「自立した学びを実現する場づくり(ワークショップ型の学び)」「自分らしく楽しく学ぶ!!」そんな授業をめざして、わくわく、楽しく、学びづくりしています☆ 3歳のカワイイ娘ちゃんとの毎日、ワークライフバランスについても綴っていきます。 ママ先生方、ワーママさん、奮闘生活をぜひぜひ、共有しましょう!

ママ先生、いよいよ with コロナの授業スタート! vol.3

待ち遠しかった週末・・・!

今週は、全員登校&給食がスタートしました。全員登校は、まあ・・・その方がこれまでも長かったので、労力的にはそんなに・・・ですが、

やはり個別支援が落ち着いてできる環境ではなくなってしまいました。

これはだいぶ残念な、事実かもしれないです。

給食は、コロナ対策で大きく様子が変わり、こちらの負担増&精神的消耗増。

全国の先生方が、ここは避けられないところですよね。なんとかうまいことコツをつかみ、

慣れたいと思っています。

 

さて、今回は、

第1位の、 「ICT環境が、ガラリと変化」について書きます。

 

自分なりに色々考え、withコロナの授業では、以前も書いた通り、「個々が、一人で学ぶ力をつける・伸ばす」に重点を置きたいと考えました。

そのために、

①明確で、わかりやすく、端的な短いレクチャー(ミニレッスン)

②個人で学ぶ時間の安定的な確保

③個別カンファランスの充実

が重要だと考えました。まあ・・・こう書いてみると、ワークショップ授業そのものですが。

 

プラス、

個人で学び進める際に、「学びの目的・価値・ゴール・楽しさ」を感じてもらうために、

「ものづくり」を入れたいと考えています。こちらは、まだまだ構想中で、実行に移せていないので、おいおい、実践しながらまた報告していきます。

 

①〜③を実行していくために考えたのが、ICTの効果的な活用です。

昨年度も、突然、プログラミングを研究しなくてはならない立場になり、ICTは意識していたつもりでした。

が・・・!しかし!今考えると、ほとんど、活用できていたとは言えない!と思います。

例えば、実物投影機というものが随分前から現場には普通に普及していますが、

正直、あまり使ったことがありませんでした!

その都度接続したり、向きや場所を考えたり・・・というのがなんとも苦手で!!

お恥ずかしながら、「自分の能力的に、めんどくさがり&機械オンチすぎて普段使いできない!」という状況でした・・・。

天吊プロジェクターは、常時接続なので、電源を入れればすぐ使えて、

オンチな私にも、すご〜く便利で、デジタル教科書&nhkforschool視聴など、そこそこ活用はしていたと思います。

が。しかし。

今年度は、それとは比べ物にならないくらい、活用していると思います。もう、なくてはならないくらい。板書の数も減りました。黒板からスクリーンを外すこともなくなりました。(昨年度までは、板書できるスペースが少なくなって、邪魔だ・・・くらいに思っていた・・・)

変われば変われるものですね!

 

なぜ突然、そんな風に変えたかというと、withコロナの感染予防対策の行動制約と、休校後の学習格差の問題が大きくあります。あとは、学校の特色と、低学年だということかな・・・。

私がこれまで中心にしてきたのは、子どもたち同士の関わり、つながりのデザイン、学び合いです。しかし、今回、子どもたち同士の学び合いや、集合してのミニレッスン、集合してのグループ支援、などがことごとく制限され、しばらくは控えた方がよい感じになってしまいました。

そのため、誰もが着席したまま、どの子にもよりわかりやすい、具体的なレクチャー&手順の指示、資料提示をするために、画像や動画、拡大提示の使用が不可欠、と考えました。

 

そのために、教室環境や教材研究で準備したことは、

まず、「様々な機器の常時接続」です!!

私は、配線は大の苦手、その場でささっとやる、ということができずにテンパってしまいます・・・。いつも近くの教室のICT得意そうな若手の先生を呼びに行って、やってもらっていました・・・。前日に、接続確認して、練習しているにも関わらず、こうなります!!

(とても迷惑をかけていた・・・すみませんでした)

というわけで、それを避けるためには、もう、常時接続しかない!ということで、

休校中にコツコツ用意しました。

前任校では、教室用PCが学年に1〜2台と少なく、常時使用が難しかったのですが、

なんと、異動した現任校では、全教室にPCがありました!これだけでも拍手もの。

なので、PC置き場を固定し、そこに配線を集合させ、様々な機器を接続。

校内放送用の機器、そして、苦手だった拡大投影機の代わりの、ウェブカメラ!

