと(理想・夢)」「ワクワク!(原動力)」をもつ
2 リフレクション(自分の成長を促進する!)
3 自分自身の価値観を知る
4 先生自身が学びを楽しむ
5 プライベートを楽しむ
 
次から、一つずつ、詳しく書いていきたいと思います。
 
ぜひぜひ、感想をお聞かせください。

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「先生の元気を応援したい!①」〜私がライフシフトを決意したわけ〜

ご無沙汰していました!
ママ先生、この間、いろんなことがあって、いろんなことを考えていました・・・。
そして、ライフシフトしようと、決意しました!!
 
昨年度の後半から、実はすでに、心の中はモヤモヤしていたのですが、
それを言語化し、発信する決意がようやくできました。
 
 
今、一番の私の問題意識が、
 
「先生の元気が無くなっている」
 
ということなんです。
「何を今さら!」と言われちゃうかもしれません。
もはや、公然の社会問題なのかもしれません。
 
でも、今まで、気が付いていながらも、どうしようもできなかった、というのが正直なところでした。
このたび、「それでは、いけない!」と思い、動き出すことに決めたのです。
 
このブログも、先生たちが読んでくれていることが多いと思いますので、
「少しでも、読者の皆さんのお力になれればうれしい!」と思います。
 
 
今回は、「私がライフシフトを決意したわけ」を書いてみます。
 
 
これまで在籍してきた職場では、
 
・日々を過ごすので精一杯
・校内研究に追われる
・行事の準備や校務分掌、事務仕事が多くて、授業まで手が回らない
・思うように授業や学級経営ができない
・画一的なやり方を求められる
 
というような先生たちの実態を嫌という程目にしてきました。
そして・・・
 
<笑顔が消えていく先生・・・>
<いつも疲れている先生・・・>
<体調を崩しがちの先生・・・>
 
が、毎年、周囲にいらっしゃいました。
私自身も、振り返ってみれば、そんな様子の時があったと思います。
いつかというと、臨任時代・本採用1〜5.6年目くらいまで・・・かな?
とにかく、慣れるのに精一杯だったあの頃。
理想はあっても、全然、思うようにできなかった、あの頃。
ツンツンとがってた・・・!あの頃。
誰にでも、そんな時期はあるんだと思います。
 
私の例は、そんな感じですが、
それ以外の経験年数の先生たちにとっても、
上記の姿は珍しくないのではないでしょうか?
 
周囲を見渡せば、そんな先生方の様子が目に入る。
でも、自分は家事育児もあるから、退勤も早く、そんな先生方の話をゆっくり聴く時間ももてていなかった・・・・と反省しています。
たまたま、遅くまで残れる日には、近くの残っている若い先生に、
お菓子を渡して「おつかれさま」と話しかけたら、
「ちょっと聞いてもらってもいいですか?」
と、色々、普段感じていることや、困っていることなどを話してくれました。
なかなか、周囲の先生たちは、それぞれ忙しそうで、話しかけるのにも躊躇してしまう方もいらしゃるようでした。
でも、経験の浅い先生たちは、話を聞いてほしい、助けて欲しい!と思っているのですよね。
 
 
近年、特にびっくりしたのは、
<日に日に痩せていく先生・・・>
です。
隣の学年の先生だったのですが、いつも顔色もあまり良くなくて、
気がつくとどんどん痩せていく先生がいました。
すごくすごく心配で、ちょくちょく声をかけていました。
 
ひどい時は、
<休職に入ってしまう先生・・・>
もいました。
当時はコロナもまだ存在せず、研究研究と、とても熱心な学校に勤務していました。
物理的に、忙しすぎるということがあったのと、
精神的に追い詰められてしまった、
というのがあったのだと思います。
これは本当に、最悪な例ですが・・・
実際に、あったことです。
私自身も、結構しんどかった覚えがあります。
 
 
ここまでひどくはないにしても・・・
似たような状況は、全国の学校現場で見られるのではないでしょうか?
 
