「ママ先生✖️ライフコーチ✖️ファシリテーター」の徒然日記

ライフコーチであり、ファシリテーターであるママ先生の、思いついた徒然を不定期で綴っていきます!

第1回、ビブリオバトル開催!盛り上がりました〜!

あすこまさんのリーディング講座に行ってから、意識的に読書の時間をとってきました。そしてついに、昨日、ビブリオバトルをやってみました〜!

う〜ん、面白かったです。私自身、初めての試みでしたが、子どもたちと一緒にとても楽しめました。

 

以下のような感じです。

 

「第1回、○年○組 ビブリオバトルを始めます!」

と言うと、子どもたち「イエーーーーイ!!」と大盛り上がり。

みんなのドキドキ、ワクワクしている顔がステキ。

やり方としては、①グループ戦、②決勝戦、と言う流れ。単純明快。

グループ戦では一人2分間。ほとんどの子が2分近い時間でブックトークを終える。

素晴らしすぎる。できるんだなあ、こういうこと。しみじみと感動する。

堂々と2分、自分の言葉で何も見ずにトークする子がたくさん。発表原稿を書かずに、大体の内容を決めさせて、あとは話す練習をしたのが良かったみたい。その子なりの、自然なトークが展開していた。

あれほど「発表原稿は書かないよ〜」と言ったのに、心配で心配で、発表物の裏側などに書いてあるのを読む子も。

書いてあるのを読んでいるだけなのに、緊張に声が震えている子も。

ああ、いろいろだなあ。でも、誰もが精一杯、自分のブックトークを展開している。そして、そんなふうに一生懸命に発表する子たちのトークを、一生懸命に耳を傾けて聞く子たち。そんなみんなの姿にビビッと。

グループ戦の判定は、本をグループの真ん中に集合し、「せーの」で指差す方式で。

勝戦は選ばれし子たちが、黒板の前に出てきて、我こそはという子からブックトーク。みんなはミニレッスン広場に集合し、固唾を飲んで見守る。決勝戦に出てきた精鋭たちは、さすがに2分間、原稿など見ずによく構成された内容の発表を繰り広げた。すごいなあ!

私から見て、最も発表がうまかった子は、「ざんねんな生き物辞典」を面白い例をあげながら、よく構成された内容でトーク。いやあ、うまい!と舌を巻く。

しかし、最も本の魅力を伝えていたのは、また別の子。「魔物の森の不思議な夜」と言うファンタジー小説を、温かみのある、彼女独自の話し方で、わかりやすくクイズを交えながらトーク。私も読みたくなったので、一票入れさせてもらった!

優勝者は、やはり彼女。

彼女は前時の2分間練習でも、一人で一生懸命に練習をしていた。クイズと帯を作成し、2分で説明を抑えようと、内容の構成を自分で練り直していた。「ああ、そうか、これは決勝戦に行ったら言うことにして、ここではカットしよう。」など一人で試行錯誤していた。(決勝戦では2分以上しゃべって良いことにした)

いつもは控えめで、目立つ方ではない。大勢に人気のある女子、と言うわけでもない。

でも、女子は全員、男子も大人数が、決選投票で彼女に投票していた。

本人の努力と、それによって伝わった本の魅力が、優勝に導いたのだと思う。

嬉しそうな顔。素敵だった〜。

みんなも温かい拍手。授業が終わった瞬間に、男子の一人が、彼女に向かって「おめでとう!」と言っていたのも温かい気持ちがした。

ビブリオバトルは、私から提案したことだけれど、子どもたちがいつの間にかとっても楽しみにしているものになっていた。

授業の直前の休み時間、ほんの10分しかないのだけれど、女子数名が

「先生、やっぱり優勝賞金あったほうがいいよ!」

と、段ボールを使って優勝賞金100万円と、2位50万円、3位10万円のふだ(仮装大賞とかで贈呈するやつ)を作成していた。

これが、より盛り上がる要因となった。

急遽これによって行うことになった表彰式では、作ってくれた女子たちがすぐさまそのダンボールに優勝作品の書名を入れて、表彰してくれた。

みんなで、「チャーンチャーンカチャーンチャーン♫」と歌いながら。盛り上がった。

授業が、教師の計画していた以上に子どもたちの力で進化していく。面白いなあ。

どんどんこういうことをやっていきたい。

 

本って、とっても魅力的です。

子ども時代に、いろいろな本に出会うって、かけがえのない素晴らしい財産になると思います。

今後は、7月からリーディングワークショップとライティングワークショップを本格始動するつもりです!