「ママ先生✖️ライフコーチ✖️ファシリテーター」の徒然日記

ライフコーチであり、ファシリテーターであるママ先生の、思いついた徒然を不定期で綴っていきます!

『遊びが学びに欠かせないわけ』第10章 「最悪の母親と信頼にあふれた子育て」

「責任感は他者との関わりなしでは育ちません。責任能力を育てたいなら、責任感をもてる自由を提供しなくてはなりません」

「自分自身で成長を導き、世界を自分で発見できるようになることを可能にすること」

「不確実な時代の失業に対する最も良い対策は、親や教師に駆り立てられるのではなくて、「自主的に行った経験を通して身につける資質」だということが真実」

「子どもたちは、学校の中にいようが外だろうと、自由度を失い、よりコントロールされ、自ら始める冒険は奪われます」

「人の特性を育成しようとするときに、最も確実な方法はそれをすでに持っているかのように扱うこと」

「子どもが遊べて探索できる安全な場所や機会を見つけるか、作り出す」

 

ここまで、読み進めてきて、明らかに自分に変化が生まれたことを感じる。

途中で、リフレクションにも書いていたけど、自分の授業に対する違和感を感じていた。それは、まだまだ、私が指示してやらせている学習が多いと言うこと。

もちろん、内容は結構工夫しているつもり。でも、でも、それにしても、だ。

 学び方を身につけさせるという考えは、間違っていないと思う。

しかし、その割合を、もうそろそろ減らしていく段階に来ている。

 

そして、今、変化と感じていることは、自分の授業を、根本から見直したいという思いが生まれたことだ。

つまりは、この第10章のラストに描かれていた、

「子どもが遊べて探索できる安全な場所や機会を見つけるか、作り出す」

ことに、もっと(これまでも考えていたつもりだけど)真剣に取り組みたいということ。

筆者は、これは、現在の公立等の学校では無理だと言っている。

サドベリースクールや、ホームスクーリングや、アンスクーリング、

そして、地域のコミュニティづくりがそれに当てはまると言っている。

しかし、私は、今の自分の立場で、ホーム(一、公立校教員としての立場)で、

ここに挑戦していきたいと思う。

 

それは、訳者の吉田さんもあとがきで提起している。

可能だと書いてくれている。私も、そう信じて、挑戦していきたい。

 

ここで感じた違和感と変化をそのままにもち、2学期からのプログラムデザインを練りたい。このデザイン作業が夏休みのワクワクする自分自身のチャレンジになりそう。

そして、同じような志をもつ仲間がいる!本当に素敵なこと。

ますます情報交換しながら、一緒にやっていきたい。

 

 

『遊びが学びに欠かせないわけ』第9章「なぜ異年齢の混合が子供の自己教育力を飛躍的に伸ばすのか』

この本について感じたことは、いつもはFacebookに書いていたけれど、なんだか長くなっちゃったので、こちらに書きました。
 
まだ年少者の側からの方しか読んでいないが、共感しないわけにはいかない事例がたくさん!!
「今日誰かの助けがあってできたことは、明日一人でできるようになる」を遊びで練習し続ける
「年長者のすることを観察し続けることで学ぶ」
「ケア(気遣い)と精神的なサポートを受ける」
確かに・・・!と思わず唸ってしまうことがたくさん。
娘の保育園は、異年齢集団での活動をとても推奨している。
何よりも遊びを大切にするという保育方針に、異年齢交流は欠かせない要素として入っている。
娘は、お兄ちゃんお姉ちゃんが大好き。
おかげで、保育園以外の遊び場でも、大きいお兄ちゃんお姉ちゃんにくっついて遊んでいる。
見ていると、どちらかというと、娘の方が積極的に寄って行き、寄られた方の子ははじめよそよそしい。でも次第に、一緒になって遊び始める。
すごいなあ、保育園の影響・効果だよなあと、いつも思っていた。
1歳にならないうちから保育園に入れてしまったことは、少し負い目があった。
しかし、ず〜っと娘は、赤ちゃんから異年齢で遊び、のびのび育っている。
他者と関わることに全く物怖じしない。
まだ3歳だけど、わがままをしていたら、仲良く遊べないことも、すでに体験的に知っているように見える。
いやあ、すごい。
 