そしてこれは、日頃たくさん関わる子どもたちにも、直接的に影響を与えると思います。
 
「大人って大変そうだな」
「先生って・学校って、忙しい」
「どうせがんばっても報われない」
「将来への希望・・・夢・・・かぁ〜・・・」
 
良い影響はあまり想像できませんよね・・・。
 
 
以上のことに、昨年度後半あたりから、すごくすごく問題意識を感じてきました。
子どもたちにとって、担任の先生は、親の次に長く一緒に過ごす大人です。(もしかしたら、一番?!)
良くも悪くも、子どもたちにとって、「大人」のモデルになる、大きな意味をもつ存在です。
そんな先生たちが、日々元気なく過ごしている姿を子どもたちが見ているのです。
もちろん、「子どもたちの前では別!」と思っているかもしれません。
でも、子どもって鋭くて、微妙なことも感じ取る。
 
 
よって・・・
こう考えました!!
 
 
「先生が元気になれば、日本の未来は明るい!」
そう思いませんか?
例えば、
 
<先生が日々やりたいことに挑戦して、生き生きしている>
<いつもにこにこ、笑顔で楽しそう>
<先生によっていろんなやり方の人がいて、面白い>
<先生が、個性豊か>
<日々の仕事が、楽しそう>
 
こんな風に変わったら・・・
子どもたちは、
 
「毎日楽しい!」
「にこにこ笑顔・元気が湧いてくる」
「人によって、いろいろ違って、いいんだな」
「働くって、楽しそう!」
「大人って、いいな」
「私も、いろいろなことを、やってみたいな」
 
という風に、変化しますよね。
 
「日本の未来は、明るい!!」
単純でしょうか?
 
「じゃあじゃあ、一体どうすればいいの!?」
となりますよね。
 
 
それは、
ズバリ、
 
「先生が、やりたいことをやる!」
1 「やりたいこと(理想・夢)」「ワクワク!(原動力)」をもつ
2 リフレクションを習慣化する(自分の成長を促進する!)
3 自分自身の価値観を知る
4 先生自身が学びを楽しむ
5 プライベートを楽しむ
 
と、考えました。
これまでの経験から、自分にできることがいろいろあるんじゃないだろうか?
と思いました。
具体的には、これから詳しく書いていきたいと思っています!!
私が今、学んでいる「コーチング」のこともすご〜く関係があるので、合わせて書いていきます。
 
ぜひぜひ、全国の現場の皆様、情報交換していきましょう〜!
 

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ママ先生、いよいよ with コロナの授業スタート! vol.3

待ち遠しかった週末・・・!

今週は、全員登校&給食がスタートしました。全員登校は、まあ・・・その方がこれまでも長かったので、労力的にはそんなに・・・ですが、

やはり個別支援が落ち着いてできる環境ではなくなってしまいました。

これはだいぶ残念な、事実かもしれないです。

給食は、コロナ対策で大きく様子が変わり、こちらの負担増&精神的消耗増。

全国の先生方が、ここは避けられないところですよね。なんとかうまいことコツをつかみ、

慣れたいと思っています。

 

さて、今回は、

第1位の、 「ICT環境が、ガラリと変化」について書きます。

 

自分なりに色々考え、withコロナの授業では、以前も書いた通り、「個々が、一人で学ぶ力をつける・伸ばす」に重点を置きたいと考えました。

そのために、

①明確で、わかりやすく、端的な短いレクチャー(ミニレッスン)

②個人で学ぶ時間の安定的な確保

③個別カンファランスの充実

が重要だと考えました。まあ・・・こう書いてみると、ワークショップ授業そのものですが。

 

プラス、

個人で学び進める際に、「学びの目的・価値・ゴール・楽しさ」を感じてもらうために、

「ものづくり」を入れたいと考えています。こちらは、まだまだ構想中で、実行に移せていないので、おいおい、実践しながらまた報告していきます。

 

①〜③を実行していくために考えたのが、ICTの効果的な活用です。

昨年度も、突然、プログラミングを研究しなくてはならない立場になり、ICTは意識していたつもりでした。

が・・・!しかし!今考えると、ほとんど、活用できていたとは言えない!と思います。

例えば、実物投影機というものが随分前から現場には普通に普及していますが、

正直、あまり使ったことがありませんでした!

その都度接続したり、向きや場所を考えたり・・・というのがなんとも苦手で!!

