首藤先生ビビッと語録〜首藤先生をお招きして〜
昨日、友人と主催する学び(遊び)サークルに、千葉大学名誉教授の首藤久義先生に、お越しいただきました!
首藤先生は、国語の教科書の編纂に長い間たずさわっていらっしゃるかたで、もう、国語の大御所!です。すごい方です!
今回、首藤先生にお会いできるということで、ワクワクドキドキして参加(運営)しました。
イベントタイトルは、
「育つのは自分〜プロジェクトベースの国語学習から考える〜」
首藤先生のお話を伺っていて、ビビッときた言葉がたくさんあったので、
勝手に、「首藤先生ビビッと語録」にまとめてみたいと思います。
〜 首藤先生ビビッと語録 〜
「勉強は自分のため。したくない子はしなくていい。」
・・・究極の名言。まさしく。勉強はしたいからする、面白いからする。が一番しっくりくる。教師としては、これを子どもに経験させたいところ。だからこそ、「子どもが本気になって「やりたい!」と思うものをやる。
「自分の頭で考え、自分の心で感じる。」
・・・なんというか、シビれました・・・。言語力は、そのために必要なもの。自己表現のためのもの。しっかり、自分の頭で考える。そして、心で感じる!それを、言葉にする。素の、正直な、むき出しの自分を表現する、という感じ。そういう、一、人間でありたい。
「教室」ではなく、「学室」
・・・ああ、いいなあ〜って思いました。学室。学室に行く、の方が、数百倍、いい。頭の中が、カラフルになる。
「言葉は変わる。何が美しく、正しい日本語かは、一人ひとり、違う。伝わることが大切。」
・・・国語の大家のセリフとは思えない、いや、だからこそ重い一言。言葉は、そこに込められた想い、想いの強さ、オリジナリティ、思慮深さ、新鮮さ、インパクト、清らかさ、個有の意味、ストーリー・・・・そういったものが、言葉を生かす、のかもしれない。それこそ、「自分の頭で考え、自分の心で感じ」たもの、そのもの。
「ちっちゃな奴とは喧嘩しない。」
・・・最高にカッコいい。名言。わたしもそうする。
「ぜひ見捨てて欲しい」
・・・見捨てる、見捨てないって、なんだ。わたしが抱いていたモヤモヤへの痛快な答え。
「学びと学びをつなげるのは、子ども自身」
・・・その通り。どの学びとどの学びがつながるかは、その人次第なのだ。その人の価値観、嗜好、状況・・・。学びは、出会いそのものなのだから。
「書きたくないときは、書かない。それが、書くのがうまくなる1番の方法。」
・・・自分自身に当てはめると、まさにそう。毎日書く、という取り決めは、全く自分にとってナンセンス。(あ、リフレクションは、別だけど)
ブログなんかは、ビビッときたときに、書く。書きたいものがあるときじゃないと、書けない。当たり前のこと。自分がそうなのに、子どもに必ず書けというのは、さらにさらにナンセンス。「書きたいときに、書く」これが、王道の王道だ。
「プロジェクトベースじゃなくていい。」
・・・これもビビッと。何かの技法、授業スタイル、にしばられない。目の前の子どもが授業スタイル。これ、真髄かも。
「一人ひとりに応じた内容。一人ひとりに応じた分量。」
・・・これに尽きる。「山ほど、実践例は、ある。」その通りだろう。目の前の子どもの数だけ、実践例は生まれるのだから。
首藤先生には、今後もぜひ、たくさん教えていただきたいと思いました。
勝手に学室の一員気分です。
ありがとうございました!