クラスや学校のことを考える。
異年齢の交流は、隔月〜月一の縦割り遊び活動の時。
そして、1年生と6年生のペアクラスでの活動。
どちらもすごくいいなあと思ってきた。
しかし、人数が多い。という印象。そして、やはり隔てられている、という印象だ。
縦割り活動は、もう、全体の人数が多いからしょうがないのかもしれないが、縦割り班は
40人弱いる。それが、一斉に同じことをしてみんなで遊ぶ。楽しそうなんだけど、
多いなあ・・・といつも思っていた。
もちろん、この本の中で、人数について言及しているところはないのだけれど、
効果を感じられる場面というのは、多くても10人程度の集団だったように思う。
インドのPCの使い方を自己教育していく少年たちは、結果的に200人ぐらいの子たちに波及して行ったが、あれは、一斉に、ではなく、まさしく波及、なので、実際は、1対1〜もう少し多いレベルなのではないだろうか。
 
私は今の学校に来て3年間、ずっと低学年を担任していた。(今は抜け出して4年。)
ペアクラスでの活動、数年前までは、1年生と6年生が同フロアに教室があり、すごくいいなあ〜!と思っていた。そして、ペアの子が決まっており、1対1の関わりが生まれていた。
(それも今年度は違うフロアになってしまった)
 
入学当初から1〜2ヶ月ほどは、頻繁に交流があり、休み時間なども一緒に遊ぶ様子が見られた。しかし、1年生が学校に慣れてくると、サーっと波が引くように、交流しなくなって行った。ああ、もったいないなあ、と感じたことを覚えている。
6年生は、1年生を「お世話している」という感じが主で、「お世話」する必要がなくなったら、自分たちでつるんで遊びたくなる、のかもしれない。
 
なので、異学年交流は、現状では、仕組まないとほとんど皆無、難しいものになってしまっている。
オランダのイエナプラン教育では、異学年クラスが普通であり、すごいよなあと思う。
その教育効果をしっかり認め、制度として組み込んでいる。
サドベリースクールでは、異年齢で一緒に過ごすのが当たり前で、自然と一緒になって遊ぶ。
それが自然な姿なんだろうなあ。
 
さて、そんな現状で、一体何ができるんだろう。
同じ年齢の子たち30〜40人弱が一斉に集まり、当たり前のように過ごす環境。
一斉で教師主導で同じ内容を教え込む、その目的のために組まれたグループ。としか思えない。
 
教室内で自己教育力を高めていく環境設定について、やはり追究していきたい。

さあ、夏休み!

気がつけば、1ヶ月更新せぬまますぎていました。

この1ヶ月・・・余裕がなかったんだなあ〜。

先週から夏休みに入ったワケですが、仕事は朝から夕方までフルスケジュール!

家では暑さと1学期の疲れがドッときて、朝、起きれずに何もできない日々を送ってました。

疲れをとって、調子を整えねば!夏休みは、やりたいことがいっぱいありすぎる・・・・!!

ようやく、今朝、通常モードの4:00に起きることができました。

7月は、毎日栄養ドリンク飲んでたな〜!

やっと飲まなくても良さそうだ・・・。

にしても、なんでこんなに忙しいの?!ここも見直す必要がありそう。

 

<夏休みにやりたいこと!>

1 ムスメといっぱい遊ぶ!!