お恥ずかしながら、「自分の能力的に、めんどくさがり&機械オンチすぎて普段使いできない!」という状況でした・・・。

天吊プロジェクターは、常時接続なので、電源を入れればすぐ使えて、

オンチな私にも、すご〜く便利で、デジタル教科書&nhkforschool視聴など、そこそこ活用はしていたと思います。

が。しかし。

今年度は、それとは比べ物にならないくらい、活用していると思います。もう、なくてはならないくらい。板書の数も減りました。黒板からスクリーンを外すこともなくなりました。(昨年度までは、板書できるスペースが少なくなって、邪魔だ・・・くらいに思っていた・・・)

変われば変われるものですね!

 

なぜ突然、そんな風に変えたかというと、withコロナの感染予防対策の行動制約と、休校後の学習格差の問題が大きくあります。あとは、学校の特色と、低学年だということかな・・・。

私がこれまで中心にしてきたのは、子どもたち同士の関わり、つながりのデザイン、学び合いです。しかし、今回、子どもたち同士の学び合いや、集合してのミニレッスン、集合してのグループ支援、などがことごとく制限され、しばらくは控えた方がよい感じになってしまいました。

そのため、誰もが着席したまま、どの子にもよりわかりやすい、具体的なレクチャー&手順の指示、資料提示をするために、画像や動画、拡大提示の使用が不可欠、と考えました。

 

そのために、教室環境や教材研究で準備したことは、

まず、「様々な機器の常時接続」です!!

私は、配線は大の苦手、その場でささっとやる、ということができずにテンパってしまいます・・・。いつも近くの教室のICT得意そうな若手の先生を呼びに行って、やってもらっていました・・・。前日に、接続確認して、練習しているにも関わらず、こうなります!!

(とても迷惑をかけていた・・・すみませんでした)

というわけで、それを避けるためには、もう、常時接続しかない!ということで、

休校中にコツコツ用意しました。

前任校では、教室用PCが学年に1〜2台と少なく、常時使用が難しかったのですが、

なんと、異動した現任校では、全教室にPCがありました!これだけでも拍手もの。

なので、PC置き場を固定し、そこに配線を集合させ、様々な機器を接続。

校内放送用の機器、そして、苦手だった拡大投影機の代わりの、ウェブカメラ!

これがまた便利で、常時、スタンドクリップで机に固定しておき、使う際にPCにUSBでチャッと繋ぐだけ。PCからプロジェクターに常時接続しているので、こちらもすぐに使えます。ウェブカメラはとても小さく、机上に全く場所を取らずに超便利。

PCは壁に向けて設置しているので、授業の際に子どもたちの方を向いて話せるよう、自前でワイヤレスマウスを購入。これで、自分は座ってスクリーンと子どもたちを交互に見ながら、操作&話ができます。机上も物がなくて、すごくいい!

話す時は、マスクはしているといえ、子どもたちに正面で向かって、大きい声で話すのは憚られるため、なるべく離れて話すため、基本、座って教師用机のところで話すことにしました。

子どもたちにはスクリーンを見てもらい、自分はサイドで座って話す。プレゼン方式です。

 

なんと、私の教室にだけ、天吊プロジェクタがなく、急遽、普通の卓上型プロジェクタを設置し、配線も邪魔にならないように苦労してまとめ、養生テープで固定。苦労した分、使いこなしてやる!という気持ちも生まれました(笑)

卓上型のため、場所が移動でき、通常の天吊型よりも、大きく映し出すことができました。これはなかなかいい部分。

 

さて、肝心の活用ですが、

まず、毎日活用しているスタンダードは、以前なら画用紙などの紙に書いて黒板に貼っていた、手順などの指示・メモ。

毎朝、スクリーンに、おはようのメッセージと、朝の手順を示したPPを大きく写しておきます。カラフルで、文字も大きく、すごくいい。見やすい!

帰りの会でも、「おどうぐばこ の整理の仕方」をバーンと映し、毎日それを見ながら整頓タイム。

授業中の手順指示も、板書ではなく、直接PP(パワーポイント)のスライドに打ち込み、スクリーンに投影。手も汚れなくて、簡単です。保存もできて、いつでも少し手直しして使用可能。便利です。

 

そして、毎朝のスタートは、読み聞かせ。

読み聞かせといえば、本を見せながら、子どもたちになるべく見やすように近くに集まってもらい、やるのが定番ですが、集まっちゃいけないため、

絵本を机上に置き、ウェブカメラでスクリーンにバーンと大きく写します。

これなら、教室の後ろまで机を下げている子にもよく見えます。(机の間隔を思いっきり離しているため。)