これがまた便利で、常時、スタンドクリップで机に固定しておき、使う際にPCにUSBでチャッと繋ぐだけ。PCからプロジェクターに常時接続しているので、こちらもすぐに使えます。ウェブカメラはとても小さく、机上に全く場所を取らずに超便利。

PCは壁に向けて設置しているので、授業の際に子どもたちの方を向いて話せるよう、自前でワイヤレスマウスを購入。これで、自分は座ってスクリーンと子どもたちを交互に見ながら、操作&話ができます。机上も物がなくて、すごくいい!

話す時は、マスクはしているといえ、子どもたちに正面で向かって、大きい声で話すのは憚られるため、なるべく離れて話すため、基本、座って教師用机のところで話すことにしました。

子どもたちにはスクリーンを見てもらい、自分はサイドで座って話す。プレゼン方式です。

 

なんと、私の教室にだけ、天吊プロジェクタがなく、急遽、普通の卓上型プロジェクタを設置し、配線も邪魔にならないように苦労してまとめ、養生テープで固定。苦労した分、使いこなしてやる!という気持ちも生まれました(笑)

卓上型のため、場所が移動でき、通常の天吊型よりも、大きく映し出すことができました。これはなかなかいい部分。

 

さて、肝心の活用ですが、

まず、毎日活用しているスタンダードは、以前なら画用紙などの紙に書いて黒板に貼っていた、手順などの指示・メモ。

毎朝、スクリーンに、おはようのメッセージと、朝の手順を示したPPを大きく写しておきます。カラフルで、文字も大きく、すごくいい。見やすい!

帰りの会でも、「おどうぐばこ の整理の仕方」をバーンと映し、毎日それを見ながら整頓タイム。

授業中の手順指示も、板書ではなく、直接PP(パワーポイント)のスライドに打ち込み、スクリーンに投影。手も汚れなくて、簡単です。保存もできて、いつでも少し手直しして使用可能。便利です。

 

そして、毎朝のスタートは、読み聞かせ。

読み聞かせといえば、本を見せながら、子どもたちになるべく見やすように近くに集まってもらい、やるのが定番ですが、集まっちゃいけないため、

絵本を机上に置き、ウェブカメラでスクリーンにバーンと大きく写します。

これなら、教室の後ろまで机を下げている子にもよく見えます。(机の間隔を思いっきり離しているため。)

そして私は座って優雅に読み聞かせ。楽です。

 

nhkfor schoolも毎日2〜3本、見せています。

nhkforschoolって、ほんとすごくよくできていますよね。

国語算数、生活、体育、図工・・・・

とてもよくまとまっていて、かつ、面白くって・・・

活用しない手は、ないですね。

今、2年生によく見せているのは、「さんすう犬ワン」シリーズ、「おはなしのくに」シリーズ、「ことばドリル」シリーズ・・・これは、低学年の作家の時間のミニレッスンに最適です!そして、「おばけの学校たんけんだん」シリーズです。

予習・復習、あと、給食時におしゃべりしないで食べるために・・・などなど、使える場面た〜くさんです。朝の、低学年によくある、登校・朝の支度の個人差にもこれを見せておいて対応できます。ちょこっと宿題・提出物チェックするのにも。それから、疲れた時にも(笑)

 

そして、授業です。

今、多用しているのは、算数のデジタル教科書をスクショして素材として使って、自分で作成したPP(パワーポイント)です。

自分はこう教えたい、と思う流れでPPを構成し、ポイントなども付け加えます。

これまでなら板書していたものや、ホワイトボードマーカーで書き加えていたことも、

PPで入れちゃいます。

少し手間はかかりますが、一番のねらいは、

「いつでもこれを使って、サーっと復習ができる」ということ。

テスト前に、スライドショーを再生すれば、あっという間に授業の総ざらいができます。

理想は、近い将来に(?)GIGAスクール構想で一人一台端末を使えるようになった時に、

「子どもたちがオンデマンドで、自分一人で学び直しがいつでも好きな時にできる」ということ。

そこを想定しての、チャレンジです。

とにかく、これを作成しておくと、授業が楽です。

そして、余裕をもって、子どもたちに応対できます。予想外のことが起きても、すぐにその場で修正可能。付け加えて、よりよいPP資料に変えられます。

そして、ず〜っと、自分の資産として、残るというのも、すごくいいところ。

あまりPPを使ったことのなかった私も、この休校期間があったからこそ、練習して、使えるようになってきました。

 

それと同じ要領で、他教科も、自分の授業のPPを作成しては、毎日使用し、修正していってます。

例えば、生活科の「野菜づくり」。

伊垣直人さんのTQ(探究)プロジェクトに休校中参加し、全国の先生方と一緒に学び合うことができました。そこでヒントを得て作成した「MI(マルチプルインテリジェンス)を活用した探究学習の資料」を、「野菜づくり」バージョンに作り変え、PPを作成。

子どもたちに提示し、探究をスタートさせています。

 