 何をおいても、まずはこれです。職員旅行や同僚の結婚式と・・・夏休みに入っても週末はムスメを義祖父母に預け、出かける日々・・・。昨日、「夏休みは、ママずっと一緒にいるから、いっぱい遊ぼうね。」と言うと、笑顔で、「ありがとう!」と言われた・・・。ダメママだな〜っと思いました。ママがムスメといるのは、当たり前のことだろうに・・・。体調崩している場合ではない!

 

2 1学期のリフレクションと、2学期のプランニング!

 まだもう少し、体のメンテナンスが必要なのと、研修研修の日程なのとで、落ち着いてリフレクションすることができずにいました。

メンタル面をリセットするためにも、新たな一歩を模索するためにも、リフレクションが不可欠!そして、整理してブログに書いていきたいと思ってます。

 

3 人と会う

 ようやくそんな余裕が出てきました(!?)今夏は、久しぶりに、いろんな人に会う夏休みになりそうです。ここ数年、人に会う、と言うよりも育児!!でしたが、スケジュールにかなり人と会う予定が加わってきました。もうパンク状態!?

「人と会う」ことは、価値観をブラッシュアップする機会。すごい気分転換にも。

気がつけば、懐かしい人々に会う予定が満載。何かと不安定だった自分が、ようやく、会えるようになった・・・と言う感じもします。

 

4 整える

 自分を、整える。はじめにも書きましたが、栄養ドリンクを連日飲んで乗り切った7月。これでは、マズイ。身の回りを整え、心を整え、体を整える。いい加減、若くないので、無理して乗り切るのに終止符を打とう。

100歳まで生きることを念頭に置いて、自分を整えていかないと。

さあ、整えるために、何をしようかな。

 

台風一過、また猛暑の一週間のようです。

夏を思い切り楽しむためにも、カラダの声に耳をすませて、しっかり整えていかなくっちゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一つの花」〜子どもたちからの学び多き日々!〜

「読みを深める」「深い学び」などと、よく耳にする言葉です。

そして、よく耳にする言葉だけれど、難しい、ともよく聞きます。

 

先日書いた記事、

hiwahiwa3.hatenablog.com

 

の第1段階として、物語単元「一つの花」を、いま現在、進行中です!

 

学年担任団で校内研(11月「ごんぎつね」!だけど、授業研の本時だけでなく、年間を通じて研究していくというのが本校の方針)に向けて話し合っているのですが、

そこで出たことで、大きく取り上げられたのが、

「子どもたちが、主体的に学び、読みを深めるためには、

 物語の情景・場面・登場人物の心情をイメージする力を育てなければならない」

ということ。

なるほど!と思いました。

 

なので、早速、そのために、「ごんぎつね」の1つ前の物語単元である「一つの花」では、各担任がそれぞれ工夫して進めてみよう、ということになりました。

 

私が今回、その手立てとして考えたのは、マインドマップの導入です。

さらに、いつもそうですが、完全に指導書無視で、単元目標と子どもたちの毎時間の学びの様子から、リフレクションをしながら、進め方を決めています。

 

今の所、これまで3.5時間ほどやって、後2〜3時間で終わる予定でいます。

 

読み深めるためには、各自で読み、考える時間を確保しつつ、各自の多様な考え、意見を全体で交流しながらやっていくことが必要だと考えました。

 

課題である、「イメージする」ことも、全体で共有することで、イメージを立体的にしていく作業を行います。

なので、ワークショップ型ではなく、今回の場合、ほとんど一斉授業です。

しかしやっていて感じるのは、リーディングワークショップのミニレッスンとして成り立つものばかりだということです。

「読み方を学ぶ」「情景や心情をイメージ化する」ことは、

常に私自身が意識し、大切にしている、

「学び方のスキルを教え、身につけさせる」

ことに直結します。

 

具体的に、どんな進め方をしてきたかというと、

(実施)1 「戦争のはげしかったころ」マインドマップをみんなで描いていく

  (場面の情景をイメージする)

