遊びと、学びと、その進化と。〜個別支援について考える〜④
さあ、いよいよ、「これを現場にどう活かすか」です。
ここからがとても重要になってきます。
これは、今年度いっぱいかけて試行錯誤して追究していきたいところ。
今後の試行錯誤の取り組み内容について、できる限り具体的に上げていきたいと思います。
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1 娘ちゃんがキティのパズルができるようになるまでの、彼女の実態と、支援の全ステップ 〜「遊び」=「学び」〜
2 実態と支援の分析!!
3 教室の個別支援にどう活かす!?
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2 の、分析に照らし合わせて、具体的に現場にスイッチするイメージで考えていきます。
☆スイッチ①(意欲)最重要項目
まず。
子どもたちにとって、学習は、「遊び」と同類に捉えられているか?
という部分。・・・じっくりここは考えたいところ。後ほど、別記事で書きたいと思います。
「知的な喜び(難しい、できない、でもやりたい。それは、楽しいから)」を感じられる授業とは?・・・これも、上記と合わせて、別記事で考えたいです。
「難しい・できない→やらない」から、
「難しい、できないけど、何度もネバーギブアップで、挑戦する。それは、楽しいから。」に授業を変化させるには?
「少し、できたという手応えと、達成感→楽しさを感じる」
楽しんでやれる、その子だけのスモールステップをどう創り出し、活用していくか。・・・これも重要。後でじっくり考えたいです。
(こればっかり!でも、すぐに答えが出るものではないです!でも、考えなくてはなりません・・・!)
上記は、
「その子が楽しく、無理なくやれる」ということを最重要視していく必要があります。
「やりたくない」は重要なサイン。今のその子にあっていないということと、捉えたいです。
(意欲)について。これは、やはり、今後じっくり、じっくり、大切に考えていきたいし、考えなくてはならないところ。
大きな課題であり、難しくもあり、・・・ワクワクもします!
☆スイッチ②(支援)
「やってみせる。→一緒にやる。→誘導してやらせる。→手助けする。→パターン化する。→徐々に手放す。→ヘルプを出されたら手助けする。→ヘルプが減っていく。→一人でできる」の部分。
「やってみせる」は、まずは一斉指導(ミニ・レッスン)で可能です。
そして、一斉では難しい子にはマンツーマンでやる必要があります。
「一緒にやる」は、教師がマンツーマン、それから、できる子にマンツーマンでお願いする、ということもできます。
しかし、複数で取り囲んで、というのはあまりよくなさそうです。
ごちゃごちゃするし、落ち着かない。と、思います。
「誘導してやらせる」は、もちろん、教師がマンツーマンで、はできます。
しかし、これは現実的ではありません。分身の術は、使えませんから。
手順表などで、ステップを明示し、それを誘導の代わりにする、
ということはできそうだ。
また、その手順表を元に、できる子にコーチの役割をお願いする、ということもできそうです。
ただ、学び合い でも感じたように、できる子にそのような役回りをさせるばかりでは、「その子の知的で楽しい学び」が保障されなくもなるため、
運用の仕方に工夫が必要です。
「手助けする」これもやはり、教師のマンツーマンが最も効果的だが、できる子にお願いすることも可能です。
ただ、これも以上に書いたように、注意が必要になります。
そうなると、この二つ以外に、何か対策を考える必要があります。
すぐに思い浮かぶのは、
同じ進度の子たちを集め、少人数でレクチャーすること、そして、ヒントとなるワークシートなどを用意すること、です。
「パターン化する」は、支援が必要な子たちのよりどころとなるような、最も容易な(効率的な)一つに限定した問題解決法を繰り返し用いること、が考えられます。
そして、それは必要な子たちにのみ与えられ、活用させるのが良さそう。
困った時にそこに手を伸ばせば、解決の糸口になる、というものです。
そのパターンを習得すると、他のパターンでも活用していけるようになる、というイメージです。
「徐々に手放す」これを現場に置き換えると・・・どうなるでしょうか。
本当は、我が子にするように、マンツーマンで見てやり、その子の学びに合わせて徐々に手放してやりたいです。
しかし、これは不可能です。
徐々に、本人たちが離れていく、という構図ができたら理想だと思われます。
どういうシステムならそういう姿を生み出せるか?
例えば、ヒントの詰まった引き出しを、毎回開けていた子が、徐々に、開ける頻度が減っていき、しまいには開けずとも良くなる、というイメージ。
つまり、そのヒントの引き出しをたくさん用意しておく、ということかと思います。
これも、理想ですが、相当な労力が必要ではないかな?
ここも、要検討です。きっと、良い方法があるはず!
「ヘルプを出されたら手助けする」これは、最も分かりやすいです。
ただし、頻度が適度である、という条件つき、です。
今現在、これで四苦八苦中なので・・・。
大事なのは、これが適度な頻度になるための、これ以前の方策です。
「ヘルプが減っていく→一人でできる」これは、「徐々に手放す」で描いたイメージの通りです。
この辺まで来ると、苦労はないでしょう・・・。
うーーーん!!!
考えれば考えるほど、さらに考えて生み出していく必要が見えてきます!!
次回は、
☆スイッチ③(支援)、☆スイッチ④(在り方)
について、考えてみます。
今年は、貴重な、赤い宝石!いただきまーす。