そして私は座って優雅に読み聞かせ。楽です。

 

nhkfor schoolも毎日2〜3本、見せています。

nhkforschoolって、ほんとすごくよくできていますよね。

国語算数、生活、体育、図工・・・・

とてもよくまとまっていて、かつ、面白くって・・・

活用しない手は、ないですね。

今、2年生によく見せているのは、「さんすう犬ワン」シリーズ、「おはなしのくに」シリーズ、「ことばドリル」シリーズ・・・これは、低学年の作家の時間のミニレッスンに最適です!そして、「おばけの学校たんけんだん」シリーズです。

予習・復習、あと、給食時におしゃべりしないで食べるために・・・などなど、使える場面た〜くさんです。朝の、低学年によくある、登校・朝の支度の個人差にもこれを見せておいて対応できます。ちょこっと宿題・提出物チェックするのにも。それから、疲れた時にも(笑)

 

そして、授業です。

今、多用しているのは、算数のデジタル教科書をスクショして素材として使って、自分で作成したPP(パワーポイント)です。

自分はこう教えたい、と思う流れでPPを構成し、ポイントなども付け加えます。

これまでなら板書していたものや、ホワイトボードマーカーで書き加えていたことも、

PPで入れちゃいます。

少し手間はかかりますが、一番のねらいは、

「いつでもこれを使って、サーっと復習ができる」ということ。

テスト前に、スライドショーを再生すれば、あっという間に授業の総ざらいができます。

理想は、近い将来に(?)GIGAスクール構想で一人一台端末を使えるようになった時に、

「子どもたちがオンデマンドで、自分一人で学び直しがいつでも好きな時にできる」ということ。

そこを想定しての、チャレンジです。

とにかく、これを作成しておくと、授業が楽です。

そして、余裕をもって、子どもたちに応対できます。予想外のことが起きても、すぐにその場で修正可能。付け加えて、よりよいPP資料に変えられます。

そして、ず〜っと、自分の資産として、残るというのも、すごくいいところ。

あまりPPを使ったことのなかった私も、この休校期間があったからこそ、練習して、使えるようになってきました。

 

それと同じ要領で、他教科も、自分の授業のPPを作成しては、毎日使用し、修正していってます。

例えば、生活科の「野菜づくり」。

伊垣直人さんのTQ(探究)プロジェクトに休校中参加し、全国の先生方と一緒に学び合うことができました。そこでヒントを得て作成した「MI(マルチプルインテリジェンス)を活用した探究学習の資料」を、「野菜づくり」バージョンに作り変え、PPを作成。

子どもたちに提示し、探究をスタートさせています。

 

例えば、作家の時間。

国語で、「書く」学習が教科書の単元にあるので、ここで、作家の時間をスタートさせました。

作家の時間の話をするときも、これまでは、手書きの資料を使っていましたが、こちらもPPで作成。ワクワク、楽しみながら作家の時間をスタートしました。

今後、ミニレッスンを、PPで積み重ねていきます。これも、今後の自分にとって、すごくいい教材、財産になります。

 

例えば、昨日、帰りの支度をしていたとき。

慣れてきた子どもたちは、帰りの支度中に、わいわい騒いだり、遊び始めたりします。

よくあることです。

そんなとき、これまでだったら、声をかけていたのが、

その場でスクリーンに映しながら、PPスライドを作成。

「したくができたら、しずかに すわろう。

 だれが はやいかな?」

と大きな文字で表示。

それだけで、何も言わずとも、ささっとできちゃう。

 

何にでも使えるなあ〜!とワクワク。

ほんと、板書が減りました。

気分は、ICTティーチャー(笑)

簡単なので、とてもオススメです。

 

さあ、来週もがんばろう!!