   「食べ物」「飛行機(空襲)」「戦争に行く」の3つのメインブランチに沿って

         ↑  ここで、空襲のアニメを視聴。

(実施)2 「登場人物の気持ちが一番大きく動くのはどの場面かな?」

  (登場人物の心情の変化を読む)

 

(未実施)3 2で選んだ場面の、登場人物の心情を深掘りして読む

 

で、ちょうど、今、2を終えたところです。

マインドマップは、初めての導入でしたが、素直な子どもたちは、私が板書するグループマインドマップを、真似して描くことで、すんなり理解していました。

 

マインドマップは、イメージをどんどん連鎖させ、つなげ、広げて行くことができます。今回のようなイメージを共有したい場面では、効果的でした。

 

教科書の叙述をもとにマインドマップをみんなで描く中で、

子どもたちの頭の中でも放射状にイメージが膨らんでいたようで、

「食べ物」のところで、いつも元気なある子が、

「自分たちと比べてどうだっていう話だよ!?」と熱くなり、

みんなで、今の自分たちと比べて考えてみる、

という場面が生まれたりしました。

 

空襲のアニメを視聴し、空襲について対話した後の

「戦争に行く」のところでは、

いつも授業では挙手したり主張したりを全くしない子が、

「ゆみこのお父さんが何も言わずに汽車に乗って行ったのは、口を開いたら、ゆみこと離れたくないという思いが出てしまいそうだったから、だよ」

と発言したり、また、同じく普段おとなしい子が、

「何も言わずに行ったのは、一輪のコスモスをゆみこにあげたら、笑顔になったから、その笑顔のままで、お別れしたかったから、何も言わずに行ったんだよ」

と発言したりと、

叙述をもとに、一歩深く読み取る子が現れ出しました。

すでに、場面の情景をイメージするところで、登場人物の心情を深く読み始めていました。

 

ここまでを受けて、3の、「2で選んだ場面の、登場人物の心情を深掘りして読む」を変えようかなと思いました。

それぞれの子たちが、すでに、登場人物の心情に迫る読み方をしているので、

もう、今後は、こちらが指示して順番に考えさせるのではなく、

話したい話題に沿って自由に話し合わせようかなと思いました。

まだ、考え中ですが、例えば、

「どうして「一つの花」という題名にしたのだろう?」

や、例えば、

「お父さんはどんな気持ちで汽車に乗ったのだろう?」

などです。

そんな、焦点を絞った問いをいくつか立て、

話したい話題を選ばせて、自由に話し合わせる。

とか。

 

実は、今回、いつもはおとなしく、授業中、自己主張をしない子が深い読みをしていることに気づけたのは、番号順指名をしていたからでした。

なので、全員発言を条件に話し合いを子どもたちにゆだねてみようかなと思っています。

 

ここまでの授業から、いつも「はい!はい!」と言わない子が、

みんなを唸らせる考えをもつことに、みんなも気がついているはず。

だからみんなも、そろそろ平等を意識しながら、話し合いができるのではないだろうか。挑戦してみるのも面白そう。ワクワクします。

 

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「作家×指導要領×教科書×指導訪問×校内研」〜夏のコラボ☆ちょっぴりワクワクする、新しい挑戦!〜

今日、家仕事をしながら、いろいろ妄想にふけっていたら・・・

ちょっぴりワクワクする、新しい挑戦がひらめきました。

 

私が勤務する市では、7月頭に毎年、市教委(指導主事など)訪問があります。

そこで、「作家の時間をやろうかな〜」とはぼんやり考えていたのですが、

明確にこんな感じ、とはまだ決めていませんでした。

 

しかし、資料をよく見たら、指導案の起案締め切りが、今週金曜日ではないか!