例えば、作家の時間。

国語で、「書く」学習が教科書の単元にあるので、ここで、作家の時間をスタートさせました。

作家の時間の話をするときも、これまでは、手書きの資料を使っていましたが、こちらもPPで作成。ワクワク、楽しみながら作家の時間をスタートしました。

今後、ミニレッスンを、PPで積み重ねていきます。これも、今後の自分にとって、すごくいい教材、財産になります。

 

例えば、昨日、帰りの支度をしていたとき。

慣れてきた子どもたちは、帰りの支度中に、わいわい騒いだり、遊び始めたりします。

よくあることです。

そんなとき、これまでだったら、声をかけていたのが、

その場でスクリーンに映しながら、PPスライドを作成。

「したくができたら、しずかに すわろう。

 だれが はやいかな?」

と大きな文字で表示。

それだけで、何も言わずとも、ささっとできちゃう。

 

何にでも使えるなあ〜!とワクワク。

ほんと、板書が減りました。

気分は、ICTティーチャー(笑)

簡単なので、とてもオススメです。

 

さあ、来週もがんばろう!!

まずは休息じゃ・・・・

 

 

 

 

 

 

 

ママ先生、いよいよ with コロナの授業スタート! vol.2

今回は第2位の、 

「より、「個(ひとり)のチカラ」にクローズアップ」

について書きます。

 

 昨日、分散登校5日目が終了しました。

分散登校は残すところあと、月曜の1日だけ。

分散登校の期間中、ず〜っと感じていたのは、何と言っても、少人数クラスの良さ。

新年度が始まり、やっと1週間、のいつもの場合はどうだったか・・・・

こんなに、一人ひとりを、「個」を見ることができていただろうか。

答えは、ノー。そして、昨年度のことを思い起こしても、年間通じて、一人ひとりの学習状況を毎時間、教室を何度もくるくるしたとしても、みんなの状況を把握することなんて、難しかったと思う。

数時間かけて、一人ひとりの個別カンファランスを行い、なんとか単元を通しての個別対応をしていたのだった。

それが。分散登校の今、毎時間、ゆっくり、一人ひとりの様子を見て、声をかけて・・・と言うことができる。

うう・・・・それもあと1日か〜。

特に、今年度のクラスは、2年生で26人と、もともと少ない!!

なので、分散登校時は、一度にいる人数は、なんと13人!

13人だと、こんなにも、丁寧に見ることができるのか。すご〜く、いい。良すぎる!!

 

再開初日、子どもたちの様子は、一言で言うと、硬かった。

2日目、「ふきのとう」の対話型読み聞かせ&その場でジェスチャー(演技)をしたところ、

雰囲気がとても和らぎ、硬さが取れてきた。

3日目以降は、リラックスして、落ち着いて学習するようになった。

4日目、5日目は、安心して学ぶ雰囲気が、教室に満ちていた。

 

その安心感の要因としては、やはり、この少人数での授業が、大きいとまずは感じる。

火曜からは、全員が登校してくる。どう変わるか・・・・。

全員と言っても、26人だから、36人クラスからすれば、10人少ないのだ!

とは言っても、倍の人数になる。どう変化するか、注意深く観察していきたい。

 

そして、「個のチカラ」にクローズアップ!と言うところで。

withコロナの授業では、少人数の授業とはいえ、様々なこれまで当たり前にやってきた活動が

制限される。

もっとも大きな変化は、子どもたち同士の関わりが制限されると言うこと。

これまでの私の授業では、基本的に子どもたちの関わりをデザインし、仕組んで、それこそを中心としてきたところがあった。

今回、そこをほとんどやらずに、(できずに、と言うこともあるけれど)

まずは、「一人で学ぶチカラをつける」ということを意識している。

まだまだ、始まったばかりだけれど。今年度は、年間を通じて、この、

「一人で学ぶチカラをつける」と言うことを大事にしていきたいと思っている。

 

それは、この休校期間でひしひしと感じた課題。

様々な記事で読んだ。

「宿題を、いやいややっている」

「宿題をやらせようとすることで、親子の関係が険悪になる」

「子どもが一人で学習できない。だから、オンラインで授業を双方向で行って欲しい」

等々の声。

みんながみんな、そうではないんだろうとは思う。

でも、同僚の先生たちも、お子さんたちと、似たような状況だと言う話をよく聞いた。

 

勉強は、イヤなもの。宿題は、やりたくない。めんどくさい。

先生がいないと、学習できない。友達と一緒じゃないと、やる気が出ない。

 

