子どもたちにとって、学習は、「遊び」と同類に捉えられているか?
私の理想は、「学び」=「遊び」です。
私自身、大人になってから、
自分の興味のままに様々なことを学び、
その楽しさにどっぷり浸かり、
自分で学びのサークルを立ち上げて6年続けていたり、
そこでたくさんの仲間や友達を得たりして、
まさしく、
「学び」=「遊び」
になっていました。
しかし、クラスの子どもたちにもそれは当てはまるか?
と言うと、答えは、ノーです。
もちろん、そうなったら理想です。
自分自身のことを考えると、小、中、高と、教育を受けてきましたが、
「学び」=「遊び」だったか?と考えると、それもノー。
では、なぜ、大人になってからは、イエスと言えるのか。
答えは簡単です。
「自分の興味のあることを学んでいるから」です。
子どもたちは「自分の興味のあることを学んでいる」とは、一概に言えません。
(学校教育では、大抵、文科省の定める学習指導要領に則って、
学年ごとにカリキュラムが組まれ、様々な分野・教科を網羅的に学習していきます。
それは、もう、当たり前のようにです。子どもに選択の余地はありません。
大抵、と書いたのは、サドベリースクールなどでは、これにとらわれない、柔軟なシステムをとっていると思うからです。
子どもの興味関心を最も大切にし、必要に応じて学んでいく。面白いです。
一度、見学に行きたいと思っています!
しかし、公立の小中学校では、そうではないのが現状です。)
もちろん、興味のある学習もたくさんあります。
そこでは、遊びのように学ぶことができています。
しかし、そうではないものに関しては、「勉強」として捉えています。
中には、「苦しい勉強」という捉えをしている子も少なからずいます。
特に、今年度のクラスでは、算数の理解に困難がある子が多く、
それをとても感じています。
これって、結構重要だと私は考えていて、
当たり前のことだとは思っていません。
やっぱり、「学び」=楽しいもの。
それって、本当に素敵なこと、
それがあるから、「勉強」が大切であることにも気づき、
そこにチャレンジしていく力も生まれる。
そんな風に、していきたい。
そして、それを積み重ね、子どもたちが自立した学び手に育った時、
「学び」=「遊び」になるのではないかな、と思います。
そのために、まず、できることとしては、
「遊び」と「勉強」の垣根を低くしていくことがあります。
そのために、以下の3つをやっていきたいと思いました。
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1 学校での学びは、「遊び」に近い、子どもたちが興味関心をもって、楽しく学べるものを中心に据える
2 「勉強」をより楽しさを感じることができるように、個々がそれぞれ「知的な喜び」を感じられるような授業へと改善していく
3 「遊び」と「勉強」のつながりを実感できるようにしていく
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1については、すでに、これまでにたくさん実践と成果があります。ので、今後もより楽しさを追究し、そのチャレンジレベルも上げていこうと考えています。
そして、その中で、子どもたちのより深い学びを生み出そうと思っています。
やはり、「遊び」に近い学びの場面では、これまでの経験上、
「深い学び」が生まれやすいと感じています。
2については、今のクラス、私自身にとって、最も大きな課題となっているところです。
2学期の残りの日々、そして3学期を通じて、授業改善を行なっていきます。そして、一定の成果を出したいと思っています。もちろん、テストの点数にも反映されるように、です!
3については、1と2の中で、そんな実感ができるよう、つながりを随所にもたせていく必要があります。
まさに、すべての学びはつながっている、です。
ちょっとワクワクしてきました!!
また、バンバン、報告します。
この子にも、「学び」=「遊び」をぜひ実感してほしいものです。