まずは休息じゃ・・・・

 

 

 

 

 

 

 

ママ先生、いよいよ with コロナの授業スタート! vol.2

今回は第2位の、 

「より、「個(ひとり)のチカラ」にクローズアップ」

について書きます。

 

 昨日、分散登校5日目が終了しました。

分散登校は残すところあと、月曜の1日だけ。

分散登校の期間中、ず〜っと感じていたのは、何と言っても、少人数クラスの良さ。

新年度が始まり、やっと1週間、のいつもの場合はどうだったか・・・・

こんなに、一人ひとりを、「個」を見ることができていただろうか。

答えは、ノー。そして、昨年度のことを思い起こしても、年間通じて、一人ひとりの学習状況を毎時間、教室を何度もくるくるしたとしても、みんなの状況を把握することなんて、難しかったと思う。

数時間かけて、一人ひとりの個別カンファランスを行い、なんとか単元を通しての個別対応をしていたのだった。

それが。分散登校の今、毎時間、ゆっくり、一人ひとりの様子を見て、声をかけて・・・と言うことができる。

うう・・・・それもあと1日か〜。

特に、今年度のクラスは、2年生で26人と、もともと少ない!!

なので、分散登校時は、一度にいる人数は、なんと13人!

13人だと、こんなにも、丁寧に見ることができるのか。すご〜く、いい。良すぎる!!

 

再開初日、子どもたちの様子は、一言で言うと、硬かった。

2日目、「ふきのとう」の対話型読み聞かせ&その場でジェスチャー(演技)をしたところ、

雰囲気がとても和らぎ、硬さが取れてきた。

3日目以降は、リラックスして、落ち着いて学習するようになった。

4日目、5日目は、安心して学ぶ雰囲気が、教室に満ちていた。

 

その安心感の要因としては、やはり、この少人数での授業が、大きいとまずは感じる。

火曜からは、全員が登校してくる。どう変わるか・・・・。

全員と言っても、26人だから、36人クラスからすれば、10人少ないのだ!

とは言っても、倍の人数になる。どう変化するか、注意深く観察していきたい。

 

そして、「個のチカラ」にクローズアップ!と言うところで。

withコロナの授業では、少人数の授業とはいえ、様々なこれまで当たり前にやってきた活動が

制限される。

もっとも大きな変化は、子どもたち同士の関わりが制限されると言うこと。

これまでの私の授業では、基本的に子どもたちの関わりをデザインし、仕組んで、それこそを中心としてきたところがあった。

今回、そこをほとんどやらずに、(できずに、と言うこともあるけれど)

まずは、「一人で学ぶチカラをつける」ということを意識している。

まだまだ、始まったばかりだけれど。今年度は、年間を通じて、この、

「一人で学ぶチカラをつける」と言うことを大事にしていきたいと思っている。

 

それは、この休校期間でひしひしと感じた課題。

様々な記事で読んだ。

「宿題を、いやいややっている」

「宿題をやらせようとすることで、親子の関係が険悪になる」

「子どもが一人で学習できない。だから、オンラインで授業を双方向で行って欲しい」

等々の声。

みんながみんな、そうではないんだろうとは思う。

でも、同僚の先生たちも、お子さんたちと、似たような状況だと言う話をよく聞いた。

 

勉強は、イヤなもの。宿題は、やりたくない。めんどくさい。

先生がいないと、学習できない。友達と一緒じゃないと、やる気が出ない。

 

しょうがない部分もあると思う。そうだよね〜、とも思う。

でも。

それを差し引いても、「一人で学ぶチカラ」を、つけてやれていない、

と言うことは、あるんだと思った。そして、深刻なんじゃないかな、とも。

どの学校でも、校内研究で、「主体的・対話的・深い学び」に関係する研究を

ここ最近はず〜っと、していると思う。

しかし、「主体的に学ぶ」と言う超重要な部分を、子どもたちに結果的に、身に付けさせることができていなかった、と言う事実が、今回の休校期間中に、明らかになってしまった、と思った。

だから、やっぱり、課題の出し方も難しかった。

文科省からは、今年度の学習を家庭学習でも進めるように、と言われるし。でも、新しい学習を、自分一人で進めてみる、という経験を、子どもたちはしたことがない。突然家庭学習で、できるはずもない。子どもは、「どうしたらいいの?」となり、当然、保護者にも負担がかかる。

個人差が大きいのが当たり前なのに、一律の課題を出される。できる子には物足りなく、難しい子には苦痛を強いる。前者の家庭では、もっと課題を増やして欲しい、質を上げて欲しい(質が低い)となり、後者の家庭では、宿題の量が多い、難しい、やらせるのが大変だ、険悪になる、ずっとつきっきりにはなれない、となる。

学校でも、課題の出し方にはみんなとても悩んでいた。そして、すごく工夫して課題作成をしていた。とても時間をかけて!