しょうがない部分もあると思う。そうだよね〜、とも思う。

でも。

それを差し引いても、「一人で学ぶチカラ」を、つけてやれていない、

と言うことは、あるんだと思った。そして、深刻なんじゃないかな、とも。

どの学校でも、校内研究で、「主体的・対話的・深い学び」に関係する研究を

ここ最近はず〜っと、していると思う。

しかし、「主体的に学ぶ」と言う超重要な部分を、子どもたちに結果的に、身に付けさせることができていなかった、と言う事実が、今回の休校期間中に、明らかになってしまった、と思った。

だから、やっぱり、課題の出し方も難しかった。

文科省からは、今年度の学習を家庭学習でも進めるように、と言われるし。でも、新しい学習を、自分一人で進めてみる、という経験を、子どもたちはしたことがない。突然家庭学習で、できるはずもない。子どもは、「どうしたらいいの?」となり、当然、保護者にも負担がかかる。

個人差が大きいのが当たり前なのに、一律の課題を出される。できる子には物足りなく、難しい子には苦痛を強いる。前者の家庭では、もっと課題を増やして欲しい、質を上げて欲しい(質が低い)となり、後者の家庭では、宿題の量が多い、難しい、やらせるのが大変だ、険悪になる、ずっとつきっきりにはなれない、となる。

学校でも、課題の出し方にはみんなとても悩んでいた。そして、すごく工夫して課題作成をしていた。とても時間をかけて!

 

個人差の大きい、どんな子たちにも、自分で学び進めるスキルを、差はあれど、身につけさせていく。その大切さを、ひしひしと実感した。

 

そのために。

まず、スタートの1週間は、「個人作業に集中して取り組む」時間を確保し、

個別カンファランスを丁寧に行えるように心がけた。

そのために、レクチャー(一斉指導)の部分を、「よりわかりやすく」、「より短時間で」行えるよう、休校期間中に試行錯誤し、準備をした!

そのおかげで、きちんとその準備をした授業は、とてもスムーズに、

より時間を短縮して、より理解を促す内容のレクチャーができた実感がある。

そこが、第1位の、「ICT環境」ととても関係があるのですが。

この辺は、次回の第1位「ICT環境がガラリと変化」で詳しく書くとして。

 

その結果、個人作業時間・個別学習時間の子どもたちの様子が、ちょっとびっくりするくらい、本当に、とても落ち着いて、集中して学習していた。

「シーーン」

として、集中して、学習に取り組んでいる。休校明けの、2年生になりたての子たちが!!

すごいな〜・・・と思うくらい。

おかげで、こちらも、より落ち着いて、一人ひとりの学習を見ることができた。

もちろん、「少人数だからできる部分も大きい!」

のですけどね。

 

来週からは、人数が増える。

なので、第2段階として、個別学習をより子どもたち自身が一人で充実させるようにするために、レクチャー以外に、必要な時に、誰でもいつでも手に取れる、オンデマンド資料を活用したいと考えている。

それは、アナログであり、デジタルであり、いろんな形でアクセスできるように。

ちょっとずつ、がポイントだと思ってる。

子どもたちにとっても、自分自身の体調や精神的な余裕、家庭でのママ業のことを考えても。

第2段階、楽しみながら進めていきます!

 

 

 

 

 

 

 

ママ先生、いよいよ with コロナの授業スタート! vol.1

とうとう、学校が再開しました。

今年度、3度目の異動。そして、新しい職場だというのに、中間管理職的な立場にかわり、学校経営に随分踏み込んで仕事をするようになりました。

ムスメちゃんは、めでたく5歳に。年中さんです。早い〜〜〜〜!あと2年!!

0歳児クラスから一緒だったママさんたちと、「大きくなったよね〜・・」と目を細める。

ずいぶんと一人でいろんなことができるようになり、いろんなことも分かるようになりました。

自粛中にも、立場的にちょくちょく出勤する必要があり、ダンナ氏の実家に大変お世話になりました。ムスメはすっかり祖父母にも慣れ、喜んで行くように。感謝感激の日々です。

 

さて、withコロナの学校が再開しました。

しばらく学校全体のことに奔走していましたが、自分のクラスのことも密かに試行錯誤しており、とうとうスタート。

以前の授業とは、結構変えた・変わった実感があるので、ちょっとずつ記録しておこうと思います。

今年度は、2年生!

