そして、新たなチャレンジへ!
昨日、2年間一緒に過ごしてきた子どもたちとのお別れをしてきました。
最後に、ある男の子の提案で、
「2年間、ありがとうー!!」
と、みんなで外に出て叫んで、さよならしました。
最後のハイタッチ、とても温かい気持ちがしました。
ここまで、この子たちとの2年間の学びの積み重ねを振り返ってきました。
最後は、振り返りの振り返り、という感じで、まとめてみようと思います。
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1 1年間のプログラムデザイン
2 リフレクション
3 実践の実際
①登校時〜朝休み ②朝の会 ③国語(文字の習得)④国語・算数の教科書授業
⑤生活科でのスキル習得〜探求学習 ⑥体育・音楽・図工ワークショップ
⑦日常的生活 ⑧自立学習&⑨作家の時間
4 まとめ!(成果と課題)(⇦イマココ)
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4 まとめ(成果と課題)
大きな成果としては、
①すべて、目の前の子どもたちの実態に合わせて、地に足のついた実践ができたこと。
そして、それを経て、子どもたちの成長を実感しながら、
②一歩一歩、階段を登るように、チャレンジと成長を積み重ねて行くことができたこと。
その結果、
③学び方のスキルを身につけ、自分で学ぶことを習慣づけることができたこと。
これは、学力アップにも繋がりました。
また、
④あたたかい、互いを尊重し合う関係づくりができたこと。
特にこの3学期は、私自身も、ほっと気持ちが楽になれる空間でした。
以上の4つが挙げられると思います。
課題もまた、見えてきました。
①この子たちのチャレンジと成長を繋いでいくこと。
3年生では、クラス替えもあり、担任も変わります。環境が大きく変わることで、
ここまで習慣化してきた学びを、繋げていくことができるだろうか。
きっと、しっかりこの2年間の学びを自分のものにできた子は、
どんなに環境が変化しても、新しい環境に合わせ、自分の学びを継続していくことができるだろうと思います。
しかし、教師のサポート・伴走を最後まで必要とした子も数人います。
その子たちは、これまで積み上げてきたものを、生かして次に繋げることができるだろうか。
もしかしたら、やり方に大きな違いがあるせいで、かえって子どもたちが立ち止まってしまうこともあるかもしれないと思いました。
それについての対策としては、
②ビジョンの共有
があると思いました。
私たちが目指す、「主体的な学び」って、一体、どんなイメージなのか。
そのためには、どんなことができるのか。
もう少し、みんなで突っ込んだ話をする必要があるのかなあ、と思います。
しかし、話だけではなかなか難しいところがあります。
同じ言葉で表現したとしても、描いているイメージが大きく違うこともあるからです。
だから、結局のところ、一番効果的なのは、
③子どもの姿の公開
だろうと思いました。
一番、説得力を持つのは、理想論ではなく、実際の子どもたちの姿です。
だから、しっかり、子どもたちを育てていくこと。
そして、最も身近な場所から、いっぱい、公開していくこと。
話をするのは、その上での方が、絶対にいいと思いました。
新年度は、公開する機会がこれまでよりも多くもてそうな感じがします。
そして、それを元に話をする機会も。
最も身近な場所から、じわじわ、私自身もスモールステップで、
一歩一歩、確実に進んでいこうと思います。
さあ、新たなチャレンジだ!