「ママ先生✖️ライフコーチ✖️ファシリテーター」の徒然日記

ライフコーチであり、ファシリテーターであるママ先生の、思いついた徒然を不定期で綴っていきます!

「買って出る苦労=大切な学び」〜2学期を振り返って〜

今日で、2学期が終わります。

長かったような、あっという間だったような。

運動会練習に始まり、本腰入れてライティングに取り組んで苦しみ、

算数の難しさに心で泣き、年末を迎えた感じです。

 

運動会練習は、1カ月間毎日、暑い中1〜2時間の練習があり、

毎年思うことながら、

「ほとんどの練習時間を費やす “表現”  は必要ないのではないかな?」

という思いを強くもちました。

これによって他教科の学習は遅れるし、子どもたちはヘトヘトだし、

期限までに見栄え良くするために教師たちは言葉がきつくなる。

炎天下の中の連日の練習は、子どもたちだけでなく、教師にとっても、

体力をかなり消耗します。

 

子どもたちはダンスが大好きなので、

全校ダンスみたいなものを児童会あたりで取り組み、見栄えにこだわらなければいい。

 

そろそろある年度末反省で、思い切って今年は書いてみようかなと思います。

(でもどうやら所属する自治体では、市で統一して “表現” を行う、みたいな暗黙知がある様子なので、難しそうですが、英語の時数を確保するという現実的な問題もあるから、提言だけはしてみようかと思っています)

 

ライティングについては、その後も継続していますが、

最近、多めに時間をとっていたところ、

続々とできあがりつつあるそれぞれの作品の質の高いことにびっくり仰天しまくり。

あの、「お話のさくしゃになろう」で ガンバッて個別支援したことが、

一気に実を結んだと確信しました。

 

どの子も、文章がレベルアップしていました!!

「お話のさくしゃ」の単元が終わってからは、完全自由な作家の時間に戻って、私としては、少し息を抜くイメージでやっていました。

「お話のさくしゃ」では、わたしも子どもたちも、ちょっとがんばりすぎてしまったような気がしたからです。

 

しかし!子どもたちはそうではありませんでした。

「お話のさくしゃ」で使った物語の構想メモを使いたいと申し出てくる子が多く、

ほとんどの子が物語の2作目、3作目に意欲的に取りかかっていました。

マンツーマンでないと全く文章を書くことができなかった子たちは、

これまでで初めて、作家の時間に一人で黙々と作品を書く姿を見せました。

 

カンファランスでは、個別支援をじっくり行いたいと考え、出席番号順に一人ひとり呼んで、今書いている作品を見せてもらいました。

クラスの半数ほどの子の作品を見ましたが、ちょっとした間違いを訂正したぐらいで、後はみんな、個性豊かな楽しい作品たちの話をしたり、わたしから感想を言ったりする程度でした。

「お話のさくしゃ」で苦しんだ、

○「  」の書き方  ○物語の構想の仕方   ○はじめ中終わり

○物語の文体  ○その他、言語事項    などなどが、

かなりの割合で改善され、普通に楽しんで読めちゃう物語文が書けていたのです!!

これには本当にビックリ!!

ちょっぴり感動しました・・・。

 

やはり、苦しい時代を諦めずに継続し、乗り越えた先に、

成長があるんだなあ〜と実感しました。

 

しかし、「苦しい時代」があったのには、このライティングの場合、

①子どもたちの真の実態把握がされておらず、この単元の中でなされたこと

②時間制限があったこと

という2つの理由がありました。

 

次年度は、この「苦しい1カ月に行ったこと、学んだこと」を

年度始めから2〜3カ月ほどかけてじっくり計画的に行うようにし、

2学期からはさらにレベルの高いライティングワークショップを

行っていくようにしたいと思います。

 

いや〜、苦しんで試行錯誤した経験は、本当に、次の自分への糧になりますね。

これでまたワーママバランスをうまく取り、来年は胃腸炎にならないようにしたいです。

 

3学期のライティングについては、

やはりカンファランス(個別に対話し、支援を行うこと)を重視してやっていきたいと思っています。カンファランスから、次のミニレッスンを組み立てていこうと思っています。

何度も書きましたが、「個別支援」のあり方がしばらくテーマになりそうです。

 

 

算数の難しさに心で泣いたというのは、

今現在、最もタイムリーな話題です。

 

算数の理解度を上げるための一斉指導のあり方、個別指導・少人数指導のあり方、個別学習・協働学習の在り方をテーマに、このところリフレクションして

試行錯誤していました。

ここは、3学期も継続して行い、なんとか算数の学力アップをねらいたいと思っています。

 

総じて、

「今の苦労は、後の自分を助ける!」

これを実感した2学期でした。

 

これが分かっていれば、「今の苦労」のしがいがあります。

「苦労」というからイメージ悪いけど、

やらされる苦労ではなく、買って出る苦労です。

「買って出る苦労=大切な学び」

ですね。

 

昨日は最後の図工2時間で、国語の「冬がいっぱい」とコラボした、

「冬の工作・絵・飾り」をみんなで作りました。

おかげで今は、教室の中も外も、冬をテーマにした作品でいっぱいの、

賑やかな感じになってます。

 

2学期最終日、楽しんできます。

 

そろそろクマも冬眠です。(娘が寝かしつけたリラックマ

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