 

「ビビッとTop3」

第3位 学年目標の共有・明確なビジョンの提示→日常化

第2位 より、「個(ひとり)のチカラ」にクローズアップ

第1位 ICT環境が、ガラリと変化

 

まず第3位。

「学年目標の共有・明確なビジョンの提示→日常化」です。

 

4月の登校は2日間。そして、5月の課題受け渡しの数日間。(4回くらい)

その数日間で、子どもたちと会い、なるべく会話・観察し、課題の状況もよく吟味し、

過去3回の2年生の担任経験から、自分なりに、学級・学年で大切にしたいことを整理し、言語化してみました。

視覚的に資料にまとめ、学年会にのぞみました。

今年度は、新BOSSに頼み込んで、学年主任を外してもらいました〜。育児・異動したて・中間管理職への立場の変化(しかも仕事内容が以前までと全然変わった)・市の研究員の継続・・・「む、無理じゃ・・・」と思ったので・・・。

さて、学年会(今年度は3クラス)で。3人で、学級経営方針についてゆるりと話をしました。私は、結構もう考えが固まっていたので、初めに出しちゃまずいと思い、まずはひたすら2人の話を聞いていきました。対話しながら、出てきた話を整理。ありがたいことにどれも私が整理して言語化したものに含まれていました。じゃあ、言葉として、どんな風にしましょうね〜という話になり、そこで、「実はこんなの作ってみたんです」とメモを出し、提案。すると、「おお!全部入っている。いいですね!」と言ってもらい、その後、内容をみんなの話から出てきたワードに変換して、決定!パワポ資料も作成していたので、共有。その場でパパッと直し、アップして学年みんなで使ってもらえることになりました!

 

さて、再開初日。スタートの時間に、感染予防対策を踏まえた、基本の生活の仕方を話したあと、「2年生で大切にしたいこと」として、パワポを使って話をしました。

クイズみたいにところどころ、子どもたちが楽しみながら考えて、みんなで大事にしていくことを確認していきました。

そして、そんなふうに共通理解したことを、カラーで綺麗にA3でプリントアウトしたものを

スケッチブックに貼り、要所要所でいつも見れるように。

そこからは、日常的に、学年目標と、みんなで考えたその具体的な内容を、可視化して意識し、コツコツと毎日積み上げていっています。(まだ3日だけど)

このおかげか、子どもたちが安心した表情で、ゆるやかに日々過ごせているなあと感じます。

初めにみんなで「だいじなこと」を共有するって、まず、グランドルールをちゃんと確認する、ということ。

来週、みんながそろって登校するようになったら、クラス目標につなげていきたいと考えています。

そして、クラス目標のシンボルキャラクターも、作ってみたいな〜と思っています。

 

このあたり、様々な似ている先行実践はありますが、

今回は、『ティール組織〜マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現〜』の

第2部第6章「存在目的に耳を傾ける」のP343「だれも座らない椅子」に着想を得ています。ワクワクします!

 

※資料をご覧になりたい、という方は、紙飛行機のお問い合わせフォームからアクセスしてくださいね☆

 

次回は、第2位の、 

「より、「個(ひとり)のチカラ」にクローズアップ」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

『教科の一人学び「自由進度学習」の考え方・進め方』読書メモ!

愛知県知多半島の小学校で、こんなガチンコのすんごい実践が、なんと1980年代から実践されていた。
「自由進度学習」は、数年前からとても興味があり、不勉強なまま、一回だけトライして、すぐに自爆したのだった・・・。
その時にわかった(思い知った)のは、
「自由進度学習」を、その目的をきちんと達成するように実現するには、生半可な覚悟じゃダメだな!
ということ。
この本の著者の竹内さんは、なんと、初任から退職まで実に30年以上、「自由進度学習」を研究し続け、
しかも赴任先の先々の学校全体に普及させたすごい先生。
 
この本は、1年前くらいに購入したまま、積ん読されていたもの。
そして、今、休校期間中に、様々なことをグルグルと考え続け、試行錯誤中。
最近、学校再開後の授業・学校の在り方についての話が勤務校でも話し合われている。
そんな中、再開後の授業について妄想していて、ふとこの本を手に取った。
その背表紙、タイトルにビビッときた感じ。
 
まず、再開後の学校では、最近ニュースで見て衝撃的だったのが、教師と子どもたちの間にビニールカーテンのような
巨大全身シールドが設置されていたこと。
確かに、再開後は、子どもたち同士が肩を寄せ合って教え合ったり、グループワークをしたり、ということが制限される。
教師側の一方通行の講義形式の授業が必然的に増えるんだろう。その必要性も分かる。
でも・・・衝撃的だった。そうか、・・・これが現実なんだ!
 