ということで、突如具体的に内容を考えてみました。

 

半月以上前に指導案を出さなくちゃいけないということもあり、大抵のクラスが、毎年教科書の単発の単元をやっています。

 

ちなみに私は、ここ数年は、

2年前は、国語「この本、読もう」に関連づけて、1年生でブックトークを、

昨年は、生活科「生き物大すき」という単元で、かいこの成長発表会に向けたワークショップをしました。

 

今年度は、いろいろ妄想し、いろいろと周囲から固める算段をし、

「物語を書こう」〜「一つの花」で学習したことを生かして〜

という教科書にはない学習をぶつけてみることにしました!

 

妄想し、算段した内容は・・・ 

 

○時期的に、1学期の評価を終えているので、教科書ではあまりやることがない

○いつも7月は作家の時間をメインに国語はやっている

○4年生というレベルでの、物語ライティングを考え中だった

(昨年度は2年生での物語ライティングをガッツリやった)

○校内研で、2学期に『ごんぎつね』の「読む」で学年の先生が授業をやることになったため、その前の「読む」の単元である『一つの花』を前段階としてじっくりやることになった

○そのため、『一つの花』で物語の「場面設定」や「登場人物の心情の変化」などについておそらくバッチリ学習する

○それって、4年生レベルの一つの目指す物語ライティングのモデルにできる

○てことは、教科書「一つの花」の学習を授業に生かせる

○以上を踏まえ、指導訪問ということもあり、教科書にないものをやるに当たって、

指導要領解説を読み込んだ結果、やれそう!と判断した

 

等々。

 

提出する略案を、そんなこんなで楽しく作成することができました。

自分にとっての新たな挑戦なので、

うまくいくかはわからないけど、

その辺も、久々のワクワク感に身震いがします。

 

まずは上の反応、それが通ってからの学年の反応、

当日の指導主事の反応なども、ドギマギです。

 

あ、そんなわけで、まずは上のゲートをくぐり抜ける必要があるので、

もしかしたら、計画倒れになるかもしれませんが・・・

指導訪問でやれなくても、普通に普段の作家の時間でやろうっと。

 

新しいチャレンジは、やっぱり、いいです!

ワクワクは、仕事に不可欠ですね。

 

 

 

 

 

 

子どもたちのリフレクションで、学びの主体へ〜ママ先生の2ヶ月奮闘の軌跡③授業編

授業編です!

今年度は、4年生ということもあり、1・2年ではちょっぴり難しかった、子どもたちのリフレクションに挑戦しています。

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①学年主任&校務分掌の増加。環境の大きな変化への順応。さらなる時短への挑戦

(オシゴト)

②3年生からの、脱却! こわせ、「受け身の壁」(クラス経営)

③子どもたちと一緒に、新しい学びづくり!(授業)

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③子どもたちと一緒に、新しい学びづくり!(授業)

 

今年度は、子どもたちの様子から、「できそう!!!」と感じたので、

「子どもたちのリフレクション」に挑戦中です。

国語、社会、道徳、作家の時間、自立学習などで、

意図的に振り返りを書くようにしています。

 

そして、子どもたちが振り返りを書く際に、最重要となるのが、

 

子どもたちが「実感」をもつこと。

 

だと感じています。

「人は、経験したことしか考えられない」

とは誰かの言葉。

教育現場用語で、「題材を自分に近づける」とか「引き寄せる」とか「自分ごと」とかいったりします。

 

だから、子どもたちと学びを結びつけることが大切だと感じます。

その上で、リフレクションを行わないと、上っ面の振り返りになりがち。

 

子どもたちの「今、ここ」と学びが密接していれば、

「実感」をもって学び、個性のある、それこそ子どもたち自身の実感のこもったリフレクションが生まれるなあ〜と思います。

これは、つまり、子どもたちが学びの主体になるということ。

学びの主体にならなければ、やはり、振り返りなんてできない。少し考えれば、当たり前のことです。

授業が受け身だったら、振り返りを書くなんて、かなりしんどいです。

振り返りって、本来、やらされるものではないですもんね。

 