 

個人差の大きい、どんな子たちにも、自分で学び進めるスキルを、差はあれど、身につけさせていく。その大切さを、ひしひしと実感した。

 

そのために。

まず、スタートの1週間は、「個人作業に集中して取り組む」時間を確保し、

個別カンファランスを丁寧に行えるように心がけた。

そのために、レクチャー(一斉指導)の部分を、「よりわかりやすく」、「より短時間で」行えるよう、休校期間中に試行錯誤し、準備をした!

そのおかげで、きちんとその準備をした授業は、とてもスムーズに、

より時間を短縮して、より理解を促す内容のレクチャーができた実感がある。

そこが、第1位の、「ICT環境」ととても関係があるのですが。

この辺は、次回の第1位「ICT環境がガラリと変化」で詳しく書くとして。

 

その結果、個人作業時間・個別学習時間の子どもたちの様子が、ちょっとびっくりするくらい、本当に、とても落ち着いて、集中して学習していた。

「シーーン」

として、集中して、学習に取り組んでいる。休校明けの、2年生になりたての子たちが!!

すごいな〜・・・と思うくらい。

おかげで、こちらも、より落ち着いて、一人ひとりの学習を見ることができた。

もちろん、「少人数だからできる部分も大きい!」

のですけどね。

 

来週からは、人数が増える。

なので、第2段階として、個別学習をより子どもたち自身が一人で充実させるようにするために、レクチャー以外に、必要な時に、誰でもいつでも手に取れる、オンデマンド資料を活用したいと考えている。

それは、アナログであり、デジタルであり、いろんな形でアクセスできるように。

ちょっとずつ、がポイントだと思ってる。

子どもたちにとっても、自分自身の体調や精神的な余裕、家庭でのママ業のことを考えても。

第2段階、楽しみながら進めていきます!

 

 

 

 

 

 

 

ママ先生、いよいよ with コロナの授業スタート! vol.1

とうとう、学校が再開しました。

今年度、3度目の異動。そして、新しい職場だというのに、中間管理職的な立場にかわり、学校経営に随分踏み込んで仕事をするようになりました。

ムスメちゃんは、めでたく5歳に。年中さんです。早い〜〜〜〜!あと2年!!

0歳児クラスから一緒だったママさんたちと、「大きくなったよね〜・・」と目を細める。

ずいぶんと一人でいろんなことができるようになり、いろんなことも分かるようになりました。

自粛中にも、立場的にちょくちょく出勤する必要があり、ダンナ氏の実家に大変お世話になりました。ムスメはすっかり祖父母にも慣れ、喜んで行くように。感謝感激の日々です。

 

さて、withコロナの学校が再開しました。

しばらく学校全体のことに奔走していましたが、自分のクラスのことも密かに試行錯誤しており、とうとうスタート。

以前の授業とは、結構変えた・変わった実感があるので、ちょっとずつ記録しておこうと思います。

今年度は、2年生!

 

「ビビッとTop3」

第3位 学年目標の共有・明確なビジョンの提示→日常化

第2位 より、「個(ひとり)のチカラ」にクローズアップ

第1位 ICT環境が、ガラリと変化

 

まず第3位。

「学年目標の共有・明確なビジョンの提示→日常化」です。

 

4月の登校は2日間。そして、5月の課題受け渡しの数日間。(4回くらい)

その数日間で、子どもたちと会い、なるべく会話・観察し、課題の状況もよく吟味し、

過去3回の2年生の担任経験から、自分なりに、学級・学年で大切にしたいことを整理し、言語化してみました。

視覚的に資料にまとめ、学年会にのぞみました。

今年度は、新BOSSに頼み込んで、学年主任を外してもらいました〜。育児・異動したて・中間管理職への立場の変化(しかも仕事内容が以前までと全然変わった)・市の研究員の継続・・・「む、無理じゃ・・・」と思ったので・・・。

さて、学年会(今年度は3クラス)で。3人で、学級経営方針についてゆるりと話をしました。私は、結構もう考えが固まっていたので、初めに出しちゃまずいと思い、まずはひたすら2人の話を聞いていきました。対話しながら、出てきた話を整理。ありがたいことにどれも私が整理して言語化したものに含まれていました。じゃあ、言葉として、どんな風にしましょうね〜という話になり、そこで、「実はこんなの作ってみたんです」とメモを出し、提案。すると、「おお!全部入っている。いいですね!」と言ってもらい、その後、内容をみんなの話から出てきたワードに変換して、決定!パワポ資料も作成していたので、共有。その場でパパッと直し、アップして学年みんなで使ってもらえることになりました!

