「リフレクション」〜2年間の学びの積み重ねとスモールステップでの段階的変容(低学年)〜②
自分がこの2年間でやってきたこと、その実際を記録してみています。
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1 1年間のプログラムデザイン
2 リフレクション
3 実践の実際
①登校時〜朝休み ②朝の会 ③国語(文字の習得:ひらがな・カタカナ・漢字)
④国語・算数の教科書授業 ⑤生活科でのスキル習得〜探求学習
⑥体育・音楽・図工ワークショップ ⑦日常的生活 ⑧自立学習 ⑨作家の時間
4 まとめ!(成果と課題)
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2 リフレクション
以前、リフレクションについて2度ほど書きました。
このリフレクションのやり方で、半年以上が経過しています。
特徴を簡単にいうと、
「日々の子どもたちの様子から、最もビビっときた場面を特定し、その学びの意味と学びの仕掛けを探る」
という感じです。徹底的に、「今ここ」から学びます。
このリフレクションで、これまでの自分の視点を振り返ると、
「子どもたちが、主体的に学びを深めていこうとした、または深めていた場面」
を探ろうとしていることに気がつきます。
そしてさらに、そのような子どもの姿・学びを生み出すための、学びの仕掛けにとても興味関心があるということに気がつきました。
具体的には、「場の設定、学びの場作り」です。
上條先生とのやりとりで、以前から「自分のこだわり・最も興味を持っていて、寝食を忘れるほど追究したいと感じている部分」をみつけたいと思ってきました。
そして、「学びの場作り」であると最近気づきました!
そして、子どもたちが「主体的」に学ぶ「場作り」を日々のリフレクションを通して練り上げてきた感があります。(まだまだですが!)
1で書いた、「1年間のプログラムデザイン」をただの飾りにしないために、
リフレクションは大きな役割を果たすと感じています。
プログラムデザインには、自分自身の「教師としての在り方」が大きくかかわっています。
自分自身の「教師としての在り方」は、リフレクションで上條先生がいうところの、
「自分のこだわり・最も興味を持っていて、寝食を忘れるほど追究したいと感じている部分」
に密接にかかわっています。
「在り方」をベースに立てたプログラムデザインを、リフレクションの際の視点にすることができます。
また、リフレクション仲間とのやりとりで、
リフレクションを実践に生かしていくために、書籍などから学び、その視点をリフレクションに反映させていく、というものがありました。
これもまた、とても有効であると感じています。
読みたいと感じる書籍はやはり、大抵が自分の在り方・価値観に沿ったものです。
私の場合、大かた子どもたちが「主体的」に学ぶ授業に関するものです。
例えば、こういう本です。
そこで学んだことを日々の実践で試み、リフレクションし、修正し、再度試み・・・
そうしていくことにより、自分の凝り固まった狭い知見・価値のなかで平面ぐるぐるループにはまることを防ぎ、螺旋で立ち位置が少しづつ変化していくことを実感することができます。
子どもたちに「主体性」を身につけさせたいのであれば、
教師自身が、主体的に学び続けることが、何よりも重要ではないかと感じます。
よく最近現場で聞かれる、
子どもたちを「アクティブラーナー」に育てたい、
というやつです。
まずは教師自身が、「アクティブラーナー」でありたいです。
そして、自分がアクティブに学ぶためには、どんな環境が必要で、どんな内容の学びである必要があるのか、問うてみることが大事なんだと思います。
リフレクションは、「今、自分はどの辺を、どの高さでとんでいるのか」確認する作業と「この先、どの方向へ、どんな風にとんで行こうか」考える作業にも似てるかな!?