授業での振り返りは、ジャーナルと同時進行で進めています。

4〜5月前半は、わりとライトな話題でジャーナルを書いてもらっていました。

そして、5月後半は、その日の午後の出来事や学びと直結する、ホットな話題をテーマにし、書く量を指定して徐々に増やしてきています。 

 例えば、3行以上、4行以上、5行以上、という感じで、徐々に増やしてきています。

今は、6行以上、というところまで来ています。

ここからは、もうすでに1ページとか書いている子もいる(ノートは、普通の1センチ方眼で、半分に切ったりはしていません)ので、あとは子どもたちに任せようかと思っています。

 

授業での振り返りはそれぞれの教科のノートに、同じく6行以上、という感じで指定して書かせています。

 

やはり、ジャーナルからの毎日の積み重ねは大きく、

確実に振り返りを書く力がついてきているのを感じます。

 

ただ量を書くだけではなく、「自分が何を学んだか」「学びから感じたこと・考えたこと」「生かす」ことを内容にしっかり書けるよう、授業を構成することが大事です。

 

なので、今年度は子どもたちのリフレクションまでが授業の流れとして

授業デザインを試みている、という感じでしょうか。

 

リフレクションまで想定してデザインすると、なんだか、

これまでとは少し違った授業への見方が自分の中で生まれている気がします。

 

なんていうのかな。一歩、先まで見通すというのかな。

すると、それ以前の行程も、自然と変化してくる。

 

うーん、このあたり、具体的に表現できるよう、

チャレンジを継続していきたいと思います。

 

 

 

 

こわせ!受け身の壁〜ママ先生の2ヶ月奮闘の軌跡〜②クラス経営編

昨日、横浜国大のきみさん(石田先生)と学生さんがクラスに参観に来てくださいました!

とにかく、大人の人への執着が強いこのクラス・・・(これは、課題!)

ハイテンションで、スターが来たかのような大盛り上がり。

一番は、「学生さん、遊んでくれるかな!?」という期待が爆発してました。

ということで、いっぱい遊んでもらいました!!

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①学年主任&校務分掌の増加。環境の大きな変化への順応。さらなる時短への挑戦

(オシゴト)

②3年生からの、脱却! こわせ、「受け身の壁」(クラス経営)

③子どもたちと一緒に、新しい学びづくり!(授業)

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②3年生からの、脱却! こわせ、「受け身の壁」(クラス経営)

 上にも書きましたが、大人への執着が強いこと、これは、4月の最初から、見られました。つまり、「先生、先生!」と、1年生並みに先生アピール、先生導いて、というのが強いのです。こちらはびっくり。

大きな課題だと感じました。

そしてそれは、日常生活の様々な場面、授業の折々で多々、感じられました。

「先生が、絶対」「先生が言う通りにする」「先生に、認められたい」

と言うような、感じです。

縦糸を我先に太くしたい、と言う感じ。初めての感覚でした。

そして、「受け身」度の高さを感じました。

一方、様々な、基本的な生活上のルールは、きっちり守れる、と言う素晴らしい面も。

この良さを生かしつつ、「受け身」から「能動」「主体」に変化させる、と言うことがクラス経営では柱のようになっています。

 

そのための方策(アイテム)として、スケッチブックを活用しています!

機会を捉えて、まさにこのタイミング、と言う時に、目指したいもの、めあて、を示しています。

こんな感じです。

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クラス経営、と書きましたが、こうやってみると、やはり、「学び方」です。

「学び方」を身につけることが、「能動」「主体」を生み出すのかな。

 

こうやって、スケッチブックに書いて取っておくことで、折に触れ、さっと取り出し、意識化を測ることができます。

繰り返し、繰り返し、使っていくことで、

子どもたちの中に浸透させ、当たり前になる日が来ることを願って・・・

まさに今、変化の途中です。幼虫が、少しずつ硬化し、蛹になろうとしているくらい。

そして、この変化を観察するのが、とっても楽しいです。まさに、成長していく姿です。

まだまだですが、根気よくやっていきます!