 

さて、再開初日。スタートの時間に、感染予防対策を踏まえた、基本の生活の仕方を話したあと、「2年生で大切にしたいこと」として、パワポを使って話をしました。

クイズみたいにところどころ、子どもたちが楽しみながら考えて、みんなで大事にしていくことを確認していきました。

そして、そんなふうに共通理解したことを、カラーで綺麗にA3でプリントアウトしたものを

スケッチブックに貼り、要所要所でいつも見れるように。

そこからは、日常的に、学年目標と、みんなで考えたその具体的な内容を、可視化して意識し、コツコツと毎日積み上げていっています。(まだ3日だけど)

このおかげか、子どもたちが安心した表情で、ゆるやかに日々過ごせているなあと感じます。

初めにみんなで「だいじなこと」を共有するって、まず、グランドルールをちゃんと確認する、ということ。

来週、みんながそろって登校するようになったら、クラス目標につなげていきたいと考えています。

そして、クラス目標のシンボルキャラクターも、作ってみたいな〜と思っています。

 

このあたり、様々な似ている先行実践はありますが、

今回は、『ティール組織〜マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現〜』の

第2部第6章「存在目的に耳を傾ける」のP343「だれも座らない椅子」に着想を得ています。ワクワクします!

 

※資料をご覧になりたい、という方は、紙飛行機のお問い合わせフォームからアクセスしてくださいね☆

 

次回は、第2位の、 

「より、「個(ひとり)のチカラ」にクローズアップ」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

『教科の一人学び「自由進度学習」の考え方・進め方』読書メモ!

愛知県知多半島の小学校で、こんなガチンコのすんごい実践が、なんと1980年代から実践されていた。
「自由進度学習」は、数年前からとても興味があり、不勉強なまま、一回だけトライして、すぐに自爆したのだった・・・。
その時にわかった(思い知った)のは、
「自由進度学習」を、その目的をきちんと達成するように実現するには、生半可な覚悟じゃダメだな!
ということ。
この本の著者の竹内さんは、なんと、初任から退職まで実に30年以上、「自由進度学習」を研究し続け、
しかも赴任先の先々の学校全体に普及させたすごい先生。
 
この本は、1年前くらいに購入したまま、積ん読されていたもの。
そして、今、休校期間中に、様々なことをグルグルと考え続け、試行錯誤中。
最近、学校再開後の授業・学校の在り方についての話が勤務校でも話し合われている。
そんな中、再開後の授業について妄想していて、ふとこの本を手に取った。
その背表紙、タイトルにビビッときた感じ。
 
まず、再開後の学校では、最近ニュースで見て衝撃的だったのが、教師と子どもたちの間にビニールカーテンのような
巨大全身シールドが設置されていたこと。
確かに、再開後は、子どもたち同士が肩を寄せ合って教え合ったり、グループワークをしたり、ということが制限される。
教師側の一方通行の講義形式の授業が必然的に増えるんだろう。その必要性も分かる。
でも・・・衝撃的だった。そうか、・・・これが現実なんだ!
 
また、休校中の課題について、家庭学習がなかなかうまくいかない、という話を多く聞く。
子どもたちが机に向かって学習できる時間が少ない、とか、親の言うことを聞かない、とか。
だから、先生がオンラインで双方向の授業をしてほしい!と。
 
こう言う話を聞くたびに思うことは、
「子どもたちにとって、学習は、受け身で、やらされるものである。苦行。」
と言うこと。
そして、それが、すごく根深いんだな〜と。。
「先生や友達がいないと、学習できない。」とは、そういうことだろう。
そして、これは、教育の問題点として、ウン十年も前から、言われてきていること。
 
「主体的に学ぶ子どもを育てる」
こんな文言が、一体、何年前から聞かれているだろうか。
私たち学校現場は、長いこと、それを目指して教育実践を積み重ね、今に至る。
のに、その結果、今のこの状況がある。赤面。苦渋。
 
