「アイランド型&ぽっかぽかコーナー」で先生も子どももハッピー☆
今年度の教室配置は、常にアイランド型(グループ)を周囲に配置し、中央にマットをひいてちゃぶ台を置いています。
・基本が、子どもたちの活動中心の授業である
・動けるスペースと機会を作る
・多目的スペースの確保
・集中的にミニレッスン(一斉指導)をする
というような意味合いがあります。
ここ2年間は、1〜2学期はアイランド型で、3学期は講義型にしていました。
他のクラスはほとんどが常に講義型(オール前向き座席)なため、
子どもたちが進級した時に困惑しないようにするためです。
昨年度もそのようにしていたのですが、講義型に戻した3学期、
実は私自身がけっこう、戸惑いました。
具体的には、教師主導の授業をしてしまう、ということです。
自分自身が、そんなに影響を受けるとは思っていませんでした!
しかし、そうなんです・・・
なんか、こちらががんばらないといけない、というような気持ちになってしまうんです。
常に子どもたちがこちらを向いている。何かを待っている!
教師が期待されている!・・・当たり前と言えば当たり前なのでしょうけど・・・
講義型の配置は、やはり、教師主導で何かを伝える際にとても効果的です。
しかし、座っている子どもたちから何か動き出したり、子供達中心で何かをやると言うときは、向かないとも思います。
雰囲気にも、大きな違いが出ると思いました。
講義型だと、どうしても子どもたちが受け身になる気がするんです。
なので、教師がムードメーカーにならざるを得ない(←苦手・・・)気がする。
そんなこともあり、今年度もやはり、アイランド型にしました。
始業式初日のリフォームプロジェクトで子どもたちにこの形を作ってもらってから、ずっとこの配置でやっています。
今までと違うのは、ぽっかぽかコーナー(マットにちゃぶ台)を教室中央にデーンと持ってきたこと。
朝のサークルタイムでは、ちゃぶ台を囲んでサークルになります。そこではペアくじ置き場になってます。
そうそう、いちいち机を動かさなくても、サークルになれるスペースがあったらいいなーと思って、やってみました。実際は、やっぱり5年生には狭くて、少しだけ動かしますが。
授業では、このぽっかぽかコーナーも含めてミニレッスン広場になります。この時はコーナーを黒板前に引っ張り、集合します。おかげで黒板前の、どセンターのちゃぶ台周りが、そこに座りたい子でひしめき合います。人気スポットです!
視力の弱い子にも最適!おかげで視力によっても座席を気にせず、誰でもどの席でもオッケーです。
このセンターちゃぶ台がクラスの雰囲気を和らげていることは間違い無いです。
先日、初めての委員会活動がこの教室で行われました。
もちろん、机の配置は変えず、アイランド型のままやってみました。
「自由席だよ〜」というと、思いおもいに座る子供達。
初め、座ったグループごとに自己紹介とこの委員会でやってみたいこと。
それぞれで、和やかに話が進んでました。その後、全体に向けても、同じ話をしてもららいました。
活動目標を決める際、「2分間、グループで話してみてください。」と委員長が言うと、シーンとなっちゃう子どもたち。
すかさず私が、「じゃあ、グループみんなでじゃんけんするよ、せーの」「じゃあ、勝った人から時計回りに言ってみよう〜」と言ってみました。
子どもたちから「ええ〜」と言う声が。そこで委員長の子が、「キーワードでもいいですよ〜」と声をかける。ナイスフォロー、委員長!
するとワイワイ各所で話が始まりました。
そんな感じで、決めることいっぱいの大忙しスケジュールでしたが、とてもスムーズに和やかに、時間通りに全部の話が終了できました。
お互いに話をしたり、意見を出し合ったり・・・という活動が、アイランド型だとなんてやりやすいんだ!と思いました。
良さを改めて実感しています。
黒板に注目してほしいときや、板書を写してほしい時などは、
机を動かして向きを変えます。
ぽっかぽかコーナーに来る子もいます。
例えば、
集中して個人作業をしたい時、動かしてもいいよ、と言います。
誰かと一緒に同じ本を見たい時、動かしていいよと言います。
だから、基本がアイランドで、必要に応じて講義型だったり、自由型だったり。
という感じです。
先生も子どもも少しだけハッピーに。
おすすめです。