「ママ先生✖️ライフコーチ✖️ファシリテーター」の徒然日記

ライフコーチであり、ファシリテーターであるママ先生の、思いついた徒然を不定期で綴っていきます!

日々のリフレクションはこんな感じ。 〜ライティングワークショップのその後も〜

前回、リフレクションについて書きました。今回は、ちょうどさっき書いたばかりのリフレクションを例に紹介します。

ライティングワークショップのその後の報告も兼ねて・・・

 

今、ちょうど、テーマ日記というものにチャレンジしています。

上條先生に教わった方法で、自分の今、興味のあるテーマで日々のリフレクションを書くというもの。

私が今、興味がある一番ホットなテーマは、

「個の学びの深まり」の意味/価値 と、それを生むためのしかけについて

です。

以下、昨日の授業についてのリフレクションです。

 

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テーマ日記「個の学びの深まり」の意味/価値と、それを生むためのしかけ について
<背景>
国語「お話のさくしゃになろう」第4時。昨日までの続きの授業。
今日は、その次の説明に進んだ。個人差が大きく出てきて、早い子が待てなくなってきたため。

第4時は、お話の中で、一番の盛り上がりポイントはどこか、なぜそこかを考える。そして、その盛り上がりポイントの場面を、そこだけに絞って詳しく、物語の文体で書く、という活動に移った。
ミニ・レッスンでは、再び『ももたろう』の例を挙げ、一番盛り上がるところはどこか?とみんなで話した。
この、盛り上がるところを探す、という活動は、『お手紙』の感情曲線で実際に上向きに線が変化していったところ、つまり、登場人物の気持ちが最も上昇したところが、一番の盛り上がりポイントだよ、とういうように説明した。
それでみんなで考えた時に、『ももたろう』の盛り上がりポイントが一か所に意見がまとまらなかった。そのため、実際に書いて見せることはせず、「自分が一番盛り上がると思ったところ」というおさえで先に進んだ。
次の、「盛り上がりポイントの場面を、そこだけに絞って詳しく、物語の文で書く」という活動は、以前、運動会の作文で、「最も印象に残った場面を一つだけ選び、それについて詳しく、細かく自分の気持ちを書く」とやったことを生かした活動だ。
しかし、前の、盛り上がりポイントを『ももたろう』で明らかにして例示しなかったため、ここでも、「会話文を使って、その場面を詳しく書く」という大雑把なおさえで、個の活動に移ってしまった。
そのため、盛り上がりポイントは明らかにできたが、次の「詳しく、細かく書く」というところでは、物語文の文体ではなく、あらすじ説明的な文体になってしまい、詳細に描写するというこちらの意図にはなかなか至らない子が多数出てしまった。
Wが、さすがの本好きなだけあって、しっかり物語文の文体で書けていたため、みんなに書き方として口頭で紹介した。聞けば、「おお~。」と分かるようだったが、なかなか自分の文章に表現することができない。
Mとのやりとりでは、わたしがいろいろ質問していく中で、話の流れ、詳細が見えてきた。マンツーマンのやり取りではっきりしてきたイメージを、私がMのメモに書きこんでいった。
・ビフォー(ここには具体的な子どもの文章を載せていたけど、ブログでは省略。)

・アフター(同上)
その後、みんなに、Mの文章のビフォーアフターを読んで聞かせたところ、面白そうには聞いていたが、理解できたかどうか、全体の反応を見ると、やはり、いまひとつ。分かる子は、分かる。「ここが違う、ここが良くなった、変わった。」と声を上げる。でも、全体的には、分かったような分からないような感じだった。
その後も、個々のメモを読むが、なかなか変化が見られないまま、時間が終わってしまった。何人かの子どもたちの表情には、苦悩の表情が表れてしまった。

<ビビっとエピソード>
うーん、まずい。楽しくなくしてしまった。どうしよう。給食準備の時間中、ずっとそのことを考えていた。たしかに、この、物語を書くという活動は、簡単なことではない。教科書での扱いは、結構軽く、ごくごく短いお話を書くだけという感じの単元のようだった。もしかして、実態にそぐわない高い目標設定をしてしまったのだろうか。でもここで妥協するか?・・・結構悩んだ。
では、次のミニレッスンでは、物語文の書き方をレクチャーし、やはりきちんとメモの様式を拡大したものに、具体例を書いてあげるというのはどうだろう。『ももたろう』か『お手紙』の文章をモデルに、物語文の書き方のパターンを示す。

例えば、「〇〇は、〇〇しました。「〜〜。」と、〇〇は言いました。」や「ところが、〇〇は、〜〜したのです。」「すると、〇〇は、こう言いました。」「そして、〇〇は、〜〜することにしました。」「その時、〇〇は、〜〜〜と思いました。」などなど・・・物語でよく使われそうな具体的な文例を、みんなで、たくさんあげてみる。もしくは、私が絵本で具体例を示しながら、模造紙にリストアップしていく。そして、それを必ず使うように、と言ってみるというのはどうだろう。

そんな風に考えているうちに、少し前まで、「難しすぎたのではないか。失敗だったのではないか。」という考えだったのが、一気に再び前向きさを取り戻し、「それなら書けるかもしれない。」と、身震いするほどワクワクしてきた。

<背景>
今回のビビットエピソードは、子どもの学びが深まったというものではない。失敗から、次の手立てを考え、そして「個の学びの深まり」を生もうとする中で、自分自身が感じたことだ。
つまり、その時々の子どもたちの様子をしっかり受け止め、その時々の子どもたちにあった次の一手を考えるという計画にはない試行錯誤(これもある意味即興か。)によって、「個の学びの深まり」は生まれるのではないかと感じた。
今回、ミニ・レッスンの甘さ(失敗)により、子どもたちの苦悩を生み出してしまった。それは、結構な困難具合だった。
より具体的に例を示すことで、ここまでの構想メモは書くことができた、それは結構奇跡的だったのかもしれない。
ついつい高望みをしてしまう。しかし、高い期待をしなければ、子どもたちは本来の能力を発揮することのないまま無難に過ごしてしまう。本来の能力を引き出すための手立て・支援を、追究し続ける。それが教師にとって大切なことだと気がついた。

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以上、昨日の授業のリフレクションでした。

こんな風に毎日書いています。

今日一番の<ビビッとエピソード>を、具体的に描写し、考察で深掘りして考えていきます。

平日はじっくり時間がそんなに取れないため、考察が今の所少々浅くなってしまっているのが今の課題です。

この辺は週末にカバーしようかなというところ。

ライティングワークショップも、一進一退、しながらやっています。

 

これを書くことで、モヤモヤしていた頭がスッキリし、よし、今日もがんばろう!と思えています。

それによって、子どもや家族に接する時の自分の気分が全然違うんです!!

なんだかんだ言って、この、「メンタルケアになっている」という側面が、自分にとって一番かもしれません!

もしかしたら、このリフレクションを始めてから、体調もいいかもしれません!!いや、ホント・・・気持ちを整えるって、女子にとっては、すご〜〜〜く大切ですよね!

 

毎日、ここで頭と気分をリセットし、次の日の授業に向かえます。

さあ、今日もがんばろう! 

 

今日の1枚は、キッチンの棚(夫DIY作品!!)。

山形の母が時々送ってくれる絵手紙にほっこり。

 

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