一人で学び進める力。それを、身に付けることができていない。
しかも、再開後は、分散登校などから始まり、取れる時数も少ないだろうから、
家庭での学習もまた、重要になってくるんだろう。
授業では、教師や友達との関わりも制限され、協働的な学びは、あまり期待できない。
個別の学びが、とても重要になってくるんだと思う。
一人で学ぶ力が、大切になる。それを見据えた、学習計画・授業計画を立てていかなければいけない。
 
この本は、そのヒントがいっぱいに詰まっている!と思った。
竹内先生と全く同じようにやれる気はしないけど、
今の時代、状況、目の前の子どもたちの実態に合った形で、
かつ、これまで自分が学び、実際の授業で追究してきたことと かけざんしながら、
わたしなりの実践を模索することはできそうだと思う。
 
そして、「今」だからこそ、このような先進的な実践でも、受け入れられやすいかも、と思う。
前代未聞の事態。大きな工夫が必要とされている。そして、みんな模索中なのだから。
 
よ〜し!やってみよう!
また報告します。

対話の時間(道徳)「学校に来て学ぶのはなんのため?」

「学校に来て学ぶのは何のため?」で久しぶり!!に、対話の時間を行ないました。

 

「学ぶ」ことは一人でも、家でもできる。通信教育もあるし、家庭教師というものもあるし、近年はeラーニングでも個に合った学びができる。では、わざわざ学校に来て学ぶのは何のためだろうね?

こんなふうに始め投げかけました。

 

昨日の帰りにちょっと予告しておいたこともあり、子どもたちはハリキッて自分の考えを書き始めました。

授業開始前から椅子でクラス全員がサークルになり、サークル対話の場を作っていました。

 

その後「対話力をつける」カード(自作)で対話の評価規準を確認。進行表に沿って対話をスタート。

「多くの人と触れ合える」

「多くの人と学びあえる」

「ルールを学べる」

「いろいろな意見が聞ける」

「コミュニケーション能力が身につく」

「将来の役に立つ」

始めの伝え合いタイムでは以上のような意見が出されました。その後、さらにそこを深掘りしていきます。

 

しかし、深掘りするのに私の「質問」とか「問い返し」は必要ありませんでした。

子どもたちが次々と

「〇〇さんの意見に少し似ていて〜」とか

「〇〇さんの意見と少し違って〜」とか

「今思いついたんだけど、〇〇さんの〜という意見と繋がりがあるのですが〜」とか

「〇〇さんの言っていた〜に関連して〜」とか

「〇〇さんの〜という意見を聞いて、〜と思いました」とか

「話を聞いていて思ったことなんだけど〜」とか

もっと様々なバリエーションがあるけれど、そう言った発言が次々に出て、

どんどん深まりを見せていったから。(特に話型はありません)

私が立ち入る必要はほとんどなかった!

 

途中、少し整理したり、私が聞き逃した話をもう一度言ってもらうようお願いしたり。

詰まった時にペアトークを促したり。そのくらい。

 

そして、話は自然と、

「将来、社会に出て人と協力する力をつける。自立し、一人でも生きていけるようにするために、多くの人と一緒に学ぶ」

「下学年のお手本となるような6年生になるために、自分たちでルールの意味を考え、守れるようになりたい」

という方向に進み、収束していった。

・・・かに思えましたが、授業終了の時間が過ぎても、話したいという子が後を絶たず。

ある子が最後に、「なぜ友達を作るのか?」という問いをみんなに投げかけ、場がどよめいた!

それに応えたい子らが延々と話し続けそうだったので、半ば強制終了。次は「友達」についての哲学対話かな。

すごい勢いでその後、振り返りを書いていました。

 

 

それにしても。対話の時間は楽しい!

子どもたちがその場で考え、意見と意見をかけ算してつないでいく。

「ひらめいた!」という表情・声・空気。

似た意見でも、個々の使う語彙によって、様々に肉付けされていく。

厚みが増す。

発展する。

面白い。可能性を感じる。子どもが解き放たれる、という感じ?

一斉授業とは根本的に違う、対話の授業。

ワクワクします。

やはり、自分はファシリテーターをやりたいのかなあ・・・f:id:hiwahiwa3:20200124055038j:plain