「ママ先生✖️ライフコーチ✖️ファシリテーター」の徒然日記

ライフコーチであり、ファシリテーターであるママ先生の、思いついた徒然を不定期で綴っていきます!

中学生の姿は、小学校の教育の成果!!ドキドキ・・・

昨日は、小中交流会というのがありました。

小学校と中学校の教員同士がお互いの授業を見合って、学び合い、情報交換する場です。

昨年度は中学校の授業を見に行きましたので、今年度は小学校に来てもらう番でした。

うちのクラスでは作家の時間をやりましたが、中学校の先生方はほとんど見に来ませんでした。あとから聞いた感じでは、やはり4〜6年生の、高学年を皆さん見に行かれていたようでした。

 

授業後の交流会では、少人数グループで情報交換会が行われました。

そこで、様々に中学校の話を聞いて、「ああ〜、中学校のこと、よく知らないことだらけだなあ。」と感じました。

 

中学校の先生方は、授業というよりも、なんと、その前の掃除の時間のことに興味を持たれたようでした。

聞けば、

「中学生になると、掃除ができなくなる」

というのです。驚きました。

「小学校の方が、いろんなことを「きちんと」やっている。いつも感じるのは、それを、中学校に上がるとできなくさせてしまうことが申し訳ない」

とおっしゃっていました。

中学では、授業や部活など、小学校よりも忙しくなり、

評価されないことは、がんばらない、というふうになってしまう・・・

と言っていました。

それもまた成長の印でもあるのだけれど・・・と

嘆いていらしゃいました。

小学校では、一人ひとりの掃除分担が細かく決められていて、

役割が明確になっている、という話になった際、

「中学校でも、そうしている。そうでないと、やらない。

 本当はそれぞれのグループなどに任せ、自主的に役割分担などしてやってほしいのだけれど・・・」

とおっしゃっていたのを聞いて、ハッとしました。

つまりそれって、管理されているということ。あくまで掃除は受け身の行為なのだと思いました。

小学校側の高学年の先生も、

「本当は小学校でも、高学年では子どもたちの自主性に任せたい。でも実態として難しい。また、教師側の管理がしやすい、という面もある。」

とおっしゃっていました。

それって、まさしく、小学校卒業までに、

「掃除は完全なる受け身で、管理されてやること、という意識を植え付けてしまっているってこと」

だと思いました。

ドキドキしました。

掃除だけではない、ということを考えました。

朝から帰りまで、そして帰ってからも・・・

子どもたちは、管理されている。

指示待ち人間を作っているということ。

小学校では、子どもたちはまだ大人の言うことを聞き、

大人しく管理されているけれど、

中学生にもなると、大人の言うことなんて聞かなくなる。

その時にどんな中学生になっているか、

それって、小学校の教育の成果だなと。

またまたドキドキしてきました。

 

よく、小学校では目立たなかったあの子が、

中学校に入ったら手がつけられなくなった、と言う話を毎年のように聞きますが・・・

小学校の管理生活から抜け出した子どもたちが、また違った一面を見せるのは、

理にかなっていたのでした。

 

中学校だけではありません。

管理生活に疑問をあまり抱かずにそのまま大人になってしまうと、

高校卒業した途端に、何をしたらいいのかわからなくなる、と言うことも起こります。

(もちろんみんなではありませんが・・・私の身の回りの実体験です)

 

教育は、大人しく管理される(大人にとって都合の)いい子を育てるものではありません。

そんなこと、言わずもがな、教師ならみんな知っていること。

でも、現場の実際はどうか?(ドキドキ・・・)

そんなことを昨日は考えてしまいました。

 

変えていけることは山ほどありそうです。

 

この子も、あと4年後には、小学生・・・

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