また、休校中の課題について、家庭学習がなかなかうまくいかない、という話を多く聞く。
子どもたちが机に向かって学習できる時間が少ない、とか、親の言うことを聞かない、とか。
だから、先生がオンラインで双方向の授業をしてほしい!と。
 
こう言う話を聞くたびに思うことは、
「子どもたちにとって、学習は、受け身で、やらされるものである。苦行。」
と言うこと。
そして、それが、すごく根深いんだな〜と。。
「先生や友達がいないと、学習できない。」とは、そういうことだろう。
そして、これは、教育の問題点として、ウン十年も前から、言われてきていること。
 
「主体的に学ぶ子どもを育てる」
こんな文言が、一体、何年前から聞かれているだろうか。
私たち学校現場は、長いこと、それを目指して教育実践を積み重ね、今に至る。
のに、その結果、今のこの状況がある。赤面。苦渋。
 
一人で学び進める力。それを、身に付けることができていない。
しかも、再開後は、分散登校などから始まり、取れる時数も少ないだろうから、
家庭での学習もまた、重要になってくるんだろう。
授業では、教師や友達との関わりも制限され、協働的な学びは、あまり期待できない。
個別の学びが、とても重要になってくるんだと思う。
一人で学ぶ力が、大切になる。それを見据えた、学習計画・授業計画を立てていかなければいけない。
 
この本は、そのヒントがいっぱいに詰まっている!と思った。
竹内先生と全く同じようにやれる気はしないけど、
今の時代、状況、目の前の子どもたちの実態に合った形で、
かつ、これまで自分が学び、実際の授業で追究してきたことと かけざんしながら、
わたしなりの実践を模索することはできそうだと思う。
 
そして、「今」だからこそ、このような先進的な実践でも、受け入れられやすいかも、と思う。
前代未聞の事態。大きな工夫が必要とされている。そして、みんな模索中なのだから。
 
よ〜し!やってみよう!
また報告します。

対話の時間(道徳)「学校に来て学ぶのはなんのため?」

「学校に来て学ぶのは何のため?」で久しぶり!!に、対話の時間を行ないました。

 

「学ぶ」ことは一人でも、家でもできる。通信教育もあるし、家庭教師というものもあるし、近年はeラーニングでも個に合った学びができる。では、わざわざ学校に来て学ぶのは何のためだろうね?

こんなふうに始め投げかけました。

 

昨日の帰りにちょっと予告しておいたこともあり、子どもたちはハリキッて自分の考えを書き始めました。

授業開始前から椅子でクラス全員がサークルになり、サークル対話の場を作っていました。

 

その後「対話力をつける」カード(自作)で対話の評価規準を確認。進行表に沿って対話をスタート。

「多くの人と触れ合える」

「多くの人と学びあえる」

「ルールを学べる」

「いろいろな意見が聞ける」

「コミュニケーション能力が身につく」

「将来の役に立つ」

始めの伝え合いタイムでは以上のような意見が出されました。その後、さらにそこを深掘りしていきます。

 

しかし、深掘りするのに私の「質問」とか「問い返し」は必要ありませんでした。

子どもたちが次々と

「〇〇さんの意見に少し似ていて〜」とか

「〇〇さんの意見と少し違って〜」とか

「今思いついたんだけど、〇〇さんの〜という意見と繋がりがあるのですが〜」とか

「〇〇さんの言っていた〜に関連して〜」とか

「〇〇さんの〜という意見を聞いて、〜と思いました」とか

「話を聞いていて思ったことなんだけど〜」とか

もっと様々なバリエーションがあるけれど、そう言った発言が次々に出て、

どんどん深まりを見せていったから。(特に話型はありません)

私が立ち入る必要はほとんどなかった!

 

途中、少し整理したり、私が聞き逃した話をもう一度言ってもらうようお願いしたり。

詰まった時にペアトークを促したり。そのくらい。

 

そして、話は自然と、

「将来、社会に出て人と協力する力をつける。自立し、一人でも生きていけるようにするために、多くの人と一緒に学ぶ」

「下学年のお手本となるような6年生になるために、自分たちでルールの意味を考え、守れるようになりたい」

という方向に進み、収束していった。

・・・かに思えましたが、授業終了の時間が過ぎても、話したいという子が後を絶たず。

ある子が最後に、「なぜ友達を作るのか?」という問いをみんなに投げかけ、場がどよめいた!

それに応えたい子らが延々と話し続けそうだったので、半ば強制終了。次は「友達」についての哲学対話かな。

すごい勢いでその後、振り返りを書いていました。

 

 

それにしても。対話の時間は楽しい!

子どもたちがその場で考え、意見と意見をかけ算してつないでいく。

「ひらめいた!」という表情・声・空気。

似た意見でも、個々の使う語彙によって、様々に肉付けされていく。

厚みが増す。

発展する。

面白い。可能性を感じる。子どもが解き放たれる、という感じ?

