「ママ先生✖️ライフコーチ✖️ファシリテーター」の徒然日記

ライフコーチであり、ファシリテーターであるママ先生の、思いついた徒然を不定期で綴っていきます!

教室環境についておしゃべり。

初任者の先生に、教室環境に興味をもっていただき、おしゃべりしました!

 

先日、初任者研修の示範授業で、図工の授業をやりました。

教室で、紙版画をやったのですが、放課後に授業について色々と質問を受ける時間があり、その時に、教室環境について、たくさん質問されました。

 

興味をもってもらったのは、主に、作家の時間の掲示物、机の配置、そして学び合いで使うホワイトボード、でした。

 

掲示物は、作家の時間のものが「見たことがない!」と

とても気になったようでした。

貼っていたのは、作家のサイクル・物語のジャンル・作家の時間のルール、です。

作家のサイクルは、ライティング・ワークショップをやられている方にはもう定番なのですが、クラスの実態に合わせたサイクルを作り、子どもたちがいつでも確認できるよう、貼っています。

物語のジャンルは、子どもたちが知っているお話やアニメなどを例にジャンルを説明したもの、作家の時間のルールは、「関係ないおしゃべりをしない」「ひたすら書く!」などの、簡単な約束を書いたものです。

 

机の配置は、常時アイランド型(グループの形)にしており、黒板前のスペースを広くとっていつでもサークルになったり集まってミニレッスンをしたりできるようにしています。もちろん、個々が床を使って自由に活動できますし、自分で集中できるところに机と椅子を動かしてくる子もいます。

 

ホワイトボードは、

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こんな感じ。左のスペースの二つは、いつでも活用可能な、子どもたち同士がお互いの学び合いに活用するもの。右の二つも、そういう意味では同じですが、作家の時間にのみ活用するものです。


左に関しては、様々な課題を行うときに、

早く終わった、もう理解できた、バッチリ!!という子が「どんとこい!お任せ」に名前マグネットを貼り、

「助けて!ヘルプ!」は自力では難しい、ヘルプ募集〜!という子が自分で名前を貼り、それぞれがこのホワイトボードを見て、互いに声をかけあって学び合います。

 

「おまかせ!」の方の子は、ここに貼った後は、自分の自主学習に取り組んだり、「ヘルプ!」の子のところに行ってサポートしたりします。どちらでもOK。その子が選択して動きます。近くの子なら、自分のことをやりつつ、ちょこちょこサポートしたりもします。

 

「ヘルプ!」の子は、「おまかせ!」の子のところに行って声をかけ、サポートをお願いしたり、困った時の寺子屋スペースであるミニレッスン広場に来て、私と一緒にやったりします。

 

右側の作家用のスペースは、下書きを書き終わったら、互いに交換して校正し合う活動をする時に、交換する相手募集中!というお知らせとして、「さっか こうかんしましょう」のところに名前を貼ります。

そして、相手が見つかったら、「こうかん中」に移動します。3人と交換して見合うことにしているので、名前マグネットが双方を行ったり来たりします。

 

このホワイトボードは、1年生の時から、色々と段階を踏んで変化して来たもの。子どもたちも慣れ、使いこなしています。

 

ミニ・レッスン広場についても聞かれて、「いわゆる一斉指導を、授業の最初に前のスペースに集まって短めにやります。それに、他にいつでも自由に、いろいろな活動にここのスペースが使えるから、便利なんですよ!」と伝えたら、「へぇ〜!?」と不思議そうでした。少しずつ、「こんなのもいいんですよ〜」と、伝えていけたらいいなぁと思います。