一斉授業とは根本的に違う、対話の授業。

ワクワクします。

やはり、自分はファシリテーターをやりたいのかなあ・・・f:id:hiwahiwa3:20200124055038j:plain

 

「なぜ、大造じいさんは、残雪を打たなかったの?」サークル対話2回目

大造じいさんとガン「なぜ、大造じいさんは、残雪を打たなかったの?」サークル対話2回目。

 

昨日に続き、大造じいさんとガン、対話学習第2回目。

朝、黒板に、朝学習の時間にやることとして

「今日の問いに対する自分の考えをもち、メモしてね〜!」

と書いておきました。その際、昨日の模造紙を黒板に貼っておき、思い出して参考にできるようにしました。

 

子どもたちは、「対話だ、対話だ♩」と、そわそわ、楽しみにしているような、そんな様子を見せてました。今までにはない感じ。おお!昨年度みたいに、子どもたちが楽しみ出している、と感じました!

 

昨日の模造紙には、時間内には出なかったけど、ノートに書かれていた別の考えや、振り返りで書いていた新しい考えなどを書き足しておきました。

 

雨で外に遊びに行けなかったということもあり、興味深そうに模造紙を読んでいる子が複数。

「昨日より書き足したのわかる?」と聞くと、

「わかる!これでしょう?」ともう読んでいた様子。やったね。

 

朝の会では、1校時が対話の時間だったので、朝のサークルから椅子を出して対話の形になりました。

朝の会の先生の話コーナーで、昨日のみんなの振り返りや、発言はされなかったけど、書かれていた別の考えなどを紹介し、「違いの価値」について語りました。

 

ある子が、昨日の対話の時間で、伝え合いタイムで順番が回ってきたけれど、

「違うことを書いているかもしれない」

とパスしていました。

しかし、帰りに私のところに来て、自分の考えのメモを見せてくれました。

すると、みんなとは別の新しい視点で意見を書いており、

「これ、違ってないよ!」といったのだけど、

「みんなの考えと違うから・・・・」ともじもじ。もじもじ。

「違っていいんだよ。違うから面白い。違うことはいいことなんだよ!」と話しました。

でも、もじもじしながら帰っていったのでした・・・。

そんな彼女の考えを紹介することで、「違いの価値」を伝える機会をもてて、良かったと思います。

 

大造じいさんとガン、サークル対話2度目の子どもたちは、もうすっかり慣れた様子。

私が黒板の模造紙を取り替えて、今日の対話のテーマを描く間、

「自分の考えを見直しておいてね」と言うと、

次第に、自然とペアの子に考えを話し始め、ペアトークが始まりました。

おお!すごい。もう、待ちきれなくて話したくなってるのかあ〜・・・と、感じました。

 

私が準備を終え、「お待たせしました〜」と言うと、

よし!とばかりに身を乗り出す子、

ちょっぴり緊張した面持ちを見せる子、

ワクワク、楽しそうにしている子、

など様々な表情を見せた。

 

じゃあ・・・と始めると、勢いよく立ち上がり、どんどん意見が出され、

食い入るように聞く子、

興味深そうに耳を傾ける子、

聞いてるか聞いてないのかわからないような子(笑)などなど・・・

様々でしたが、

今日の発言する子たち(はじめは朝の会のペアトークのシェアの続きの人から輪番で15人)

は物怖じせずにどんどん自分の考えを話していました。

話し方にもだいぶ慣れた様子。しっかりYes,and~が定着してきています。

 

今日も、昨日パスしちゃった子に順番が回ってきました。

どうかな〜、と気にして見ていましたが、今回は堂々と発言していました!うれしかった〜。

 

他クラスで事前授業をしてもらった(校内研をやるので!)ことを元に、

想定していた子どもたちの意見のバリエーションは、瞬く間に出され、網羅されていきました。

その間、私はほとんど口を挟まずに、済んでしまいました。

 

「これは・・・もっといけるな。」と感じ、

はじめに一人一人が対話したい問いをノートに書いたときに、ある子が書いていた、

「打たなかったのは、おとりのガンを助けてもらったから・・・それだけなのかな?」

と言う問いを紹介しました。

これを機に、もうひと段階、深掘りしてみたくなったんです!

 

 

少し、考えさせましたが、「考えた!」という子がいる一方、「うーん・・・わからない!」と嘆く子も・・・

さあ・・月曜はここをどうやって深掘りしていくか・・・ちょっと、これも楽しみになりました。

 

 

「もっといける」と思ったことは、「この子たち、すごいな・・・」と思ったことと同じ。

「このくらい話せればいいな」という想定をすぐに達成してしまったから。

 

要因として考えられることは。

●「対話」の仕方を理解し、やってみたことで、安心して話せるようになった。

●Yes,and~が定着したことで、自分の意見が受け入れられるという安心感をもった。

●「話す人が話しやすい聞き方」をみんなで確認したことで、話しやすくなった!?(まだ聞き方がうまいとは全く思えないが)

●「違いの価値」を理解し、違いを楽しむようになってきた

●伝え合いタイムで、機械的に輪番で15人が話す、というシステムで、自信がなく、自分から立てない子、などの意見も公平に聞くことができる。発言の機会の保障。

●多様性を感じ、考えがどんどん広がって行ったり、新しい考えに触れ、触発されたりすることへのワクワクが生まれている

 

さらに子どもたちの様子を見つつ高めていこう!

「大造じいさんとガン」 サークル対話スタート〜!

 
かねてより、道徳や、国語の「話す聞く」の単元やでスタートしていた対話指導。
ちょぴっとずつ、積み重ねてきて、少しずつ、力がついてきたかな!?
 
5年生の国語の、「大造じいさんとガン」、こちらも往年の名作! で、サークル対話を始めました〜。
 
まずは、子どもたちの実態や、これまで自分が学んできたことをもとにして、「対話の進め方」と「対話力をつける!」のルーブリックを作成し、子どもたちみんなで共通理解しました。
 
少し前から、これをもとに、さらに対話学習の指導事項をバージョンアップさせながら、週1くらいで対話学習を行ってきました。本当はもうちょっとやりたかったけど、なかなか多忙で、スケジュールに入れられず・・・なんとかかんとかここまでやってきた感じ。
 
先日の学年会で、校内研の事前授業についてや、校内研の方針を話し合う際に、私が作成した「対話の進め方」と「対話力をつける!」のルーブリック(表裏一体にしている)を紹介したところ、ありがたいことに学年の先生たちにとっても興味を持ってもらいました!嬉しかった〜。そして、事前授業で各先生方に活用してもらい、今日に至っています。
 
そうそう。クラスで、「大造じいさんとガン」で近々研究授業をするのです・・・!
とうとう、来週の火曜が、うちのクラスの研究授業。今日、その前段階として、サークル対話をスタートさせました。
 
子どもたちが作った対話の問いの1つ目は、「大造じいさんや狩人さんたちは、どんな気持ちで狩りをしているんだろう?」。
3〜4人の子が、同じような問いをノートに書いていました。
これは、大造じいさんの人柄に触れることのできる問いになるかなと思い、1つ目の対話のテーマに設定したのです。
 
 
授業ではまず、ルーブリックで目指す対話について復習。
次に、以前みんなで話し合った、「話す人が話しやすい聞き方」を簡単に復習。
そして、対話をスタートしました。
 
「対話の進め方」に沿って、私がファシリテーターとなり、サークル対話。
昨年度のごんぎつね同様、机なしの、椅子だけでサークルになった形。この形は、子どもたちからリクエストが上がったものです。この形の方が、みんなが近くて、話しやすいって!
 
対話は、これまでの練習の甲斐あり、なんとか軌道に乗りました!
クラスの実態として、あんまりワイワイしない大人しいところがあり、その辺は、緊張感みたいに現れた時もあったけど、次第に場もほぐれ、対話に引き込まれている姿が見られるように。
私はごんぎつねの時同様、必要以上は口を挟まず、論点整理のためのファシグラに徹しました。
こちらも子どもたちの希望があり、みんなの意見をちゃんと書くようにしました。
 
一番盛り上がったのは、
「大造じいさんは、何度もチャレンジしてきて、その度に技術を磨いてきた。だからこそ、自信をもって狩りをしているんだ。」という意見。場がどよめいた!
その他にも優れた意見が出て、広がりを見せました。
 
うーん、これだよ、これ。対話の面白さ。子どもたちの力はすごい。まさに多様で、だからこそ学び深めることができるんだ。
 
次から次へと子どもたちの話が途絶えず、あっという間に45分間。
 
振り返りでは、
「対話が一段、レベルアップした。面白かった」
「対話がこんなに面白いんだと思った」
「みんなの意見が良かった。自分も次は自主的に立って発言したい」
のような声が多数!
おお、そんな風に面白さを感じてくれたんだ!とめっちゃ嬉しかったです。
また、対話の中で出てこなかった新しい考えも続出していました。
これは、昨年度なかったこと。興味深い!
いいスタートが切れたな〜と思いました。
直後の学年会(授業は6校時)で、板書を見ながら、今日の子どもたちの様子について話しました。
そしたら、先生たちが、
「明日、授業見にきてもいいですか?どういう風にしたら、こんなに意見が広げられるのか、見たい」
と言ってくれました。嬉しかった〜!
 
公平に意見を言える場を設定し、保証することの大切さ、を今日は一番感じました。
控えめで、他人任せな、空気を読んでるつもりで読めていない子どもたち。
自信がないんだ。だから、自分から意見を言える子は少ない。
だからこその、公平に、意見を必ず言える場の設定が、意味をなす。
多様さを生かす。多様さで学ぶ。多様の面白さ。
ここに強烈にビビッときてます!
 
次は、大定番の、「大造じいさんはなぜ、残雪を打たなかったの?」です。
楽しみです〜!